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チン世界の月。変態として生きていく為にー全年齢向けバージョン

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なんかジャンプ作品みたいになってきた

 
前書き
予め補足
鏡太郎ってのは読みきり時の主人公キャラです  

 
とりあえずパンツだけ履いてみました

ズボンって意味のパンツでは無くリアルにパンツです。日本語の発音って難しいよね。普段はボクサーパンツ派の僕だけど生えかけのパイパンが痒いので最近はトランクス派です。

通気性に優れてるのは良いんだけどトランクスの弱点はそのまま座ると隙間から中身が見える事だよね。
その為高校時代の体育の授業の時にはブリーフを履いて来ないなんて言う本当に訳の分からない不文律があったりした訳だ

教師曰く「体育座りさせると短パンからお前らの毛の生えたタコ焼きが見える!俺はそんなの見たくない!!だから体育でトランクスは認めない!ブリーフを履け」

まあ、言いたい事は分かるから概ね同意と言うべきかな。高校時代に唯一教師の意見に同意した瞬間だよ。理不尽な気は若干するけどね。


余談はさて置きましてですね、そんなこんなしてる内にいつの間にかミサが着替え終わってましたよ。格好がつかないから僕は開き直ってパンチ一丁のままだけどな。男らしいだろ!

「それでリューク、その鏡太郎とやらは誰なんだ?」

パンツ一丁のままベットに腰かけて足なんか組んで格好つけて喋ってみましたよ。

世界広しといえどもパンツ一枚のままでこうも美しくかつ
スタイリッシュに決めれるのは僕か寄生獣のゴトウさんくらいだな。

「パンツだけの男がドヤ顔するなよ・・・まぁ質問には答えよう、鏡太郎ってのはまあ簡単に言えば月の前の俺の契約者だ、でも前ってのは正しくないか、現在進行形でまだ俺の契約者だしな。一応は・・・リンゴが美味いぜ」

「どういう事だ?契約者って事はまだ僕のしらないノートが存在するのか?」

「まぁそういう事だな一応は、そしてあいつが持ってるのはこの俺様のオリジナルのノートだ。やっぱりリンゴが美味いぜちきしょう」

「オリジナルのノート?」

ミサが先ほどのギシアンタイムで乱れた髪を直しながらリュークに問う。こういう時の女がいつもより可愛く見えるのは僕だけじゃないはずだ

「そうオリジナルだ。俺はノートを合計3冊所有している
事になっている。一冊は今、月が持ってる奴で元々別の死神が持ってたのを勝手に借りた奴だ。ちなみに返済予定は無し、永久に借りておくつもりだ。リンゴが美味いし」

それって盗んだって言わないかリューク?永久に借りておくってお前はジャイアンかよ

「余談だが俺は死神界の郷田剛って呼ばれている。意味は知らないけどな。リンゴが美味ければそれでいい」

ああ・・・そう、まあお前はフリーダムかつ暴若無尽だからお似合いだよ。ストライクと良いフリーダムと良いあの手の奴は碌な奴がいないな。フリーダム、ダメ、絶対。
でもミリアリアは俺の嫁な。魔乳さんの乳も捨て難いけど


「で残りの2冊だが、1冊は死神大王のジジイを騙してもらった物で俺が自分で持っている。他の死神も含めてこれを俺のノートと思ってる奴が多いが違う。俺の本来のノートは最後の1冊、オリジナルのノートでもある奴だ。此は死神の誕生と同時に存在が作り出されるノートって点では通常のノートと同じなんだが、オリジナルと呼ばれるだけにその中でもちょっと特殊な奴なんだな。ちょっとリンゴ食うぞ」

「特殊なノート??レムが持ってるノートはオリジナルとは違うんだ?」

「皆がオリジナルのノートを持ってる訳じゃないんだな、まあ俺みたいなエリートにしか与えられない特別なノートなんだよ。よし美味いリンゴだ」


エリートってのは嘘だろ。毎日リンゴ食べてるだけじゃないかお前

「なんだよその月のジト目は?まあエリートしか持てないってのは嘘だけど特殊なノートなのは本当だ。色々理由があるんだよ・・色々な。そしてこの俺に所有権があるオリジナルのノートは俺では無く鏡太郎が持っている。これがややこしい所だが所有権は確かに俺にあるが、あいつにもあるんだ。人間的に言うならいわゆる共同所有って奴だな
。ああこのリンゴも美味い}

「共同所有?そんな事は出来ないだろリューク?」

僕の質問にそれまでの笑みを消して珍しく真面目になった。こいつのこんな真面目な顔見るのかなり久しぶりだ


「月、昔デスノート使った人間は天国にも地獄にも行けないと言った事を覚えてるか?」

「勿論だ。その覚悟を持った上で僕はデスノートを使ってるんだから」


僕の返事と同時に沈黙が時間と空間を支配した。まるで時が止まったかの錯覚を覚える位リュークは身動きしない。聞こえるのはミサの甘い溶ろける様な呼吸音と僕の何時も通りに聞きあきた鼓動だけだ。

長い長い時が永久に止まったかの様な沈黙だった。気が付けば既に真夜中と呼ばれる時間になっている。ミサとギシギシアンアンした時間が思いの他長くて時間の存在を忘れていたとは言え此にはビックリだ。まあ時が本当に止まってしまったら困るけどね。しかしLなんかそろそろ時間的に死後硬直が起きても良い筈なんだけどな。気の所為かまだ血色良いけどさ。

