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ドリトル先生とめでたい幽霊

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第十幕その一

                第十幕  織田作さんの文学
 先生は皆と一緒にこの日も大阪のフィールドワークを行っていました、今回は道頓堀にいてでした。
 食いだおれのおじさんの人形を見て皆に言いました。
「やっぱり大阪に来るとね」
「この人形だよね」
「この人形見たいとね」
「どうしても大阪に来た漢字しないよね」
「どうしても」
「うん、だからね」
 それでというのです。
「この前も見たけれど」
「それでもね」
「見る機会あったら見ないとね」
「大阪にはこれがないと」
「本当にね」
「うん、そしてね」
 それでというのです。
「この道頓堀だとね」
「エイリアンもいて」
「そして蟹だね」
「河豚もあって」
「そうした場所だよね」
「そう、そして今日のお昼は」
 先生はこちらのお話もしました。
「蟹道楽だよ」
「あっ、遂にだね」
「遂に蟹食べるんだね」
「何時か何時かと思っていたけれど」
「これからなのね」
「これまで大阪名物を色々食べてきてね」
 今回の織田作さんについての論文を書くフィールドワークの中で、です。
「そしてね」
「いよいよだね」
「蟹を食べるんだね」
「そうするんだね」
「これから」
「そうだよ、皆で食べようね」
 笑顔で言って実際にでした。
 先生は皆をそのお店に案内しました、そして蟹鍋を代表とする蟹料理を食べます。ここでなのでした。
 先生は皆にです、甲羅から蟹のお肉を出して食べつつ言いました。
「そういえばイギリスでもね」
「うん、蟹料理弱いよね」
「ロブスターは食べても」
「こうした感じじゃなくてね」
「何ていうか」
「イギリスがよく言われるけれど」
「そう、弱いんだよね」
 蟹料理はというのです。
「どうしてもね」
「そうだよね」
「イギリス料理はある意味で評判だけれど」
「海の幸はとりわけだよね」
「スーパーでも魚介類のコーナー狭いし」
「蟹だってなんだよね」
「そう、蟹もね」
 どうしてもというのです。
「あまりなんだよね」
「それは否定出来ないから」
「こうして蟹料理ってね」
「食べる機会ないよね」
「うん、だからね」
 それでというのです。
「こうして食べるだけでね」
「嬉しいよね」
「本当に」
「それで大阪なんてね」
「こうだからね」
「蟹も美味しいからね」
「CMでもだからね」
 笑顔で言う先生でした。 
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