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仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
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第3部~希望と絶望の宝石~
  第26話『新世代、侵攻される』

「シータオルタライザー、だと…」
ディロードは身構える。
「なんだか知らないが、一気にいかせてもらうぜ!」
ディケイドはライドブッカーで斬りかかるが、オルタディロードに一切のダメージが入ることはなかった。
「一切の攻撃が聞かないということは、黒十字総統の力が働いているのか。それなら!」
【KAMEN RIDE-LAZER ANOTHER AGITO MARIKA-】
何かを察知したディロードはレーザー、アナザーアギト、そしてマリカを召喚する。
「流夜、ブレイドにカメンライドするんだ!」
「なんだか解らないけど、了解!変身!」
【KAMEN RIDE-BLADE-】
ディケイドはオリハルコンエレメントを通り抜け、ディケイドブレイドにカメンライドする。
「そして、こいつだ!」
【CHANGE RIDE-GORIDER CARD-】
ディロードはディロードライバーを超スーパーヒーローカードに変え、ディケイドブレイド達に渡す。
「これを使おう!」
ディロードが全員にカードを配り終えると、一斉にカードを上に投げる。
「変身!」
ディロード達は超スーパーヒーローカードの力で仮面戦隊ゴライダーに変身する。
「流夜の攻撃が通じなかったのは、黒十字総統の持つ、カシオペア座の光以外では倒せない防御を利用しているはず。ゴライダーハリケーンで決着をつけよう!」
アカライダーは作戦を伝える。
「解ったわ。行きましょう!頼むわよ、ミド!」
モモライダーはゴライダーハリケーンの元になるボールをミドライダーに投げる。
「行け、キライダー!」
ミドライダーはノーバウンドシュートでキライダーにパスを渡す。
「頼んだぜ、アオ!」
キライダーはヘディングでアオライダーに繋ぐ。そして、それをキャッチしたアオライダーはボールを地面に置く。
「兄貴、エンドボールを決めてやれ!」
「ああ!ゴライダーハリケーン・カシオペア!」
五人のパワーを収束させたアカライダーのキックによりゴライダーハリケーンはカシオペア座の光を放ちながらオルタディロードに向かってゆく。しかし、
「オルタライズシャッター!」
オルタディロードは自身の周囲を囲む強力なバリアを展開し、ゴライダーハリケーンを無力化し、
「オルタライズバインド!」
蛇型のエネルギー弾を放ち、アカライダー以外の四人は拘束されキライダー、ミドライダー、モモライダーはエネルギーを失い消滅する。
「ゲルショッカー大首領の力か。ここはシータオルタライザーの戦力を確認するか。」
【CHANGE RIDE-SPARKLENCE-】
雅はアカライダーへの変身を解除し、スパークレンスのカードを使って等身大のウルトラマンティガに変身する。
「兄貴、相手はゼットンの力を使っているんだ!危険すぎる!」
「だからこそ、相手の戦力を知る必要があるんだ。」
ティガはオルタディロードの放つオルタライズバインドを躱して近づき、エルボーシュートを放つが、オルタディロードは無傷のままティガを投げ飛ばす。しかしティガもスカイタイプに姿を変えて体勢を立て直す。
「これでどうだ!ランバルト光弾!」
ティガは速射性の高いエネルギー弾を放つが、オルタディロードはバリアで防いでしまい、不利と判断したティガはマルチタイプに戻る。
「それなら、くらえ!ゼペリオン光線!」
ティガは必殺の光線を放つ。しかし、
「オルタライズアブソープ!」
オルタディロードはゼペリオン光線のエネルギーを吸収し、ティガに反射する。
「危ない!」
ティガはカラータイマーへの直撃を防ぐために避けるが、攻撃は躱せずにそのまま変身解除してしまう。
「兄貴、無茶はよせ!一旦退くぞ!」
【ATTACK RIDE-BLAST-】
ディケイドはブラストを発動し、自身の周りを撃つことで煙を発生させて雅の手を引っ張り撤退する。

「逃げられたようですね。チンク、オルタディロードの回収を。」
ウーノはスカリエッティと共にモニターを見ながら支持を出す。指示を受けたチンクはラボから出ていく。すると、
「ここがDr.スカリエッティの研究所か。」
背後に何者かが現れる。
「何者ですか!」
ウーノが警戒すると、
「お前たちに協力してやるために来た。」
謎の存在はスカリエッティに手を貸すことを告げた。
「なるほど、これは楽しいことが起きそうだ。ウーノ、折角だ。新しい玩具も試しに動かしてみよう。」
スカリエッティは培養ポットに浮かぶ五人の男を見ながら笑みを浮かべた。

それから一週間が過ぎた。その間にも大量のガジェットドローンが出現し、ディロードが出動する度にオルタディロードによる妨害を受けた。だが、今回は普段と異なる緊急事態が起きた。町中で仮面ライダーたちが人々を襲っている、その報告を受けスカイライダー、スーパー1、ZX、シン、ZO、そしてJが向かうと、そこにはにせスカイライダー、リュウガ、ゴルドドライブ、ショッカーエグゼイドと、偽ライダー達が街を襲撃していたのだ。
「そこまでだ、俺達の偽物!」
スカイライダーが言うと、偽ライダー達は紫色のエネルギーとなって消滅する。突然の事態にスカイライダー達が困惑していると、
「来たか。」
そこに仮面ライダーセイバーそっくりな戦士が現れる。
「何者だ!」
スーパー1が身構えると、
「仮面パワー、トジルセイバー!」
戦士はトジルセイバーと名乗る。そして、
「イジルデ様の名を受け、ジェイル・スカリエッティに協力させてもらう!」
トジルセイバーは明確に敵意を見せる。

