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Fate 気まぐれ転生者の聖杯戦争

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前回の続き的な何か



メディア視点



「ここは・・・・・・・・・・・」

目が覚めた。どうやら寝ていたようだ。
・・・・・・・・・そうだ。私はワタシの記憶を見せられて・・・・・・・・・・・・・・・



『大丈夫だ』



『今は眠れ。一緒にいるから』





「っ//////」


ありえない。どうしてこんなにも気持ちが昂るのかしら。
ちょっと優しくされたくらいで。


トン!

となりを見る。


「んっ!!」

あの男が寝ている。しかも隣で!
起こさないように咄嗟に口を塞いだけど、どどどどうしよう!!

「・・・・・・(じぃー)///」

もしかして、本当に惚れちゃったのかしら。
あんなモノ見せられたのに。
でも・・・・・・・・・・・・・・・・

そう思いながら私は彼に寄り掛かる。

「今だけは一緒に」







流儀視点




ん・・・・・・・・アレ?寝てたのか、俺。

「やっと起きたの?」

声がした方を向くとメディアがいた。

「ああ、おはよう」
「おはようって・・・・・・貴方、もういいわ」

何故か呆れられた。いつも思うが俺は呆れられるほどおかしいことをしているだろうか。

「で、貴方結局何がしたかったの?」
「お前が欲しいと言っただろう。何度言わせる気だ」

怠そうに答える。
途端、メディアの顔が紅くなった。アレ?なんかフラグ立てたっけ?

「おい」
「(ビクッ!)な、何かしら」
「とりあえず自己紹介をしようか」

まだコイツは俺の名前知らないはずだし。

「そ、そうね。私貴方のこと知らないもの」
「じゃ、ちょっと待ってろ。あと2人紹介したい奴がいる」

そう言って俺は空間に穴を開けて中に入って行った






メディア視点



彼がどこかに行ってから言いつけ通り待っていた。そしたら彼は・・・・・・・・・・・女を連れてきた。
瞬間、悟った。あの二人は彼に惚れていると。
あちらも何かを悟ったようだ。そして呆れたような、諦めたような顔をした。
何となくわかる。『大変ですね』って思ったら『わかるかの?』と言いたげな顔をされた。
どうやら顔に出ていたようだ。
そしてもう一人の女性には『貴女もこれからこうなるのよ』と言いたげな顔をした。
どうやら私は本当に彼に惚れているようだ。名前すら知らない彼に。


「え?何だよ3人揃って変な顔しやがって」
『『『貴方(お主)のせいよ(じゃ)!』』』
「なにこの理不尽」

そんなの知らない。わかってやるものですか!

「じゃあ自己紹介しようか。
俺は統堂流儀。好きなことは面白い事、嫌いなことはつまらないこと、醜いことだ。一応世界最強だと自負している」

「次は私ね。私は孫権仲謀。いえ、蓮華。流儀のパートナーよ」

「ん?いいのか。真名を教えて」
「ええ。彼女とは永い付き合いになりそうだから」

「最後は我か。我はシルクロード・ブリュンスタッド。一応月の王をやっておる」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「おい!お前もなんか言えよ!」
「え!?ええ。わ、私はメディア。そうね、敢えて言うなら流儀に攫われた人かしら」
「あ!バカ!!!」
「「流儀!」」

仕返しよ。フフッ

「流儀。どういうことかしら。私は同意の上で連れてきたのだと思っていたのだけれど」
「もし手荒な真似をして連れてきたんじゃったら、どうなるかわかっておろうの」

「い、いや~出来るだけ丁寧に連れてきましたよ?な、なぁメディア」
「そうね。侵入者だと思って攻撃したら、体を雁字搦めにされて連れてこられたわ」

「「りゅ~う~ぎ~」」
「あ、死んだなこれ」


その日、流儀は無抵抗でボコボコにされたのだった。






流儀視点



「あ゛~痛ってぇ~。傷が出来たらどうすんだよ」
(朱い月落とされて傷が出来ないお前がそんなこと言うな!by作者)
「ん?今なんか聞こえたような・・・・・・・気のせいか」

とりあえず。


「お前、これからどうする」
「え?」
「だから、どうすんの。一応お前を攫った後お前の人形を置いておいた。世間的には騒がれてはいないだろう。
さぁ、これからお前はどうするんだ」
「ど、どうしよう?」

はぁ・・・・・・・・・・

「じゃあ選択制にしよう。一つ、このまま元の場所へ戻る。この場合は俺達との一切の記憶を消して戻ってもらう。
2つ。俺達とこのまま来る。この場合は、まぁ俺の女になってもらわなきゃ出来ん事だ。
3つ。一人で好きなところに行く。これなら歴史に残るようなことは出来ないようにギアス(呪い)を書いてもらう。

どうする?」


そんな、完全にわかりきった答えを俺は待つのだった。


「わかったわ。貴方達と一緒にいく。宜しく頼むわね」
「宜しい。じゃあ早速・・・・・・・・・・・」


残念ながらここから先は見せられない。




おまけ?

「流儀の女になるにはしっかりと守らねばならない事があるわ」
「そ、そうなの?ちゃんと私に出来ること?」

「勿論じゃ。知っておれば誰にでも出来る」

「それはね」
「それは・・・・・・・・」


『『流儀の女同士で争いをしないこと』』


「そ、それだけ?」

「ええ。以前こんなことがあってね」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「流儀は私のよ!ぽっと出が邪魔しないでくれる!!」
蓮華が剣を振る。

「流儀は我のじゃ!そっちこそ邪魔をするな!!」
シルクが魔術で硬化した腕で剣を防ぐ。

「何よ!私は常に流儀の隣にいたんだから!!」
ガンッ!

「だが流儀は我と一夜を共にした!!」
ドカーン!

「そんなの私だってしてるわよ!」

カン!      ギン!   キューー    ドーン!   ヒュ!   バリーン!

ドンドンドン!!!       バババン!!!      ギギギ      ガキーン!!


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「私のだ!」

「我のだ!」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「落ちよ!『月』」

『呉国を守護する不屈の剣』(南海覇王)


ドドォォォォォォォン!!!!!!!

「やぁぁぁぁぁ!!!!」

「はぁぁぁぁぁ!!!!」








「いい加減にせんかーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」







『ズガァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


『『・・・・(汗)』』

「これ以上そんな醜い争いをするのなら・・・・・・・・・・・・・・・・・お前らなんていらない」

『『や、やめます!即刻辞めさせて頂きます!!』』
「宜しい」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「・・・・・(汗)」

「あの時は月がふたつに割れたかと思ったわ」

「あの時ほど自分が死ぬと思ったことはない」


『『だから絶対に喧嘩はしないように!』』

「わ、わかったわ」

(人類最強って嘘じゃないわね)


 
 

 
後書き
メディアヒロイン化!
そしておまけの過去編セットでした。
どうでしょう?自分としてはこのメディア編2つはかなりいい感じに仕上がったと思っています。

では、引き続き技を募集してます。 
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