新ヘタリア学園
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第千二百八話 言論の自由というか
第千二百八話 言論の自由というか
戦前の日本はあまり言論の自由がなかったと言われていました、ですが伊藤さんは新聞を読んで怒ることもありました。
「いや、わしあの人とは関係ないよ」
「人妻さんとはですか」
「わしが遊ぶのは無名の芸者さんとかだし」
日本にその新聞を読んで怒りながら答えました。
「後で揉めるから」
「揉み消すとか権力で、とか」
「それ悪党のすることじゃないか」
だからというのです。
「そんなことしないよ」
「はい、私もわかっています」
日本にしてもです。
「伊藤さんはお相手の方は選んで」
「権力とかそういう力はそんな風に使わないよ」
「左様ですね」
「全く、ブン屋は好き勝手書く」
「書き放題ですね」
「根拠のないことでも普通に書く」
それが事実だとです。
「困ったことだよ」
「それはありますね」
当時からこんな感じでした、そして今もテレビでは飲酒運転で事故を起こした人が偉そうに言っています。
第千二百八話 完
2021・5・7
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