しかし今夜はやけに静かだ。元々閑静な住宅街であるから夜も静かな物だけど今日に普段は聞こえてくる車のエンジン音や犬の鳴き声なんかの生活音までもが聞こえてこない


リュークの沈黙はまだ続いてる。自分から質問しておいて失礼な奴だとは思うがリュークにしては悩んでる雰囲気があったから黙っておいた。

こんな一人京劇みたいなリンゴDQN死神でも葛藤とかあるんだろうな。それが珍しかったから観察してみたいって気持ちも強いんだけどね。ミサは僕ら二人がずっと黙ってる所為か最初所在無さげにして髪の毛を弄ったり雑誌を呼んだりしていたが諦めたか飽きたかしたらしく今は僕のベットの中で寝息を浮かべている。アイドルと言っても寝顔はあどけない物だ。起きてる時のミサは恐いけど寝顔は素直に可愛いと思うさ。




どれだけそうしていただろう。東の空がうっすら明るくなり始めた頃リュークが遂に口を開いた。その目には最早葛藤の色は無く決意を宿した色に見える。

「太郎は・・鏡太郎は一度死んでいる。それ故俺は契約相手とは言えあいつを常に見ている必要は無いし、オリジナルのデスノートも俺の所有物でありながらあいつの所有物でもある不思議な状態なんだ。鏡太郎は人間でありながら人間じゃなく勿論死神でも無い希有な存在なんだ。あいつの事は死神界のみならず俺らの側の世界全体でも最大のタブーなんだ。そうタブーなんだよ・・・すまんちょっとリンゴ食わせてくれ」

「リューク良く分からない。どういう事だ?」

「天国も地獄にも行けないデスノートを使った人間が死後どうなるか俺も知らない。他の死神も知らないし死神大王のジジイですらも知らないと思う。だが鏡太郎はそれを知っている。分かるか月?あいつは人間はおろか俺ら死神ですら知らない、いや知ってはいけない事を知っているだ。そしてこれはあくまで俺の予想だがレムが死神の殺し方を知ってる様に鏡太郎は死神が何故生まれるかを、そして何故存在しているかを知っているかもしれない。」

死神が何故生まれるか、何故存在しているかだと?
リュークの言葉は僕を思索の海に叩き込むのに充分すぎる物だった。
長い長い思索の時間に今度はリュークが僕の沈黙を待つ形となった。

リュークの投げかけた言葉から導き出される答えはそんなに難しくない。結果はすぐに出たのだがその導き出された結果を最初僕は否定し僕は恐怖し戦慄し言葉を失ったのだ


幾度もかぶりを振り否定しようとするがそれは無駄な努力と言えた。どれだけ否定しようとも考えて出る答えは一つにすぎなっかた。長い逡巡の果てそれでも覚悟を決めた僕はリュークに伝える。それを言えば後戻りする事が出来なくなるかもしれない言葉を

「リューク。その鏡太郎に会わせてくれ。」

その言葉は予測されていたのだろう。リュークはすぐに答えを出してくれた。


「ああいいぜ。向こうも月と会いたがっている。だが後悔はしないか?なんとなく分かってしまったんだろ?」

「何を今更、何時如何なる時でも僕のチン世界への決意と情熱はは変わらないんだよ。例えどうなってもそれはやり遂げて見せるさ。リューク此処は改めて言おうと思う。良いかよく聞け、僕はチン世界の神になる!!」


リュークが笑顔になった。何時もの嫌らしい人を小馬鹿にした様な笑みでは無く本当に心からも笑顔だ、こいつこんな笑顔も出来たんだなと変に感心する


「今まで真面目な話してたのに結局それかよ。だがなんか月らしいな、俺も難しく考えずにちょっと気楽に行く事にするわ。とりあえずこのリンゴ食おうかな。」


「リューク、お前がどう思おうが僕たちはもう運命共同体なんだ。だから・・・頼むぞ相棒!」

「相棒か、尻の穴が痒いけど良い響きだな。やっぱり月は面白れぇわ。こっちこそ頼むぜ・・・なあ相棒?」

僕たちは微笑みを浮かべあう。僕が予測して出した答えは残酷な物だと思う。自分がその運命に運命に対して抗がうのか受け入れるのかは分からない。分からないが、この相棒がいる限り僕は前に進めるだろう。








「実に美しい友情です。出来るなら私も一緒にお邪魔したいのですが?」






うん?




気の所為かLの声が聞こえた様な
しかもなんかリュークとの会話聞こえてる雰囲気?

アレ?それって色々変じゃね?


・・・・・幻聴だな

そうだ。そうに決まってる。いきなり生き返るなんてファンタジーな展開になる訳ないよな、ましてやさっきまでシリアスだったのにそんな展開になる訳ないだろ・・・?


「残念ながらそんな展開になると思います。だってジャンプ作品だし」



うおっ! 
またLの声がした。しかも読心術まで身につけてるとか勘弁して下さいよ先生

ハハっそんな訳ないだろ、Lならそこに死体で転がって・
・・・






アレ?いない?

「天龍呼吸方です。」

そんな声が背後から聞こえてきましたけど・・・オイちょっとまて一言言わせろ

そんな北斗神拳な理由で生き返るとかOKなのか?さすがに無しだろソレ
(南斗でも天龍呼吸方使えるけどそこは割愛する。てゆーか気にしたら負けだ。収集が付かなくなるし)

いくらギャグでもそれは・・・ないだろ?
むしろ今までのシリアスな展開はなんだったんだよ・・・


「深く気にしたら大人になれませんよ。これはそんな作品なんですから、諦めて下さい」


やっぱりLがそこにいました。

ギャグとは言えどう見ても理不尽です。
本当にありがとうございます。 
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