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IS―事務員ですが、何か?―

作者:雪狼
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え?アリーナ開けるんですか?

 
前書き
久々の更新お待たせしました。 

 
「え?アリーナの使用許可ですか?」

「そうだ。」

今、私こと犬林蓮は織斑先生に何故か入学そうそう一年のアリーナ使用許可を取るよう言われております。

「それはまあいいですけど、一体どうしてですか?」

こんな時期に一年がアリーナの使用許可なんてあったかなーとか思っていましたが、今回もまた、彼のせいだとはこの時は思ってませんでした。

「今日クラス代表を決める時に織斑が推薦されたのだが、そこで問題が起こってな」

「問題ですか?」

あの織斑先生が担任をするクラスで問題を起こすなんて、なんてバカなことをするんだろう。出席簿で叩かれたいんだろうか。私でも物凄く痛いのに。

「ああ。それと今何か失礼なことを考えただろう?」

「いえいえ、そんなこと考えるなんてできないですよ」

毎回思うのですが、何故私の考えてることがわかるんだろうかこの人は。

「まあいい。そこでオルコット、イギリスの代表候補生が文句を言ってな。一年間屈辱でたまらないと。そこで日本を貶して織斑が激怒して言い争いに発展。そして決闘で決着をつけることになってな。だから一週間後のアリーナの使用許可をして欲しい。」

…またか、またなのか。一日経たずに問題を起こすのか織斑一夏!

「また彼ですか…。まあ一週間後は丁度空いてるので問題はないですけど今年入学した織斑君といい、イギリス代表候補生といい、なんでこうも問題ばかり持ってくるんでしょうか。」

いやほんとに。織斑君の専用機開発のために倉持技研が作成を始めたせいで元々開発していた打鉄二式は開発ストップ。このことを打鉄二式の完成が遅れることを報告しに行った時の更識さんの顔はもう悲しそうで見てるこっちが虐めてるみたいでもう涙でそうだったんですよ。

「そうだな。全くあの馬鹿はどこまで人に迷惑をかける気なんだ…」

そんなこと言いつつ満更でもなさそうな表情の織斑先生。

え。ちょっと待って。自分の弟さんには甘いのこの人。あの噂は本当だったのか?織斑先生が男を作らないのは実は弟に惚れてるからといううw「ほう。そんな噂が流れていたのか」

メキ←私の頭がアイアンクローを受けて出た音

「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?またですか!?またなんですか!?私何も言っt「ほう、口に出していたのにそんなことを言うか。」ぐえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」

く、口に出していたのか!?何くつばしっているんだよ私!

「ゆ、許してください!謝りますから!」

「まあいいだろう」

そう言ってアイアンクローから開放してくれました。

よかった、今度は音がならなくて。

「ま、まあ弟さんのことは置いておいて。イギリス代表候補生ももうちょっと自分の発言に責任を負うべきですよね。」

「全くだ。自分の不用意な発言が国際問題に発展するということを理解していないのか。」

本当ですよ。豪州の代表候補生や米国の代表候補生はしっかりそのあたりを理解しているというのに。

「といりあえず、イギリスにこのことについて報告しておいて欲しい。頼めるか?」

「いいですよ。それが仕事ですし。」

なんだか久々に事務員らしいことをしてるような気がする。

「頼んだぞ。」

そう言って織斑先生は事務室から去っていきました。

さて、早速報告書でもPiriiiiiiiiiiii

ん?国際電話?こんな時に?

「はいこちらIS学園事務室。」

『失礼します。私はオルコット様のメイドのチェルシーです』

へ?オルコット?それって確か問題発言をしたイギリスの代表候補生の苗字では?

「そのチェルシーさんがなんのようですか?」

『いえ、今日お嬢様がした問題発言ですが、報告しないでいただけないでしょうか?』

ゑ?

「すみません、今なんと?」

聞き間違えですよね。だって今日起こったことをもう知ってるはずが

『今日発言した日本を侮辱したような発言の報告をイギリス政府に報告しないで欲しいのです』

聞き間違えじゃなかったあああああああああああああああ!

「な、何言ってるんですか!出来るわけないでしょう!」

流石にこれに目をつぶるわけには行かない。流石に不味すぎる。

『お嬢様は両親が残した遺産を守る為に必死になって代表候補生になったんです。もし代表候補生から下ろされでもしたら後ろ盾がなくなって一瞬で食物にされてしまいます。』

「たとえそんな理由があっても無理です!」

どんな理由であれ代表候補生クラスの発言は国際問題になりやすいのだ。こればかりは報告義務があるため無視することができない。

『そうですか。ならもう奥の手しかないですね』

「奥の手っていったグフ」

次の瞬間、私の意識は闇に落ちていった。

そして闇に落ちる前に見たものは、フリフリのエプロンの端だった。









結局意識を失う前後の会話のことを覚えてなく、ただアリーナの準備だけしていたのでそれだけが受理された。

そしてセシリア・オルコットに対して問題発言の追求はイギリスでは行われなかった。 
 

 
後書き
なんか無理矢理感があるような 
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