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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第十八話 スサノオの罠その七

 雄二は楽しげな笑みになりだ。こう言うのだった。
「他にもどんどん来てるな」
「本格的な戦いのはじまりだから」
 翔子もこう言うのだった。
「こっちの世界の」
「よし、それじゃあな」
「まずは勝つようにするべき」
 こんな話をしながらだ。彼等は見かたの援軍を得た。その彼等はというと。
 入り口からゲームセンターに雪崩れこむ。そのうえでだ。
 既に変身しているライダー達がだ。ファンガイアに向かいだ。
 彼等を先頭にして切り込む。その中でだ。
 千姫がだ。薙刀を振るいつつ言うのだった。
 店の中を駆けていく。ゲームの台にもあがりだ。
 薙刀を縦横に振るう。そうして戦っている彼女の言葉は。
「入り口は誰が受け持ってるの?」
「又兵衛殿です」
 半蔵が千姫の問いに答える。
「それと久保利光さんです」
「そう、あの二人なら安心ね」
「はい、それじゃあ今は」
「中の敵を倒すわ」
 こう話してだった。千姫は舞を舞う様にしてだ。
 ファンガイアをその薙刀で斬っていく。そのゲームセンターの中でだ。
 英理子がだ。こうローズ達に話した。
「飛びなさい」
「えっ、飛ぶの!?」
「この中で!?」
「ええ、敵の周りを飛んでね」
 そうして戦えというのだ。
「力も接近して一気に使えばいいから」
「そうですね。そのやり方がありましたね」
 マルガは英理子のその言葉を聞いて納得した顔で頷いた。
「それなら」
「銃もこれはね」
 ビアンカは残念そうにだ。バズーカは引っ込めてだ。今は拳銃を出して言うのだった。
「こうしたチャチなものしか使えないから」
「けれどその銃あれよね」
「ファンガイアだって倒せるわよ」
 それができるというのだ。
「改造したのよ」
「やるわね。じゃあ私もね」
 英理子もだ。その手にあのステッキを出す。そうしてだった。
 戦いに入る。その中でローズ達はというと。
 それぞれ敵と敵の間、少し上を飛びだ。そのうえでだ。
 ファンガイアを撃つ。その攻撃は意外と効果がありだ。
 ファンガイア達を戸惑わせ倒しもしていた。サフィのその水もだ。
「あれっ、サフィ何か」
「強くなってるね」
「うん。何時の間に?」
 こう自分のすぐ下で戦うアイに答えるのだった。
「そうなったのかな」
「成長したんじゃないの?」
 そのせいではないかと返すアイだった。
「サフィもね」
「そうなのかしら」
「気付いていないうちに成長するものなのよ」
 アイもこう言いながらだ。素早い身のこなしで戦いつつファンガイアを倒していく。そうしながらだ。サフィに対して話をしていくのだ。
「人はね」
「人だからなの」
「そうよ。それは私も」
 見ればだった。アイのその動きもだ。
 これまでよりも素早く蹴りも威力がある。噛む攻撃もだ。
 ファンガイアを退けるに充分なものだった。サフィは水流でファンガイアを一人吹き飛ばしながらそのアイとの話をしていくのだった。
「ううん、人だからこそなの」
「そう言われた。英理子に」
「英理子になの」
「ビアンカにも言われた」
 彼女にもだというのだ。
「だからこれからも成長していく」
「スサノオはそうしたのも見ている?」
「その通りだよ」
 二人のところに紅が来た。彼はまだ通常の状態だ。エンペラーフォームではない。その通常の姿で拳や蹴りを繰り出して戦っている。
 そうして戦いながらだ。紅が変身しているキバが述べたのである。
 
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