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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十二話 岩石魔人を目指しその一

                第五百三十二話  岩石魔人を目指し
 戦士達は奇巌山に入った、するとその瞬間にだった。
 彼等の目の前に巨大な岩石の身体の巨人が姿を現した、誰もがその姿を見てわかった。
「スサノオだな」
「その通りだよ」
 魔人は十兵衛に笑って答えた。
「知っているな」
「何度か戦った筈だ」
 十兵衛は真剣な目で返した。
「それで忘れることがあるか」
「そうだな、ではこの度の戦いだが」
「大体察しはついておる」
 幸村が応えて述べた。
「これまで出してこなかった大幹部クラスを出すのであろう」
「如何にも」
「しかも思考や感情を戻したうえでな」
「その通りだよ、では話が早い」
「その者達を全て倒してじゃな」
「私のところに来てだ」
 そのうえでというのだ。
「私と戦ってもらおう」
「そうしてあげるわ」
 千がきっとした顔で応えた。
「最後までね」
「今からそちらに向かう」
 箒も言って来た。
「覚悟していろ」
「その意気だ、では私の元まで来たならだ」
 スサノオはその時のことも話した。
「私も本来の姿で戦おう」
「本来の!?まさか」
「間違いないだろうね」
 五代は眉をぴくりと動かした宗朗に答えた。
「あの牢獄に囚われている筈の」
「ジュドーの姿ですか」
「それで戦うつもりだよ」
「そうですか」
「それはその時にはっきりわかることだ」
 スサノオは楽しそうな声で否定しなかった。
「そう言っておこう」
「そういうことか」
「ははは、全て言ってしまっては面白くない」
 一条にも答えた。
「違うだろうか」
「その目で見て確かめろか」
「如何にも」
 その通りだというのだ。
「推測は好きにし給え」
「わかった、ではな」
「では諸君の健闘を見せてもらう」
 スサノオはあらためて言った。
「そうしてくれることは間違いないからな」
「期待しないのね」
「わかっていることにはな」
 みのりにも答えた。
「ではだ」
「今から戦いのはじまりか」
 津上は真剣な顔で述べた。
「ならもう変身するしかないか」
「そのうえで来ることだ」
 スサノオはこう言ってだった。
 姿を消した、その消えた跡も見てだった。
 五代は仲間達にだ、強い声で言った。
「それじゃあ今から」
「お願いするにゃ」
 にゃんぱいあが応えた。
「僕達は応援鹿出来ないにゃが」
「それで充分だよ、じゃあね」
「今からにゃ」
「見ていてね、俺達の変身」
 五代はにゃんぱいあに優しく微笑んで話した。
「君達に見せる最後のものになるかも知れないから」
「よく見せてもらうにゃ」 
 にゃんぱいあは確かな声で応えた。
「ここは」
「うん、じゃあね」
 五代はにゃんぱいあのその言葉に頷いてだった。 
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