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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十三話 果てしなき激戦その十二

 倒れ爆発して消え去った、残ったものは何もなかった。
 一誠は魔女参謀を見て言った。
「全然嬉しくないな」
「あれだけ刺激的な恰好でもですね」
「正体わかってるからな」 
 ギャスパーにこう返した。
「だからな」
「そうですよね、魔女参謀もまた正体があって」
「正体はマジョリンガでな」
「怪人ですからね」
「よく知っているわね」
 魔女参謀も余裕のある態度で応えてきた。
「その通りよ、今から変身するわ」
「あの、マジョリンガも毒粉を使って」
「うん、かなり強いよ」
 五代は元士郎の問いに答えた。
「ファイルのデータを見てもわかるね」
「他の怪人達と段違いですね」
「そこまで強いから」
 だからだというのだ。
「用心してね」
「戦うことですね」
「そうしよう、それじゃあね」
「やります」
 元士郎だけでなく他の面々も五代の言葉に頷いた、そうしてだった。
 戦士達は魔女参謀がマジョリンガの正体を表すのを見てだった。
 まずはクウガがアルティメットフォームになった、その彼を先頭にしてマジョリンガに向かってだった。
 戦闘に入った、マジョリンガの攻撃は確かにかなりのものだが。
 リアスは胸を張った、そうして空に舞い上がって言った。
「私達だってこれまでの戦いがあるわ」
「はい、幾多の死闘がありました」
 朱乃も空を飛び応える。
「ライダーの皆さんと共に」
「その戦いのことを思えばよ」
「確かに大幹部だけあってかなりの強さです」
「けれどね」
「私達も負けません」
「一誠、後のことは考えなくていいわ」
 リアスは赤龍帝になった一誠に告げた。
「全力で向かって、援護は私達がするわ」
「はい、お願いします」
「俺達もいる」
 一条もライフルを手に言う。
「だからな」
「安心してですね」
「攻めろ、背中は任せろ」
「お願いします」
 一誠は一条の言葉にも頷いてだった。
 全力で攻めた、戦士達はクウガと彼を軸として戦い。
 最後のクウガの炎を全身にまとったキックを受けてだった。
 マジョリンガは吹き飛んだ、その後で。
 起き上がり魔女参謀の姿になり言った。
「人間の力見せてもらったわ」
「ああ、どうだった?」
「また戦いたいものだわ」
 一誠に目を向けて答えた。
「私としては」
「そうか、じゃあまたか」
「機会があれば」
 その時はというのだ。
「また会いましょう」
「ああ、そしてその時はな」
「楽しみにしているわ」
 最後にこの言葉を出してだった。
 魔女参謀も倒れた、戦いはこれでまた一つ終わった。
 当麻はインデックスに真剣な顔で告げた。
「テラーマクロだからな」
「うん、最強クラスだよね」
「出て来るとは思わなかった」
 当麻は自分の考えを述べた。
「まさかな」
「スサノオだって思ってたからね」
「違ったんだな」
「そうね」
「左様、わしはあの方ではない」 
 テラーマクロもそれはと言う、今は下ろされた輿に座っている。よく知られている彼を護る親衛隊は今はいない。 
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