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オズのホボ王子

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第三幕その三

 かかしは皆を笑顔で迎えてくれました、そうして王子のお話を聞いて言いました。
「喜んで」
「来てくれますか」
「そうさせてもらうよ」
 王子に明るい笑顔で答えました。
「是非ね」
「それでは宜しくお願いします」
「そうさせてもらうね、ではパーティーの日も聞いたし」 
 それでというのです。
「その日にね」
「来てくれますね」
「そうさせてもらうよ」
 こう言うのでした、そしてです。
 かかしは王子に尋ねました、その尋ねることはといいますと。
「君達は次は何処に行くのかな」
「樵さんのお城です」
 王子はかかしの質問に答えました。
「次は」
「そうなんだ、丁度いいね」
「丁度いいといいますと」
「そこには今ファイター大尉もいるよ」
 彼もというのです。
「だからね」
「それで、ですね」
「樵君のところに行くとね」
「大尉さんにもですね」
「お話が出来るよ」
「わかりました、そうさせてもらいます」
「それではね、大尉も喜ぶよ」
 パーティーに誘うと、というのです。
「絶対にね」
「それじゃあこれからです」
「樵君のお城に行くね」
「そうさせてもらいます」
「ではね、パーティーの時また会おう」
「そうしましょう」
 笑顔でお話をしてでした。
 一行はかかしのお家の次はブリキの樵のお城に行きました、するとそこには実際に樵だけでなく大尉もいました。
 そして二人で王子のお話を聞いてです、大尉は樵に言いました。
「是非です」
「お誘いに応じるべきだね」
「はい、そうしましょう」
 こう樵に言うのでした。
「これは」
「僕も同意だよ、ではね」
「これからですね」
「うん、パーティーに行く用意をしよう」
「そしてその日にですね」
「その場に着く様にしよう」
「それでは」
 大尉は樵に笑顔で応えました。
「今から」
「支度をしようね」
「いや、お二人も来てくれるのなら何よりです」
 王子は樵と大尉のお話を聞いてここでも笑顔になりました。
「ではお待ちしています」
「うん、そしてね」
「パーティーの場所では楽しもう」
「是非共」
 こう言うのでした、そして樵と大尉に一時のお別れを告げてです。
 今度はジャックのお家に向かいました、そしてジャックのお家でもです。
 ジャックにお話をしました、するとジャックも言いました。
「素敵なお招きを有り難う」
「それではね」
「うん、僕も参加させてもらうよ」
 ジャックは王子にとても嬉しそうに答えました。
「そうさせてもらうよ」
「それではね」
「ただね」
 ここでジャックはこんなことを言いました。 
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