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日本の不良

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第一章

                日本の不良
 リトアニアから日本の八条学園高等部に留学に来ているリーファ=コルシコワはこの時日本の不良漫画を読んでいた。長いさらりとしたブロンドの髪の毛でアイスブルーの切れ長の大きな瞳だ。卵型の顔で唇はピンクで小さい。雪の様な肌で背は一六二程でスタイルはいい。
 その彼女が読んでからクラスメイトの佐藤悠に話した、悠は背は一六〇程で大きな澄んだ目で絹の様な黒髪を腰まで伸ばしている。胸は九十程はある。リーファは黒と白のブラウスとミニスカートそれに青のネクタイと白のブラウスという服装で悠は青と白のスカートの短いセーラー服である。
「日本の不良のファッションもいいわね」
「不良!?そんなにいいの?」
「煙草吸ったり喧嘩をするつもりはないけれど」
 それでもとだ、リーファは話した。
「好きになったわ」
「そうなの」
「そのファッションがね」
 それがというのだ。
「いいわ」
「そんなにいい?」
「素敵だわ。幸いこの学校は制服が色々あってそちらは寛容だから」
 即ち緩いからというのだ。
「だからそのファッションをしてみるわ」
「あんた今の制服が似合ってるわよ」
 悠はリーファにこう返した。
「だから別にね」
「不良のファッションはなの」
「しなくていいでしょ」
「いえ、いいと思ったからよ」
 似合う似合わないの問題ではなくというのだ。
「してみたいのよ」
「そうなの」
「だから早速してみるわね、明日そのファッションで登校するわ」
「そうなのね」
 悠はこの時は派手なメイクにアクセサリーを付けて征服の露出を多くした巷にいる感じだと思った、それで別に大したことはないと思っていたが。
 翌日投稿したリーファを見てだ、悠は眉を顰めさせて彼女に言った。
「何の不良漫画読んだのよ」
「八十年代はじめのよ」
 リーファはこう答えた。
「男は超長ランにリーゼントかパーマの」
「ああ、昔のマガジンやチャンピオンね」
「サンデーでもあったわね」
「ジャンプでもあったわね、忍者漫画で」
「車田正美先生のね」
「それで今のファッションなのね」
 見れば今のリーファの服装はというと。 
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