その頃、別地点に出現したガジェットドローンを追ってフォワードメンバーが駆けつけると、
「ゥオラァ!」
エリオは突然何者かの突撃を受けて突き飛ばされる。
「エリオ、大丈夫⁉」
スバルは敵の攻撃に備え拳を構えるが、鞭状の何かに捕らえられる。
「スバル、しっかり!」
ティアナもクロスミラージュのダガーを展開してムチを切ろうとするが、マゼンタのエネルギー弾に阻まれる。その光景を見ながらキャロが周りを警戒していると、
「どうだ、楽しめたか?」
男性の声が聞こえ、振り返る先には一人の男性と四体の異形がいた。
「お前達、新たなネクストライアルか!」
エリオはストラーダを構えながら立ち上がる。
「あんな実験体と一緒にするな。俺達はレリックウェポン。スカリエッティの兵器の一つの完成形だ。」
男性はエリオの言葉に反応し、正体を明かす。
「てことは、あんたにもそいつらみたいな姿があるってことね。」
ティアナは男性にそう言う。
「勿論だとも。」
男性はそう言いながら、ガッツスパークレンスと一本のガッツハイパーキーを取り出す。
“ウルトラマントレギア!ブートアップ!トレラシウム!”
男性は悪のウルトラマン、トレギアのキーをガッツスパークレンスに装填する。
「心を蝕む、虚無なる叡智!ウルトラマントレギア!」
男性はガッツスパークレンスのトリガーを引き、ウルトラマントレギア(GS)に変身する。
「さあ始めようか、俺達のデモンストレーションを!」
トレギア(GS)の指示を受け、スバルの動きを封じていた植物系グリード、オーガズはその蔓を引き戻してスバルと交戦する。
「弱い奴らを破壊するのは俺の趣味でな。精々いい悲鳴を聞かせてくれ!」
ティアナを妨害していたカメンライディングディケイドレイダーはティアナにエネルギーの斬撃を放ち、着実に追い詰めていく。
「キャロ、僕たちはそこまで距離が離れていない。背中合わせで行こう!」
エリオはキャロと合流しようとするが、
「おいガキ!お前の相手は俺だ!」
先ほどエリオを突き飛ばした人造アンデット、ケルベロスⅢのはなつ超音波咆哮により、遮られる。
「エリオ君!」
キャロはフリードを巨竜形態に変え迎撃の準備を整えるが、
「トレギア、派手に行っていいか?」
「いいだろう。好きなだけ暴れろ、ゴーカイワルド。」
ゴーカイレッドを歪に捻じ曲げたような怪人、ゴーカイワルドはゴーカイガンのような銃を連射しながらフリードに近づき、
「ゴーカイチェンジ!」
“デ〜スリュウジャー!”
ゴーカイワルドはキョウリュウジャーを苦しめた敵、デスリュウジャーにゴーカイチェンジし、ブーメラン状の投擲武器であるフルートバスターにエネルギーを込め、フリードを攻撃し、キャロの戦闘手段を奪う。
「キャロ!」
エリオはキャロのピンチに対応しようとするが、
「よそ見するな!」
ケルベロスⅢは右肩にある緑色の頭部から突風の如きエネルギー砲撃、インパクトブラストを放ちエリオを壁に叩きつける。
「二人とも大丈夫!?」
スバルはオーガズを殴りエリオ達の救援をしようとするが、
「甘い!」
オーガズはヤシの巨木の如き足でスバルをエリオのいる所まで蹴り飛ばす。
「このままじゃ、厳しいわね。」
ティアナは状況を整理しようとするが、
“カメンライディングボライド!”
「お前、中途半端に強くてつまらんな。」
ディケイドレイダーは必殺技を発動し、エネルギー弾でティアナを攻撃する。
「みなさん!」
そんなティアナ達の所にキャロ近寄る。
「集まってくれてありがとう。おかげで手間が省ける。トレラアルディガイザー!」
トレギア(GS)は必殺光線を放ちフォワードメンバーを戦闘不能にして市街地へ向かっていった。
「なんて強さだ!」
その自身の無力さにエリオとスバルは拳を握りしめていた。

「この世界の結末は、俺が閉ざす!」
“17バーン!ゴースト! 18バーン!エグゼイド! 19バーン!ビルド!”
トジルセイバーはギアトジンガーneoを使い、ダークゴースト、ゲンム 無双ゲーマー、メタルビルドを召喚し、スカイライダー達を攻撃する。
「こいつら、俺達の攻撃が通用しない!」
スーパー1達は防戦を余儀なくされる。
to be continued.
次回、仮面ライダーディロード!
「さあ始めよう!最高のショーを!」
「みんなが苦しまない世界のために!」
「ヴィヴィオ…無事でいて…」
次回『ブレイクダウン』希望を紡いで、全てを救え! 
 

 
後書き
新カード紹介
ゴライダーカード:ディロードライバーをゴライダーの超スーパーヒーローカードに変え、仮面戦隊ゴライダーに変身するためのカード。五人一組でいないと使用できない。 
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