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金木犀の許嫁

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第十話 部活でその五

「そういうのもあって男の子にはです」
「そういうのがあって」
「それで、です」
「解消するのね」
「ですから」
 それでというのだ。
「そんなことは最近は減ったみたいですね」
「じゃあ佐京君も」
「まあそうしたことはです」
「していて」
「猿飛先輩も男の人なんで」
 それ故にというのだ。
「やっぱりです」
「していて」
「その対象は」
「漫画とかアニメとか」
「ゲームとかのキャラであってもです」
「不思議じゃないのね」
「今は。ただ」 
 ここでかな恵は夜空にこうも言った。
「私達も脳内で」
「佐京君の?」
「もっと言えば他の子達にも」
「そういうことになの」
「使われてるかも知れないですよ」
「そうなのね」
「それが自然ですから」
 男の子にとってはというのだ。
「むしろしない方がです」
「おかしいのね」
「弟もそうですし。猿飛先輩お部屋に入れてくれます?」
「入れてくれないわ」
 夜空はこのことも話した。
「ノックしてからじゃないとね」
「うちの弟もです。ゴミは篭自分で捨てておられますね」
「中のゴミをね」
「それ鉄板ですから」
「してるのね」
「それでそうしないとです」
「かえっておかしいのね」
「はい、そうしなくてもおトイレとかで」
 そうした場所でというのだ。
「してるものらしいですよ」
「男の子は」
「それで頭の中で創造しても見ても」
「漫画とかを」
「相手は二次元もあれば」
 今話している様にというのだ。
「アイドルや女優、私達もです」
「あるの」
「それで誰も他人の想像止められないですね」
「絶対にね」
「ですから」 
 それでというのだ。
「私達も誰かに」
「想像されてるの」
「先輩胸ありますから」
 夜空のそれを見て言うのだった、だが見ればかな恵にしてもその胸は結構なものである。だが今はそれは言わなかった。
「やっぱりです」
「想像されてるのね」
「アイドルになれば絶対にですよ」
「想像されてるわね」
「はい、そして」 
 それにというのだった。 
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