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オズのボームさん

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第十一幕その一

                第十一幕  終わりが見えてきて
 オズマは整頓の進み具合を見て笑顔で言いました。
「いよいよね」
「うん、あと少しでだね」 
 ボームさんが応えました。
「終わるね」
「そうよね」
「皆でじっくりとやっていって」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「遂にね」
「終わりが見えてきたね」
「そうね、かなりの大仕事だったけれど」
 それでもというのです。
「それがね」
「遂にだよ」
「千里の道も一歩からというけれど」
 オズマはこの言葉も出しました。
「どんなことでも少しずつやっていけば」
「絶対に終わるよ」
「大変なことでも」
「そうだね、僕も外の世界からね」
 ボームさんはアメリカにいた時のことを思い出してお話しました。
「いつもオズの国のお話を聞いてね」
「それを書きはじめて」
「そしてそれを最後まで書けるか」
「そのことはなのね」
「いつも最初の文字を書いた時に思ったよ」 
 ご自身の隣にいるオズマを見てお話しました。
「果たして最後まで書けて」
「外の世界の人に伝えられるか」
「そのことがね」
 まさにというのです。
「どうもね」
「わからなかったのね」
「不安だったよ、けれどね」
 それがというのです。
「書いていけばね」
「終わったのね」
「最後まで書けて」
 そしてというのです。
「皆に伝えられたよ」
「文章もそうね」
「そう、そしてお仕事もだよ」
 こちらもというのです。
「やっていけばね」
「終わるわね」
「必ずね、どんな大事業も」
「ことを進めていけば」
「必ずだよ」
 続けていけばというのです。
「終わるよ」
「その通りね」
 オズマも頷きます、皆まだ朝でお仕事の準備をしています。皆で掃除道具を出していっていてオズマとボームさんもそうしています。
「何でもね」
「やっていくことだよ」
「これは無理と思わないで」
「ことを進めていけば」
 続けていけばというのです。
「終わるよ」
「その通りだね」
「この図書館もね」
 ドロシーも言ってきました、皆モップや雑巾それにバケツや洗剤そして油も出して準備をどんどん進めています。
「最初はなかったわね」
「そうだったね、全くね」 
 ムシノスケ教授が応えました。
「この図書館があった場所は空き地だったよ」
「全くのね」
「けれどここにね」
「図書館を建てようってなってね」
「宮殿のね」
「それで建てたけれど」 
 それでもというのです。
「最初は」
「何もなくて」
「建てはじめても」
 それでもだったのです。 
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