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オズのエマおばさん

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第三幕その六

「いい具合に茹でられていてね」
「ゆで卵美味しいわ」
 ドロシーはそちらを食べています。
「しっかり茹でられていてね」
「ハムいいね」
「ベーコンも」
「パンも美味しいし」
「スペアリブ最高よ」
「七面鳥の丸焼きも」 
 カルロス達五人も食べて言います。
「どれもね」
「凄く美味しいわ」
「しっかり焼かれていて」
「味付けも丁寧だし」
「どれも楽しめるよ」
「そう、本当に美味しいわよ」
 またドロシーが言ってきました。
「食べてみてそれが実感出来ているわ」
「だといいけれど」
「本当に」 
 おばさんもおじさんも言います。
「ドロシー達は宮殿にいるからな」
「そこでいつも素敵なものお口にしているでしょうし」
「そう考えたらな」
「とても、だけれど」
「とてもじゃないわ」 
 笑顔で言うドロシーでした。
「だからさっき言ったでしょ」
「ご馳走は心か」
「それがあるかよね」
「だからね」
 それでというのです。
「そんな低く思うことはないわ」
「そうなのね」
「それじゃあね」 
 おばさんにさらに言うのでした。
「どんどん食べましょう」
「それじゃあね」
「それとね」
 ドロシーはソーセージを食べつつおばさんに言いました。
「この村温泉が出たわね」
「ええ、この前ね」
「おばさんもおじさんも楽しんでるわね」
「最近毎日入っているよ」
 おじさんが答えました。
「それで7心も身体も楽しんでいるよ」
「じゃあ私達もね」
「晩ご飯の後はかい」
「入らせてもらっていいかしら」
「勿論だよ」
 おじさんはドロシーに笑顔で答えました。
「そちらもだよ」
「楽しんでいいわね」
「存分にそうしていいよ」
 是非にというのでした。
「皆で入るんだ」
「それじゃあね、おばさん一緒に入りましょう」
 おばさんにも声をかけました。
「そうしましょう」
「ええ、わかったわ」
 おばさんも笑顔で応えました。
「晩ご飯の後はね」
「そうしましょう」
「わし等も入ろう」
 おじさんはカルロス達にも声をかけました。
「男湯と女湯があるから」
「はい、男の子は男湯で」
「女の子は女湯ですね」
「それぞれ分かれてですね」
「そうして入るんですね」
「そうしますね」
「そうしよう」
 こう五人に言うのでした。 
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