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ドリトル先生とめでたい幽霊

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第九幕その一

                第九幕  織田作さんの忍者
 先生はこの日は動物の皆に加えてトミーとも一緒に大阪に行きました、この日はまずは玉造に来ました。
 その商店街に入ってです、動物の皆は言いました。
「ここも賑やかだね」
「玉造の商店街も」
「いい雰囲気だね、活気があって」
「大阪ならではだね」
「そうだね、この活気と賑やかさがね」
 先生も笑顔で応えます。
「大阪だね」
「本当にそうだね」
「今回色々な大阪の場所を巡ってるけれど」
「活気があって賑やかでこそ大阪だね」
「そこに人情もある」
「それが大阪だよね」
「全くだよ、他の街にはないよ」
 大阪のこの活気と賑やかさがというのです。
「日本でもね」
「そうだよね」
「じゃあこのままね」
「この玉造の商店街も巡って」
「そしてだね」
「まずは幸村さんのどころに行こうね」
 こう言ってでした。
 先生は賑やかな玉造の商店街からです。
 皆真田幸村さんの銅像のところに案内しました、そしてです。
 そこで、でした。先生は言いました。
「織田作さんが書いたこの人に縁のある人はね」
「ううんと、誰かな」
「この人に縁がある人って」
「ひいては大阪にも縁がある人みたいだけれど」
「一体誰かな」
「猿飛佐助さんだよ」
 この人だとです、先生は皆に笑顔でお話しました。
「あの人だよ」
「真田十勇士のあの人なんだ」
「十勇士の中でも一番人気のある」
「あの人なんだ」
「うん、あの人を主人公にした作品も書いているんだ」
 そうだったというのです。
「題名はまさに猿飛佐助でね」
「うわ、そのままだね」
「ちょっと他の純文学の人と違う感じがする人だけれど」
「忍者のお話も書いていたんだね」
「そういえば先生前にそうしたお話もしていたかな」
「娯楽ものも書いていたんだね」
「昔から忍者ものは娯楽だね」
 先生も笑顔で言います。
「そうだね」
「うん、確かにね」
「その通りだね」
「言われてみると」
「そうだよね」
「そう、だからね」
 そえでというのです。
「織田作さんは娯楽小説も書いていて」
「それでなんだ」
「織田作さんは猿飛佐助を書いていたんだね」
「そうした作品も」
「成程ね」
「うん、そしてね」
 それでというのです。
「この作品じゃ他の十勇士の人も出たり仙人も出てね」
「そうしてですか」
 トミーは幸村さんの像を見つつ先生に尋ねました。
「娯楽作品になっているんですね」
「仙人がこれまた面白くて漢字だけれどツァラトゥストアっていうんだ」
「あのニーチェの」
「うん、それで佐助さんは術で空も飛ぶよ」
「本当に昔の忍者ですね」
「痛快だけれど途中術が使えなくもなるし」
「それで彷徨うんですね」
 トミーは織田作さんの作風から言いました。 
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