黄金バット 第六十九話 メンインブラック本物の勇気
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第二章
逃げてしまいました、これには誰もが呆れました。
「何だあいつ等」
「日本を守れっていってあれか」
「結局向かえるのは弱い相手だけか」
「昔はタチの悪いいじめっ子だったっていうし」
「迷惑系だったしな」
「差別を煽っても」
「抵抗できない相手だけだったんだな」
皆彼等の正体がわかりました、もうその姿は何処にも見えません。ですが魔人はまさに彼等の前にいるのです。
それで皆武器はなくとも身構えました。
「俺達はあいつ等と違うぞ」
「この街は俺達の街だ」
「魔人が何だ」
「戦ってやる」
「そして退けてやる」
こう言って魔人を囲みます、実は彼等の誰もがとても強い超能力を使う魔人に勝てると思っていません。ですがここで魔人をどうにかしないと愛する奈良の街が破壊されてしまうのです。
だからこそ勇気を出して向かおうとします、ですが。
魔人がいる場所のすぐ近くのビルの屋上からでした、突如として高笑いが起こりました。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「この笑い声は!」
「まさか!」
「黄金バットか!」
誰もが思わず声がした方を見上げました、するとです。
黄金バットがいました、正義の魔人は裏地が赤い黒のマントを風にたなびかせ両手を腰の横にやって胸を張り脚を開いて立っています、そうして高笑いをした後で。
颯爽と街に舞い降りました、そうして両手の掌から次々と衝撃波を出す魔人の攻撃をひらひらと蝶の様に舞ってかわし。
魔人に接近すると先が尖って端の方がダイアモンド型の黄金の宝玉になっている金色のステッキをフェシングの様に使ってです。
メンインブラックを攻撃します、悪の魔人は遠距離攻撃から突然接近戦を挑まれ忽ちのうちに劣勢になりました。
そして奈良の人達もです。
「黄金バットだけじゃない!」
「俺達もいるんだ!」
「俺達も戦うぞ!」
「黄金バット一緒に戦おう!」
素手でも魔人相手でも構いませんでした、皆勇気を出してメンインブラックに向かいます、黄金バットだけでなく周りを勇気ある人達に囲まれ向かわれんとしている魔人はこれはもう駄目だと思いまして。
苦々しいお顔になりそうして姿を消しました、こうして奈良の脅威は去りました。
「よし、やったぞ」
「魔人は去ったぞ」
「奈良の街は助かった」
「破戒されずに済んだ」
「俺達は勝った」
「魔人に勝ったんだ」
皆心から喜びました、そうしてです。
黄金バットが両手を前に出して何処かに飛び去っても手を振って見送りました、誰もが黄金バットに感謝して自分達の勇気を誇りに思いました。
ですが我先に逃げ出した差別を煽る愛国の人達はです、そのとてもみっともない姿を皆に見られインターネットでも流されまして。
これが愛国者様という差別主義者の正体なのだと皆に知れ渡ってしまいました、そうしてそれから誰にも相手にされなくなり悪事もどんどんばれて警察に捕まってしまいました。皆これで奈良の街が奇麗になったと喜びました。
黄金バット 第六十九話 完
2026・5・31
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