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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第十一幕その六

「私は断言します」
「僕もです」 
 先生も確かな声で答えました。
「その様にです」
「お考えですね」
「そうです、イギリスですとそうですね」
「軍隊が不要と言う人はまずいないですね」
「国防、国益を守り」 
 そうしてというのです。
「そして災害にもです」
「対さないといけないですね」
「イギリスにも災害はありますから」
「災害がない国は存在しないですね」
「地球の何処にも、災害がない国があれば」
 先生は少し苦笑いになって言いました。
「それだけで楽園です」
「そう言っていいですね」
「そう思います」
「左様ですね」
 堀与さんもその通りだとです、肉じゃがを食べつつ先生に頷いて応えました。見ればカレーも肉じゃがもとても美味しそうに食べています。
「災害はそこまで恐ろしいです」
「多くのものを破壊しまして」
「人命も奪います」
「その災害対策に対して甘く見ていますと」
「それだけで問題ですね」
「戦後それがわかっていない人が多くて」 
 堀与さんは前世のことも思い出しつつお話しました。
「悲しいと思っています」
「軍隊、自衛隊が不要と言う人がいることが」
「政治家や知識人に」
「活動家と呼ばれる人達にもですね」
「こうした人達は一つに固まっていまして」
 そうしてというのです。
「おかしなことばかりです」
「言っていますね」
「していますが」
「自衛隊を否定する人達は一つの法則がありますね」
 先生はカレーを食べつつ堀与さんに応えました。
「企業、資本主義、皇室、原発にです」
「反対していますね」
「そして何かと日本の過去を事実でないことを主にしまして」
「攻撃してきますね」
「そして北朝鮮に好意的です」
「そうした人達ばかり言ってきます、ですが」
「多くの、日本人の殆どはわかっていますね」 
 先生は堀与さんににこりと笑って答えました。
「左様ですね」
「そうです、基地の前で抗議活動を行う人達よりも」  
 遥かにというのです。
「基地に来て自衛隊を見て楽しんでくれたり時には撮影もです」
「してくれる人達の方が多いですね」
「それも遥かに」
 堀与さんご自身も言いました。
「そうです」
「嬉しいことですね」
「そうした人達の方が遥かに多いことが」
「その通りですね」
「そしておかしな人がおかしなことを言えば」
 その時はといいますと。
「すぐに多くの人に批判されますね」
「自衛隊を貶める様なことを言えば」
「心ある人達がそうしてくれますので」
「それは他の事柄でもですね」
 先生は言いました。
「おかしな人がおかしなことを言えば」
「批判されますね」
「日本で地震が起これば地震を起こす兵器を政府が使ったとか」
「そんな兵器存在しません」
 堀与さんはきっぱりと言い切りました。
「とても」
「そんなことが出来れば」
「どれだけ凄いか」
「地震のエネルギーは凄いですからね」
「核兵器以上と言っていいです」
「そんなエネルギーが生み出せるなら」
 それならというのです。 
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