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オズのエマおばさん

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第五幕その八

「このことも評判なのよ」
「それは当然だね」
「実際のことだしね」
「それじゃあね」
「木々も空気も楽しむことだね」
「そうしましょう、ほら見て」
 ここで、でした。ドロシーは。
 自分達の傍の木の一本を指差しました、するとそこには二匹の野兎がいました。
「兎がいるわ」
「そうですね」
 カルロスもその兎達を見て言いました。
「あそこに」
「栗鼠もいますね」
 ジョージは自分達の木の枝を見て気付きました。
「あの生きものも」
「あれは狐ですね」
 神宝はその生きものを見付けました。
「僕達の方見ていますね」
「あそこにいるのはアナグマですね」
 ナターシャは今その生きものを見ました。
「あの生きものもいるんですね」
「キツツキもいますし」
 恵梨香は自分達の傍の木の一本にこの鳥を見ました。
「色々な鳥がいますね」
「そうでしょ、この街の公園は何処もこうなのよ」
 ドロシーは五人に微笑んで言いました。
「自然も豊かなのよ」
「森の中にあるみたいに」
「街の中でもですね」
「こうして色々な生きものがいて」
「自然豊かなんですね」
「そうなんですね」
「それで妖精の人達もいるから」
 彼等もというのです。
「それでね」
「そうしたことでもですね」
「素敵な場所なんですね」
「妖精の皆さんもいる」
「そのこともあって」
「尚更ですね」
「そうよ、だからね」 
 それでというのです。
「こうした自然も楽しんでね」
「こんなに緑豊かな街なんて凄いですからね」
「だからですよね」
「もう是非ですね」
「楽しむことですね」
「そうすべきですね」
「そうよ」
 まさにというのです。
「是非ね」
「あら、野苺もあるわね」 
 おばさんは公園の中にこの果物を見付けました。
「果物もあるのね」
「そうよ、野生の桃や林檎の木もあるから」
「そうした果物も楽しめるのね」
「それでね」
 ドロシーはおばさんにさらにお話しました。
「柿の木もあるから」
「柿って日本から来た果物ね」
「そう、あの木もあってね」
 それでというのです。
「実が凄く実ってね」
「食べられるのね」
「これがまた美味しいから」
 だからだというのです。
「柿の木もね」
「食べればいいのね」
「ええ、柿はね」 
 本当にというのです。 
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