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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第二十三話 甲冑乙女その八

 目の前の蜂女に襲い掛かる。そのフェシングをかわしながらだ。
 拳を繰り出す。彼女の闘いもはじまっていた。
 その中でだ。ヒデヨシはだ。棒を縦横に振るいだ。
 ジューシャ達を倒していく。瑞希達もだ。
 試験召喚システムの中でだ。ジューシャを複数相手にする。しかしだ。
 そのシステムの中でジューシャ達を薙ぎ倒す。そして言うのだった。
「あれっ、何かこれまでの戦いよりも」
「そうよね、こいつ等って」
 美波もだ。召喚獣で闘いながら言うのだった。
「オルフェノクやワームよりもね」
「弱いですね」
「ファンガイアとも全然違うわ」
 てんで弱いというのだ。
「楽勝に近いけれど」
「どういうことなんでしょうか」
「戦闘員だからよ」
 いぶかしむ二人にだ。光の腰のところにいるキバーラが話してきた。
「だからなのよ」
「戦闘員というと何か」
「雑魚ってイメージがあるけれど」
「そうよ、雑魚よ」
 まさにそれだというのだ。
「この連中は雑魚だから」
「だから弱いんですか」
「こうしてあっさりやっつけられるのね」
「そうよ。この連中は気にしなくていいわ」
 キバーラは述べる。そしてだ。
 その戦いの中でだ。ローズはだ。
 炎を出してジューシャ達を退けながらだ。そのうえでだ。
 怪人達にも向かう。彼女が向かったのは。
 トカゲと人の合成怪人だった。右手にはギロチンがある。その怪人を見て言うのだった。
「これって何か」
「名前がわかったのかしら」
「ギロチントカゲ?」
 こう霧島、仮面ライダーファムに述べたのである。
「それかしら」
「そいよ、それそのものよ」
「ギロチントカゲって」
「そいつはデストロンの改造人間よ」
「デストロン?」
「スサノオが昔操っていた組織の一つよ」
 ファムはローズにわかりやすく説明する。その中でだ。
 白い剣を横薙ぎに、駒の如く動き。
 そうして敵を倒しながらだ。ローズに話すのだった。
「仮面ライダーブイスリー、ライダーマンと戦った組織よ」
「それがデストロン」
「その怪人がいた組織よ」
「何か不吉な名前」
 すぐにだ。ローズはそれは察したのだった。
「そんな組織もあったの」
「そうよ。けれどその他にも敵の組織は存在していたから」
「ファンガイアやデストロンの他にもなの」
「このことも覚えておいてね」
 こうローズに話すのだった。
「よくね」
「わかった。じゃあローズ今は」
 とりあえず今はどうするかというと。
「この戦いに勝つ」
「そういうことよ。まずはね」
「勝って生き残って」
「話はそれからよ」
 ファムも話してだ。そうしてだった。
 彼等は敵を倒していく。モトナリ達もそれは同じだった。
 モトナリは木と木の間を縦横に飛び回りだ。
 その手にある爪で怪人もジューシャも倒す。そうして言うのだった。
「うち等でも戦えるけえ。忘れたらあかんなあ」
「そうぜよ。我等とて」
「ひとかどの武士ばい」
 モトチカは斧を振るいソウリンは砲撃を行う。そうしてだ。
 彼女達も戦っていくのだった。
 そしてだ。マサムネもだった。剣と格闘術でだ。
 戦っている。その中でヒデヨシに言うのである。
「大丈夫ね」
「はい、いけます」
 棒を振るうヒデヨシもだ。毅然として返す。
「これならです」
「そう。けれどね」
 それでもだと言うマサムネだった。そのうえでだ。
 二人で背中合わせになりだ。群がる敵達を見てだ。
 そうしてだ。またヒデヨシに言うのだった。
「この戦はね」
「はい、負けられませんね」
「ええ、絶対にね」
 それはできないというのだ。
「これはそういう戦よ」
「本当にそうですね」
「だからこそ余計に」
 マサムネの左目が光った。そうしてだった。
 より強い言葉になってだ。言ったのだった。
「勝つわよ」
「はいっ、それじゃあ」
「私が見たところだけれど」
 今二人の周りにいるのはだ。
 
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