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ドリトル先生の落語

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第五幕その十二

「おつまみは柿ピーだよ」
「先生柿ピーもお好きですよね」
 トミーも笑って言ってきました。
「日本に来られてから」
「いや、柿ピーは偉大だよ」
 先生は笑顔で応えて言いました。
「本当にね」
「美味しいですね」
「最高にね、お酒のおつまみにね」 
 これにというのです。
「最適だよ」
「そうですよね」
「あとね」
 先生は食べ終わってです、トミーがバーボンと柿ピーを待ちつつ言いました。
「ポテトチップスもね」
「ああ、あのスナック菓子だね」
「あれもいいよね」
「日本の偉大なお菓子よ」
「おつまみに合うし」
「普段食べてもいいし」
「あれも素晴らしいよ」 
 こう言うのでした。
「本当にね」
「全くだね」
「そして今日はだね」
「柿ピーを食べるね」
「そうするね」
「そうするよ、そしてね」 
 そのうえでというのです。
「バーボンを楽しむよ」
「バーボンはアメリカのお酒だけれどね」
「ウイスキーから生まれた」
「そこに日本のおつまみ」
「その組み合わせも日本だね」
「そう、日本は色々な国の食べものと飲みものを組み合わせて」
 そしてというのです。
「飲んで食べるね」
「それが普通だからね」
「いい国よ」
「そんな発想を柔軟に出来る」
「素晴らしい国よね」
「そうだよ」 
 まさにというのです。
「僕にとってはね」
「最高の国で」
「これからだね」
「楽しむね」
「そうするよ、あとお酒もね」
 こちらもというのです。
「言うまでもなく落語でもね」
「ネタにしてるんだね」
「お酒も」
「そうなんだね」
「そうしたお話も多いんだ」 
 お酒をネタにしたものもというのです。
「落語にはね」
「そうなんだね」
「本当に何でもネタにするね」
「落語というのは」
「そこもいいね」
「僕もそう思うよ」
 先生もというのです。
「本当にね、じゃあ今はね」
「バーボンだね」
「そちらをロックで飲んで」
「おつまみは柿ピー」
「それを楽しむね」
「そうしていくよ」 
 飲みながら言います、そしてでした。
 先生は実際にバーボンと柿ピーを楽しみました、そのうえで皆と一緒に落語のお話をしていくのでした。 
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