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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三十話 サラミスの海戦その十九

「この場所での戦いも終わった」
「俺達の勝利でだね」
「そうだ、それでだが」
 スサノオはジオウに応えつつ言ってきた。
「私は一つ提案をしたい」
「提案?」
「次の戦いで君達それぞれの世界の者達との戦いを終わらせたい」
 こう言うのだった。
「そうしたいがいいだろうか」
「そうしてだね」
「後はライダー諸君との戦いを楽しみ」 
 それにというのだ。
「これまで仕掛けた世界には干渉しない」
「そうするんだね」
「次の戦いで最後にする」
 これまで仕掛けた世界への干渉と戦いをというのだ。
「そうしたいがどうだろうか」
「その最後で完全にやっつけてやるわ」
 夜桜ヒメが応えた。
「それならね」
「それが返事だな」
「他の皆はどう?」
 誰も反対しなかった、それどころかだ。
 皆口々にそれで最後だ、最後も勝ってやると言った。スサノオはそれ等の声を聞いて満足した様に言った。
「わかった、では三ヶ月後奇巌山で会おう」
「あの地でか」
「これまで顔を見せなかった者達に働いてもらう」
 ゲイツに答えた。
「そうさせてもらう」
「わかった、ではな」
「楽しみにしている、君達との最後の戦いもな」
 それぞれの世界の戦士達に告げてだった。
 スサノオはここでも大爆発を起こしその中に消え去った、そうしてだった。
 後には何も残っていなかった、サラミスでの戦いは間違いなく終わった。そのことを確かめてだった。
 ライダー達は変身を解いた、常盤はそうなるとすぐに言った。
「最後の最後になるのなら」
「俺達もだな」
「うん、全てのライダーが集まってね」
「戦うべきだな」
 明光院も述べた。
「そうだな」
「やっぱりそうなるね」
「そうだな、ではだ」
「三ヶ月後ね」
「あの山に行くぞ」
「そうしようね」
「ではまずは日本に戻りましょう」
 ツクヨミも言ってきた。
「そうしましょう」
「そうだね」
「あの、その前にです」
 桃子がここでライダー達に声をかけた。
「勝ちましたから」
「だからだね」
「はい、美味しいものを飲んで食べて」
「勝ったお祝いをしないと駄目だね」
「そうしましょう、お酒もお肉もありますよ」
 桃子は笑顔で言ってだった。
 戦士達をその場に案内した、そうしてそこで皆宴を楽しみ神に勝ったことをこの時も祝ったのであった。


第五百三十話   完


                   2022・8・1 
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