| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生と桜島

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八幕その三

「やっぱりね」
「それがあってこそだね」
「欧州は発展したね」
「そうなったね」
「そうなったことは事実だよ」
 紛れもなくというのです。
「本当にね」
「そうだよね」
「大海原を踏破したからこそ」
「何もわかっていない場所に」
「そうしたからこそ」
「それが出来たんだ」
 まさにというのです。
「だから人類はね」
「宇宙もだね」
「踏破すべきだね」
「バイキングや大航海時代の様に」
「どれだけ失敗しても」
「技術や予算を使っても」
「駄目だ無理だだけでは何にもならないよ」
 それこそというのです。
「駄目ならどうするか、無理ならどうするか」
「出来るか」
「そう考えて」
「努力することだね」
「前に進むことね」
「そうだよ、確かに宇宙のことは何もわかっていないよ」
 まだというのです。
「人間は学びはじめたばかりだよ、けれどね」
「学んでいって」
「知っていって」
「宇宙開発も進めていって」
「そのうえで」
「そう、何時かね」 
 それこそというのです。
「アニメの様に月や火星、木星に移住して」
「そしてだね」
「そのうえでだね」
「さらにだね」
「先に進むんだね」
「太陽系からも出て」
 そうなってというのです。
「さらにだよ」
「先にだね」
「進むべきだね」
「さらに先へ」
「この広い銀河系の中を」
「そうしていくべきだね」
「そうだよ、ただ宇宙人との出会いはね」 
 これはといいますと。
「それがいいことでも悪いことでもね」
「どっちでもなんだ」
「それでもなの」
「滅多にないことだろうね」
 そうだというのです。
「これはね」
「よく宇宙人との戦争とかね」
「侵略とかのお話あるのね」
「友好的なものもあるけれど」
「そうしたお話は多いわ」
「けれど宇宙の多くの星で生命が生きられる様な星は僅かでね」
 そうであってというのです。
「そこから知的生命体が生まれるとなると」
「人間みたいな」
「それはなんだ」
「滅多にないんだ」
「そうなのね」
「そう、その僅かな中の」
 それこそというのです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