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博士の挑戦状

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第百四十二話

             第百四十二話  イギリスのお菓子でも
 美樹もクッキーを食べている、そのうえで言った。
「クッキーってイギリスのお菓子よね」
「そうよ」 
 梨花が答えた。
「お茶菓子なのよね」
「そうよね」
「こうした時に食べるね」
「そうよね」
「けれど今私達が食べているクッキーを作っているのは」
「日本の会社でね」
 梨花は寒天ゼリーを食べつつ応えた、こちらも作っているのは日本の企業である。
「作っている工場もね」
「日本よね」
「そうよ」 
 美樹にその通りだと答えた。
「まさにね」
「そうよね、やっぱり同じお菓子でもね」
 種類はそうであってもというのだ。
「作る国によって違うわね」
「味がね」
「それでイギリスの人が日本のクッキー食べたら」
「何でも日本のクッキーの方が美味しいってね」
 その様にとだ、梨花も応えた。
「言うらしいわね」
「やっぱりそうね」
「何でもお水がね」
 これがというのだ。
「全然違って」
「それでよね」
「もうね」
 それでというのだ。
「お料理もよ」
「お料理にはお水欠かせないしね」
「ええ、それで味付けとかもね」
「違っていて」
「同じものでも」
 クッキー等お菓子にしてもというのだ。
「全くね」
「味が違っていても」
「日本の方が美味しいらしいわ」
「お水ね」
「もうこれがね」
 梨花は美樹に何と言ってもという口調で話した。
「決定打みたいね」
「日本のお水はそれだけいいのね」
「紅茶にしろそうよ」
「これもなのね」
「そうよ」
 その紅茶、レモンティーを飲んでの言葉だ。そこにある水は確かにいいものだった。元は水道水であるが飲みやすかった。


第百四十二話   完


                 2024・2・18 
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