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スーパー戦隊超決戦

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第三話 ヨドンヘイムの戦いその九

「そうそう、まさにね」
「あの人よね」
「まさにね」
「そう、彼女だよ」
 その通りという返事だった。
「そのお父さんのお家にね」
「リュウソウジャーの方々はおられますね」
「そうなんだ」
 博多はファミーマにも答えた。
「これがね」
「わかったよ、じゃあすぐに行こう」
「その龍井さんのところにな」
 アラタとハイドも話に入ってきた。
「行ってそしてだ」
「リュウソウジャーの皆とも会ってね」
「話をしてだ」
「一緒に戦ってもらおう」
「それはいいが皆龍井さんの家は何処か知っているか」
 このことを言ったのはゴリサキだった。
「一体」
「そうだよな」
「まだ聞いてなかったわね」
 チダとウサダがまさにと続いた。
「何処か」
「そこを聞きたいな」
「今から言うよ」 
 博多はすぐに応えた。
「それじゃあ」
「そうしてくれるんだな」
「では頼む」
「宜しくね」
「ここでリュウソウジャーも仲間になってくれたら」
 博多は強い声で話した。
「かなりの戦力になるよ」
「そうですね、それでは」
 マブシーナ母方に明るい声で応えた。
「皆さんにはご苦労ですが今度は、ですね」
「彼等のところに行ってもらおう」
「そうしてもらいましょう」
「じゃあ今から連絡するよ」
 博多は自分のスマートフォンを出した、そのうえで龍井に対して連絡した。その連絡が終わってだった。
 龍井がスマートフォンを収めたのを確認してからだ、娘のういは彼に対してどうしたのかと尋ねた。
「博多さんから?」
「うん、今からそちらに幾つかの戦隊の人達が来るそうなんだ」
 龍井は娘に答えた。
「博多さんからそう連絡があったよ」
「そうなのね」
「じゃあ皆にも話しておこうか」
「いや、それなら」
 すぐにコウが答えた。
「俺達の方が言った方がいいんじゃないかな」
「そうよね」
 アスナはコウのその言葉に頷いた。
「ここまで来てもらうのもご苦労だし」
「なら俺達が行けばいいな」
 メルトもそれでいいと言う。
「そうすればな」
「そうだな、では今から行こう」
 バンバも同じ意見だった。
「俺達の方でな」
「ちょっとここを留守にしますが」
 それでもとだ、トウは龍井に話した。
「何かあったらすぐに知らせて下さい」
「オトも頼んだぞ」
 カナロは自分の妹に対して言った。
「俺達がいない間な」
「うん、ちょっと聞いたけどドルイドンがまた出て来て」 
 オトは怪訝な顔で兄に言葉を返した。
「しかも他の組織も出て来たのなら大変よ」
「これまでにない戦いとなるだろう」
 長老もいた、それで言うのだった。
「それならな」
「すぐに皆に動いてもらった方がいいですね」
 ういは長老のその言葉に応えた。
「色々な組織が動きだしているなら」
「そうだ、しかし気になることがある」
「気になること?」
「ここにきて急に色々な組織が復活してきたが」 
 長老は眉を顰めさせてういに自分の考えを述べた。 
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