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スーパー戦隊超決戦

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第一話 全てのはじまりその十二

「穏やかになったな」
「前はもっときつかったな」
「男勝りな感じでな」
「そうだったな」
「そういえばそうですかね」
 陽川は二人に言われてそれはという顔になった。
「言われてみれば」
「ああ、しかしつかさの言う通りだ」
 朝加は陽川が自分達の言葉に納得したところでさらに言った。
「警察官たるもの公私混同は駄目だ」
「それは、ですね」
「だから仲間としてな」
「初美花さんとですか」
「一緒に戦え」
 こう言うのだった。
「いいな」
「そうします」
 陽川もそれは約束した。
「戦いになったら影響が出ますしね」
「ああ、だからな」
「気を付けていきます」
「お互いにな」
「お前も冷静さは忘れるなよ」
 東雲は朝加にも言った。
「見てると今もな」
「頭に血が上りやすいか」
「ああ、前よりましになったが」 
 それでもというのだ。
「まだな」
「そうしたところがあるからか」
「だからな」
「俺の場合は冷静にだな」
「その熱さがお前のいいところだけれどな」
 それでもというのだ。
「あまりにも熱くなりやすいとな」
「やっぱり問題だな」
「字船もわかってるな」
「わかっている、なおしていくぞ」
「ああ、圭ちゃんは滅茶苦茶熱くなるからな」
 夜野もそれはと指摘する。
「そこがいいんだけれどな」
「逆に短所にもなるな」
「周りも見えなくなったりしてな」
「昔と比べたらずっとましになったけれどな」
「俺と会った時よりもか」
「そうだよ」
「それはよくないな」 
 ゴセイナイトもその話を聞いて頷いて述べた。
「やはり何事も冷静でないとな」
「いや、俺達の中で一番熱くなりやすいのゴセイナイトだろ」
「そうよね」
 エリはアグリの言葉に頷いた。
「生真面目でね」
「融通も利かなくてな」
「特に特訓になったらね」
「ムキになるからな」
「私はそうだったのか」
 言われて自覚した。
「ううむ、そうだったのか」
「まあ気付いたらなおしていったらいいんじゃないかな」
 アラタは気軽に話した。
「それで。ただバドのお友達は」
「ジュウオウジャーか」
「ちょっと紹介してくれるかな」
 バドに対して申し出た。
「これから」
「わかった、すぐに連絡する」
「お願いするね」
「森さんに話してだ」
 そうしてというのだ。
「何ならここに来てもらうか」
「ううん、俺達の方が行くべきかな」
「それがいいな」
 ハイドはアラタのその言葉に頷いた。 
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