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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第七幕その八

「豊かな国にしてね」
「そうしてだよね」
「幸せな国にしていく」
「そうしていくね」
「そして自分達も守るね」
「そうだよ、自衛隊にしてもね」
 この組織もというのです。
「強く立派にしていくから」
「ちゃんと見ることだね」
「そして改善すべきポイントを見付ける」
「長所は伸ばして」
「そうすることだね」
「そうだよ、しかしね」
 それでもというのです。
「自衛隊の問題点ははっきりしているかな」
「そうなんだ」
「いい組織だけれど」
「やっぱり問題点があって」
「それははっきりしているんだ」
「そうだと思うよ、それはね」
 問題点はといいますと。
「法整備の問題で即応が取りにくいところがまだあるね」
「阪神大震災の時に問題になったんだったね」
「そのことが」
「それで最初の動きが遅れて」
「もっと多くの人が助けられたかもね」
「それに兵器が高価なんだ」 
 自衛隊のそちらはというのです。
「アメリカ軍とかと比べてもね」
「ああ、何か言われてるね」
「戦車が高過ぎるって」
「銃にしても」
「特に護衛艦が」
「その海自さんが持っているね」
「だからね」
 それでというのです。
「そうしたところはね」
「改善しないとね」
「やっぱりね」
「何かとね」
「そして人手不足だね」
 焼きそばを食べてでした、そのうえでよく冷えたストロング系のレモンのお酒を飲んでそうして皆に言うのでした。
「どうにも」
「ああ、人手はね」
 老馬もそれはと応えました。
「確かにあまりないね」
「ちらほら聞くね」
「そうよね」
 チープサイドの家族もお話します。
「時々ね」
「自衛隊のことを調べていたら」
「それでいつも困ってるって」
 ガブガブも言います。
「言われているね」
「結構日本全体で問題になっていることだけれど」
 それでもと言うダブダブでした。
「自衛隊でもだね」
「そういえば自衛隊って規模小さいしね」 
 ジップも言いました。
「人口と比べて」
「実は普通の時の日本もだったんだったね」
 チーチーは戦前のお話をしました。
「軍の規模は案外小さかったね」
「国民皆兵とかいうイメージあっても」
 ポリネシアは言いました。
「実際は違っていて」
「徴兵制でも人は物凄く厳しく選んでいたから」
 それでとです、トートーは言うのでした。
「昔の日本軍も規模は小さかったね」
「予算とかの関係でそうだったけれど」
 ホワイティは言いました。 
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