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暗殺教室 in Hero

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1

 
前書き
暗殺教室ヒロアカ緑谷出久殺せんせー僕のヒーローアカデミア緑谷出久がE組にハーレム予定 

 
出久「やめなよ...もう」

爆豪「その目はやめろやナード君?オラァ!」

出久「ゲフッ!?」


中学2年生になって、日常的にかっちゃんと、その取り巻きからの暴力の日々...畜生...やり返そうとしても数の暴力でやられる...ヒーローになるんだろかっちゃん...ダメだろ...


お母さんは傷だらけで帰ってくる僕にいつも謝りながら治療する。なんで謝ってくるかは分かっている。お母さんは僕を無個性で産んでしまった後悔があるからだ。


そして今日は違った。お母さんが一つのパンフレットを出してきた。


中高一貫の椚ヶ丘中学...名門校で無個性が多く在校しているが、卒業生たちは大手企業に就職している。


僕は転校を決めて、椚ヶ丘中学のD組に入った。転校生だからここからスタートと言われた。僕の成績なら来年にはB組には入れるだろうと...成績によってクラスを変えて、合わせて授業のレベルが変わるというのは合理的だろう。


でも...この学校には3-E、“エンドのE組”というものがあるらしい...学校のみんなはE組の人達を蔑み、侮辱している。


僕はそれが許せなかった。だけどE組を庇ってしまえば、叛逆行為と考えられており、庇った者がE組に送られてしまうそうだ...

これ以上お母さんに心配をかけたくない...

僕はどうすれば良いのだろうか。

-----


この一年間で僕はお母さんを喜ばせるために、必死に努力した。もちろん運動も。ここでは無個性も普通にいるため、言い訳などできない。体育でも成績をよくしなくてはいけない。


なので体格も良くなり、成績も自分が思っていた以上に伸びた。


じょ、女子のとのコミュニケーションもマシになったよ...?


これなら雄英にも...個性がなくても...


いや、今はもっと自分自身のレベルを上げることに専念しよう。

-----

そして中学3年生になる少し前...次の学期になる前からクラス替えが行われた。


僕はなんとA組に入れた...!

お母さんも喜んでくれた...けど...

ここで僕の人生が大きく変わるきっかけがあった。

もしかしたら月の7割が消滅してしまった事件が起きた時から始まっていたのかも...

数日後の帰り道...同じ櫟ヶ丘の制服を着た、人達が固まっていた。


「やめろお前ら!嫌がってるじゃないか!」


「黙れよ、俺らはそこの女共に話しかけているんだよ。それにお前らはC組、お前らE組。俺らは優しいからよ、E組の女子と遊んであげようとしてるだけなんだぜ?」

柄の悪い男3人と、しっかり者に見えるイケメン男子、少しギャル男っぽいイケメン男子。
そして清楚系の女子とふわふわ系?かな、そういう女子がいた。

普通は無視するのが一番だろう、ここでE組を助けたら僕自身どうなるかわからない。

「だから退け!!」

「ぐっ!?」

「磯貝!?」


出久「っ!!!!!やめろ!!!」

「「「あ?」」」

何やってるんだ僕は!!?つい声を...いや、もう止まるな!僕自身馬鹿にされ続けてきて、どんなに辛いかわかる...!

出久「君らはC組だよね...僕はA組だ!だったら僕のほうが上の立場だ、その人達から離れろ!!」

「なっ!?A組がE組を庇うなんて...」
「あっ、思い出した!こいつ緑谷だ!」
「あの緑谷かよ...は、はは、馬鹿だな!せっかく期待されているのにこんなことして!」

出久「...期待とかよくわからないけど、立場とかその前に僕自身がこの状況を許せないんだ!」

「ちっ!てめえがE組に落ちたら覚えてやがれよ!!!」

そう言って3人は行ってしまった。




出久「えっと、大丈夫?」

「ああ...お前A組なんだよな...なんで助けてくれたんだ?」

出久「普通に困ってる人を放っておきたくないというか......えっと、僕行くね、急いでいるから。

それとあなた方四人が無事で本当に良かったです」ニコッ

そう言った僕は足速に帰路に着いた。

「あんな奴がいるんだな...」
「イケメンだ...」

「カッコよかったね〜!差別しないあの男子と私仲良くなりたいかな〜確か緑谷君だっけ?...緑谷...あっ!聞いたことある!」
「うん...私も聞いたことある」

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急いだわけには理由がある。今回のことをお母さんに伝えなくてはいけないこと。

出久「ごめん...お母さん...」

引子「......いいのよ。出久は虐められていた人達を放っておけなかったのよね...出久はそういう人たちの気持ちがわかるんだもんね...出久ならきっと平気よ。なんたってA組に一応入れたんだから。E組でもきっと頑張れる!」

出久「...ありがとうっ...!!」

お母さんには敵わないな...

