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オズのボームさん

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第三幕その八

「天井のお掃除をしていこう」
「わかりました」
「天井にいて」
「そうしてですね」
「拭き掃除をしていきますね
「このまま」
「これも拭こうね」  
 シャングリラも見て言うのでした、天井にあるそれを。
「いいね」
「ああ、汚れてますね」
「遠くから見たらわからなかったですが」
「シャングリラも」
「下から、遠くから見たらとても奇麗なのに」
「それでもですね」
「そう、遠くから見たら奇麗なものでもね」 
 それでもとです、樵はシャングリラを拭きつつお話しました。
「その実はだよ」
「汚れているんですね」
「そうした場合があるんですね」
「それでお掃除しないといけないんですね」
「今みたいに」
「そうなんですね」
「そうだよ、しかもこのシャングリラはエメラルドとクリスタルそしてガラスで出来ているけれどね」
 それでもというのです、クリスタルもガラスも緑のものです。
「どれも磨かないと奇麗にならないよ」
「ただ奇麗じゃないんですね」
「磨かないと」
「お掃除しないとですね」
「奇麗にならないんですね」
「汚れるんですね」
「そうだよ、磨いたりお掃除しないとね」
 それこそというのです。
「奇麗になるものはないよ」
「だから都はいつもだよ」
 かかしは笑顔で言います。
「皆エメラルドやガラスを奇麗にしているね」
「そうですね」
「言われてみますと」
「王宮でもですね」
「そしてこのシャングリラもなんですね」
「同じなんですね」
「そうだよ、同じだよ」
 まさにというのです。
「だから奇麗にしようね」
「ほら、どんどん奇麗になっているよ」
 かかしもシャングリラを拭いています、大きなシャングリラを樵と一緒に拭いて磨いていくとでした。
 どんどん奇麗になっていっています、それで言うのでした。
「お掃除して磨くとね」
「はい、本当に」
「見違える位にです」
「そうなっています」
「さっきまでとはまるで別です」
「きらきらしています」
「そう、どんなものでもお掃除しなかったり磨かなかったりすると汚くなるけれど」
 それでもというのです。
「こうしてお掃除して磨くとね」
「奇麗になりますね」
「どんなものでも」
「だからお掃除もするといいんですね」
「そういうことですね」
「今みたいに」
「そう、奇麗にしようね」 
 是非にというのでした。
「お掃除して磨いてね」
「わかりました」
「天井もそうして」
「それにシャングリラもですね」
「他にもシャングリラはありますけれど」
「全部ですね」
「奇麗にしようね」
 こうお話してでした。
 天井とそこにあるシャングリラも奇麗にしました、それは三時のおやつを食べるまで行われておやつを食べた後もです。 
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