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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第十二幕その十二

「常に状況を確認してね」
「細かくよね」
「そう、隅から隅までね」
 まさにというのです。
「確認して」
「改善点を見付けて」
「改善していくことだよ」
「そうすることが大事ね」
「この世のあらゆることについてそうでそれをしないと」
 どうなるかといいますと。
「もうどうしようもない位に腐敗するよ」
「どんな人も組織もよね」
「何もチェックされないでまたあらたまることがなかったから」 
 それが為にというのです。
「日本の知識人は駄目になったしね」
「自衛隊を批判する人達こそ」
「活動家と呼ばれる人達はね」
「駄目になったのね」
「問題点があっても全く改善されず」
 先生は言いました。
「その考えや行動がね、そしてずっといたから」
「どんどん駄目になって」
「そうなって今に至っていてね」
「どうしようもなくなっているのね」
「その腐敗たるやね」
「どんな感じかしら」
「中世のバチカンにも匹敵するかもね」
 先生は言いました。
「もうね」
「バチカンね」
「十字軍とかルネサンスの頃の」
「一番酷いことね」
「流石にあそこまでの暴力は持っていないけれど」
「十字軍なりね」
「けれどね」
 それでもというのです。
「日本の彼等はね」
「まだあんな力を持っていないわね」
「暴れるけれど」 
 それでもというのです。
「それでもね」
「軍隊みたいなのは持っていないわね」
「だからその分ね」
「対処が楽ね」
「テロとか起こそうかね」
「起こしたら」
「逮捕すればいいよ、しかしその腐敗がね」
 これがというのです。
「もうね」
「そこまで酷いのね」
「中世の教会位にね」
「それは深刻ね」
「うん、だからね」
 それでというのです。
「僕も嫌に思っているよ、けれどそんな人達をよそにね」
「自衛隊の人達は頑張っているわね」
「だから僕はこれからもね」
「あの人達を見ていくわね」
「そして応援していくよ」
「素晴らしい人達だから」
「是非ね」
 こう言うのでした、そしてサラそれに皆と一緒にカレーと肉じゃがを食べてでした。 
 最後に羊羹を食べましたが。
「大和には羊羹を造る装置もあったよ」
「あら、そうなの」
「そう思うとこれもいいね」
「ええ、海軍と海自さんを思い出すわ」
 海軍の跡を継いだそちらもというのです。
「何かね」
「そうだね、じゃあデザートのこの羊羹もね」
「いただくわ」 
 笑顔でお話しました、その羊羹もとても美味しかったです。


ドリトル先生と不思議な自衛官   完


                     2024・1・11 
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