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スーパー戦隊超決戦

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第九話 山が多い国その十一

「流石だ」
「気付いただけだ」
 桃井は黒い五色田にいつもの調子で答えた。
「だからな」
「特に凄くないか」
「俺はそう考えている」
「確かに以前より美味い」
 ソノイも言ってきた、彼が飲んでいるのはホットティーでありそこにはミルクと砂糖がかなり入っている。
「紅茶もな」
「マスターも勉強しているということね」 
 ソノニも言ってきた。
「つまりは」
「そうだな、ただ作るだけじゃない」
 ソノザはソノニに続いた。
「美味くする努力もしているな」
「さもないと店は続かない」
 これがマスターとしての返事だった。
「だからな」
「美味くなる様にしているのね」
「ただ作るだけじゃなくて」
「そういうことだな」
 ソノシ、ソノゴ、ソノロクも彼の言葉に頷いた。
「いいことだな」
「それでこそよくなっていくわね」
「人っていうものは」
「全くだ、このソーダを飲んでだ」
 桃井はソノイ達の言葉に応えて言った。
「時間になったらな」
「足立区に行って」
「そしてだ」
 鬼頭に答えた。
「ドクターマンを探しに行くぞ」
「それじゃあね」
「そじて五時になるとだ」
 その時間になればというのだ。
「帰るぞ」
「探すのを終えて」
「そしてだ」 
 そのうえでというのだ。
「休むぞ」
「何か見付からないこと前提で言ってない?」
 鬼頭は桃井の話からそれを感じて言った。
「五時になったらとか」
「言ったからか」
「それだとね」
「いや、見付かればいいと思っている」
 桃井はここでも正直に答えた、やはり彼は嘘は吐かない。
「しかしな」
「それでもなの」
「見付からない場合も考えてだ」
 そうしてというのだ。
「五時までとな」
「時間を決めてるのね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「その通りだ」
「そういうことね」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「五時になれば皆帰ってな」
「休むぞ、お前も漫画があるな」
 鬼頭の仕事のことも話した。
「そちらも頑張れ」
「漫画描いてもいいの」
「俺に止める権利はない」
 一切というのだ。
「だからな」
「それでなのね」
「存分に描け」
「それじゃあね」
「よし、五時になればだ」
 ソノザも漫画の話に乗ってきた。 
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