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その日に学校から連絡があり、1週間ほど停学となり、その後僕は理事長に呼ばれた。

浅野學峯...初めて真正面で対面したけど、重い空気を発している...純粋に恐怖の感情が心の中で現れる。

學峯「緑谷君。君はA組にも関わらず、E組を助けたようだね...本校舎の生徒がそのようなことをすると示しがつかない。君にはE組に入ってもらう。君には興味があったんだがね...非常に残念だよ」

出久「はい...」

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というわけで...僕はE組に行くことに...

でもその前に...

烏間「防衛省の特務部の烏間だ。君には今年からこの生物の暗殺に協力してもらう」


意味がわからない!?!?

月を壊したモンスターが3年E組の担任ならやると!?

1年以内に殺さないと地球を破壊!?

E組生徒以外が対応しようとも意味がない!?

賞金100億!?

体育の授業が多くなって、内容が暗殺の勉強!?

マッハ20で移動!?

ヒーローは関われない!?

外部に漏らしたら記憶消される!?


殺せない先生だから、“殺せんせー”!?

写真で見たけど、あの黄色いのが...地球を破壊するなんて...オールマイトでも無理なのか...?

しかも対先生用とか...ゴム製のナイフと銃に入れるbb弾...これなら確かに中学生でも扱えそうだ...

僕はいろいろ迷ったが、放っておけないので暗殺教室に入ることにした...

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そして僕はE組校舎に着いた。

教員室の前に来ている...一体どんな奴なんだ...!?凶悪な奴...?

僕はドアに手をかけて開けた。

出久「し、失礼します!!」





殺せんせー「緑谷出久君!ようこそ暗殺教室へ!!君がくるのを心から待っていましたよ!私のことは是非殺せんせーと呼んでくださいね」

えぇ...!?

なんか、ようこそE組へ、って垂れ幕あるし、紙吹雪で祝ってくれてるし...

烏間「...こういう奴なんだ...っ!!」

そういうと、確か対先生用のナイフだったかな?緑色のナイフを刺そうと烏間さんが向かったが、殺せんせーは目にも止まらないスピードで避ける...!


殺せんせー「烏間先生から話は聞いていると思います。殺せると良いですねぇ、卒業までに...ヌルフフフフ!!」








僕は教室の前で待機。

殺せんせー「さあ皆さん早速ですが、暗殺教室が始まったばかりですが編入生を紹介しますよ!さあ入ってきてください!」

そう言われて僕は教室に入った。

出久「初めまして、緑谷出久です。今日からよろしくお願いします。僕も暗殺とか初めてなので...」

「っ!み、緑谷...!」

立ち上がったのは、この前の黒髪のイケメンの人だ。

「「「「緑谷......あっ!」」」」

出久「え?何この反応...」

殺せんせー「緑谷君のことは殆ど人が知っているそうですねえ」

出久「ど、どうして...」


殺せんせー「聞いたところによると、君はD組からA組に一気に上がれた異例の生徒だからです。それで注目されたんでしょう。一年でそこまで成績を上げるとはとても努力されたんですねぇ」


「へっ、そのエリートさんがどうしてE組に来たんだよ」

すこし柄がわるめの男子が僕を睨んできた。

「そう言うことを言うな寺坂!...名前言ってなかったな。俺は男子の学級委員長を務めている磯貝悠馬だ。緑谷、お前がE組に来たのは俺らのせいだよな...すまなかった!!」

磯貝君が僕に頭を下げてきた!?


出久「い、良いんだよ!気にしないで、そもそも僕は最初からE組差別が嫌だったんだ。親にこれ以上迷惑かけれないから関わろうにも勇気が出せなかった。でも目の前で起きたことを無視なんて間違ってるし、やっと自分に正直な行動ができてスッキリしたよ。これからよろしくね」


磯貝「緑谷...!」

「ねえねえ!何があったの?」

僕より明るい緑色の髪をした女子が聞いてきた。磯貝君がその時のことを説明した。

「マジかよ...A組に居られなくなることを分かっててしたのかよ...」

誰かがそう言ったので僕は答えた。

出久「見捨ててたらきっと一生後悔してたから、気にしてないよ」


「「「「イケメンだ!!!」」」」


どこが!?


殺せんせー「君はとても強い正義感を持っているようですねぇ」

出久「あはは...えっと...ヒーローになりたくて...」

殺せんせー「なるほど、それは素晴らしい夢です」


出久「...無個性ですが、否定しないんですが?」

殺せんせー「そんなことをしませんよ。ここで技術を培い、学び、暗殺できればその夢を叶えることは可能ですよ」


こんなことを言ってくれる先生は初めてだ。




とても殺りづらい先生だ...







 
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