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IS  ~インフィニット・ストラトス 漆黒と純白と紅の狼~

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始めよう

新たな世界に旅立つ為に、俺が立ち寄る場所がココ、“神の領域”だ。
ここには、文字通り“神”が居るはずなんだが………居ない。
つーか、あちこちに一昔に出て来そうなエロ本が落ちてると言うのはどういうことだ?


「オイ、クソジジィ! さっさと出て来い! さもなくば、この辺の雑誌捨てんぞ!!」


まー、こんな脅しで出てくるワケ……………


「ま、待ってくれ! 今出るからちょっと待ってくれ!!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・。
出て来ちゃった。
どうしよう、この空気………気まずい。


「お主も酷い奴じゃな。この辺の雑誌はプレミアム物ばっかなのじゃぞ?」
「知らねーよ。ほら、次の物語は?」
「作者が一度、断念した作品………“IS”じゃ」
「ちょっ! メタ話すんなよ!!」
「事実じゃからしょうがないじゃろう」
「あ、作者があまりのダメージに血ィ吐いてるぞ?」


まぁ、作者も一度苦しむべき、そうすべき。


「でも確かそこって、女じゃないと動かせねぇんだろ? 俺が行く意味なくね?」
「お主の為の専用機を創っておるし、そういう風に手配しておる」


あぁ、俺の反論は無視ですか、そうですか。
つまり、俺に拒否権は無いと。


「お主の機体名は“双響狼”。ここまで言えば、分かるな?」
「ハイハイ、カム・オルガロンとノノ・オルガロンがベースの機体か」
「“雄響狼”時は漆黒のように黒く、背中には銀色のたてがみ。“雌響狼”時は純白のように白く、背中には金色のたてがみ。ちなみに“雄響狼(カム・オルガロン)”はパワー型で“雌響狼(ノノ・オルガロン)”はスピード型じゃ」


そこまで忠実に表すのかよ。


「第二形態時は?」
「お主の中の存在とリンクする。あとのお楽しみと取っておいてくれい」
「了解した。あとは、能力か」
「『七夜』と“真紅の執行者”、不老不死はデフォじゃ」
「う~~~ん、なら、後はKOFのルガールのスタイルだけでいいかな」
「ふむ、今回は少なめじゃな。おお、そうだった。忘れる所じゃった」
「何がだ?」
「お主の為に“IS”戦でも対人戦のどちらでも使える武装じゃ」


ジイサンが杖を叩くと、一瞬だけ目が開けないほどの光量を出した。
そして、そこにあったのは巨大で極長の大剣だった。


「名は天狼月牙。こいつの性能は月の満ち欠けによって、性能も姿も変わる。満月なら、一撃、一撃が強力になるがその分、扱いにくくなってる。半月なら威力とかが軒並みだが、扱いやすさに特化してる。三日月なら、高速戦闘でも扱えて、さらに戦っていくうちに威力が増していく。そして、最後に新月は最初に挙げた三つの特性を上手く綺麗に生かした状態で様々な特殊能力が使えるようになっておる」
「これ、どうすりゃいいんだ?」
「普段は“IS”戦がメインじゃから、お主の“IS”に突っ込んでおくとするかの。ちなみ、お主のISの待機状態は首飾りじゃ。黒い牙と白い牙の首飾りという風にしておいた。そちらのほうが楽じゃろ?」
「まぁな。それなりにお洒落だしな」
「では、頑張って物語を楽しんで来い」
「へーい。……って、また穴に落ちるのかよッッ!!」


俺の立っていた場所には大きな穴が開いていた。
大人が500人いても悠々と大きな穴だった。
もう抗う事が面倒になってきたので流れに沿って、身を委ねることにした。 
 

 
後書き
説明文に書いたようにも、『すぴばる』に投稿していたものです。 
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