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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十四話 無限の死闘その十五

 自分の斧を投げた、斧はズーに当たらなかった、だがズーは自分の頭のやや斜め上を回転しつつ飛んで行ったそれを見てだった。
 注意がいった、そこに隙が出来。
 ライダー達は音信の一撃を浴びせた、那月はその一撃を見て言った。
「終わったな」
「はい、間違いありません」
 フォリアが応えた。
「これは」
「奴はもう倒れるしかない」
「今の攻撃はそれだけのものです」
「私達の勝ちだ」
「如何にも」
 人間の姿になったズーの方からも言ってきた、総攻撃を受けて満身創痍だがまだ生きている。
「私は壊れたわ」
「そのことを認めるんだな」
 変身を解いた泊が聞き返した。
「それじゃあな」
「私は去るわ」
「そうするんだな」
「これでね」
 最後にこの言葉を出してだった。
 ズーは爆発して消え去った、また一体大幹部にあたる者が戦場を去った。
「でははじめよう」
「おい、他に言うことはないのか」 
 たんぽぽは無表情で言ったガライに問うた。
「それだけか」
「他に何か言うことがあるか」
 ガライはたんぽぽに無表情なまま言葉を返した。
「一体」
「くっ、不愛想な奴だ」
「ええ、けれどね」
 輪那が続いた。
「戦わなければいけないことは事実よ」
「なら受けて立つまで」
 鈴も言う。
「私達も」
「炎の魔女も味方だし」
 虎徹は綾火を見て言った。
「それにライダー達もいるし」
「いけるかも」
 冥も言った。
「おっさんは戦わないし」
「あっ、仙人さんは後ろで寝てるから」
 天空寺がそれはと答えた。
「気にしなくていいよ」
「おっさんって結局最後まで無駄飯食いでしたね」
 霞の言葉には微塵の容赦もなかった。
「本当に」
「おう、そうだぞ」
 ユルセンもそうだと答える。
「だから思いきり言ってやれよ」
「戦いが終わってもね」
「どんどん言えよ」
「そうするわね」
「何はともあれはじめるぞ」
 深海がこう言ってきた。
「今からな」
「わかったよマコト兄ちゃん」
 天空寺は深海のその言葉に素直に頷いた。
「ガライも変身したしね」
「その真の姿にな」
「それじゃあ俺達もね」
「変身するぞ」
「仮面ライダーにね」
 ライダー達は最初からそれぞれの最強のフォームに変身してガライとの戦闘に入った、そこに魔女達も続く。
 戦いははじめから死闘だった、それでクロノワールは楽しそうに言った。
「最後の戦いがこれ程とはな」
「楽しいですか」
「最高じゃ」 
 エヴァーミリオンに笑顔で答えた。
「実によいぞ」
「ではですね」
「うむ、存分に楽しんでな」 
 その戦いをというのだ。 
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