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天才少年と電脳少女

作者:ザクロ
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EINrevenge

俺たちは奈菜がいるであろうと思われる場所に向かっていた。
場所は、ここ、電脳世界の中心。この中心にはすべての情報が集まる。そこにならいてもおかしくないと、いろはが言ったのだ
だが、そう簡単な道のりでないことは、俺だってわかっていた
そこに向かうまでのたくさんのトラップ、言えば、ダブルフィンガーやクアトロのように、俺たちに襲い掛かってくるものがたくさんあるのだ
でも、電脳世界の中心への生き方はただ一つ。ほかの道を通ることはできない
そんな俺たちに、また敵がが襲い掛かってきた。だが今回のは、さっきまでのとは違った
「ようこそ、我が、電脳世界へ」
そう、そこにはあの奈菜を連れ去ったアインだった。アインは眼鏡を少し上げ、さらにこういった
「君たちの目には、僕は前と同じ姿に見えるかもしれないが、僕は進化した。見よ・・・・」
アインは両手を前に出した。すると、さっき倒したはずの、ミス・クアトロやダブルフィンガー、そして、ギブミーファイブの三人が現れた
「僕はこうやって3人を呼べるようになったのだよ」
アインは、ニヤリと笑った。だが、ヘキサゴンは、何かしらの異変に気づいていた。実際、俺も、少し気が付いていた
「あいつら、生きてる感じがまるで感じられねぇ・・・・」
ヘキサゴンは俺の耳もとでささやいた
「同感だ、さっきの奴らとはまるで違う」
俺も、ヘキサゴンの耳元でささやいた
「アバターの可能性が高い、一回俺に攻撃させてくれ」
「あぁ」
そういってヘキサゴンは、六角形の輪を取り出し、三人に向かって投げた
スパスパスパッ!
どうやらナイフのようになっているらしく、三人は見事に二等分にされた。本来、ここにいるのは意識だけのため、このように切断されると、データのちりとなって、一回は消えて、しばらく戻らないのだが、アバターの場合は違うらしい
サラサラサラサラッ・・・・・・
データのちりとなって消える3人。だが、アインは笑ったままだった
「いっただろ、僕は三人を呼べるようになったと」
そういった、アインの手から、3人はまた現れた・・・・・  
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