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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十一話 奇巌山へその九

「ですからこの戦いでもです」
「頑張っていいか」
「はい、ホロスコープスも出て来なかったですが」
 クリスタは彼等のことも話した。
「ゾディアーツの中でも」
「本当に一体も出ていないな」
 歌星も言ってきた。
「あいつ等は」
「じゃあ出て来ますね」
「おそらくな」
 その通りだと言うのだった。
「あの連中も強いが」
「ならホロスコープスとの戦いの時は」
「俺もか」
 大文字はクリスタに応えた。
「頼りにしてくれるか」
「絶対に」
「じゃあしっかりと勉強もしないとな」
 大文字はあらためて言った。
「俺も」
「大文字さんは意外と頭もしっかりしているからね」
 あかなめはこう言った。
「大丈夫だよ」
「ああ、意外とか」
「よくお笑いになるけれど」
 その役どころにというのだ。
「けれどね」
「頭いいか、俺」
「ライダーの人達はどの人もね」
「だからちゃんと勉強したらか」
「大丈夫だよ」
 まさにというのだ。
「本当にね」
「それじゃあな」
「大幹部クラスも数が多いね」
 ネロはこのことを嫌そうに語った。
「流石にそれぞれの組織や種族の怪人達のデータファイルはどれも何度も読んだから覚えてるけれどね」
「さもないと覚えられなかったですよね」
「うん、君も覚えたよね」
「はい、覚えないとです」 
 智樹はネロに答えた。
「会長さんのお仕置きが待っているので」
「愛の鞭よ」 
 美香子が妖しく笑って言ってきた。
「気持ちいいでしょ」
「よくないですよ」
 智樹は二等身で必死の顔で答えた。
「冗談抜きで」
「本物の鞭で叩かれてるのに?」
「本物だからですよ」
 だからだというのだ。
「痛いですよ」
「見ていたら容赦していないよね」
 光実も言ってきた。
「美香子さんは」
「はい、それが私のやり方なので」 
 美香子は笑顔のまま答えた。
「そうしています」
「そういうところはね」
「手加減すべきですか」
「ちょっと言う位でね」 
 その程度でというのだ。
「いいと思うよ」
「それでは私が楽しくないので」
「いや、楽しくないんだ」
「はい」
 そうだというのだ。
「どうも」
「楽しむものじゃないからね」
「そうなのですか」
「覚えることも工夫だから」
 光実はこうも話した。
「暗記すればいいから」
「ファイルをですか」
「鞭は必要ないよ」
「では他のことで趣味を満喫します」
 美香子はそれではと述べた。 
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