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八条学園騒動記

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第六百八十三話 大食の国その一

                大食の国
 カナダ人の食べる量についてだ。
 メアリーは視聴者達に聞いてコメント欄で書いて欲しいと動画の中で言った。それから数日経ってだ。
 コメント欄を見ると凄い状況になっていた。
「ええと、その通りって」
「何処が少食なんですかってあるよ」
「カナダ人は大食ですって書いてあるよ」
「他にも色々とね」
 メアリーは自宅のテーブルに座ってトムとシッドと共に話した。
「書いてあるわね」
「そうだよね」
「どう見ても大食とか」
「熊みたいに食べるとか」
「馬みたいとかもあるよ」
「凄い書かれ様ね、そうかしら」
 メアリーは首を傾げさせて言った。
「カナダ人ってそんなにね」
「沢山食べるか」
「それはどうか」
「疑問だよね」
「普通じゃないかしら」
 こう従弟達に言った。
「カナダ人って」
「そうだよね」
「普通だよ」
 従弟二人もそうだと答えた。
「アメリカ人や中国人の方が食べてるよ」
「韓国人も凄いね」
「ブラジル人だって」
「そんなね」
 それこそというのだ。
「カナダ人の食べる量はね」
「多くないよ」
「少なくもないと思うけれど」
「そんな多いか」
「別にだよね」
「ロシアは寒いから」 
 メアリーはこの国の話もした。
「もうカロリー摂らないとね」
「あそこはもたないんだよね」
 トムもそれはと応えた。
「とても」
「そうなのよね」
「あまりにも寒いから」
 ロシアの所有する星のほぼ全てがだ。
「そこにいるだけでね」
「身体が熱を放たないとね」
「身体がもたないから」
 だからだというのだ。
「もうね」
「カロリーを消費するから」
 身体から熱を出してだ。
「もうガンガンね」
「カロリーが減るよ」
 トムはメアリーに話した。
「だからだよ」
「ロシア人もよく食べるわね」
「沢山食べて」
 それと共にというのだ。
「沢山飲む」
「そうじゃないとね」
「もたないから」
 そうした環境だからだというのだ。
「だからだよ」
「いつも飲んでるのよね」
「ウォッカをね」
 この酒をというのだ。
「そうしているんだ」
「暖を取る為に」
「そしてお風呂は」 
 トムはこちらの話もした。 
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