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ラブライブ!虹ヶ咲スクールアイドル同好会ー時空の王ー

作者:末武克之
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第1話 王様と夢を見る少女

虹ヶ咲学園に通う高校2年生の二人の男女が教室でお昼を食べていた。

「それで、ソウゴ君はこれからどうするの?」

幼馴染の上原歩夢はソウゴに聞いた。

「うーん、部活は興味ないから適当に過ごしてみるよ」

常盤ソウゴはそう歩夢に言った。

「ねぇ、ソウゴくんってスクールアイドルって知ってる?」

歩夢はそうソウゴに聞いた。

「ううん、名前は聞いた事あるけど」

ソウゴはそう言って歩夢と話をしていた。


ーーー渡り廊下ーーー


ソウゴは渡り廊下を歩いて外を見た。

「王様になってみせる」

そう言って歩いてふと何かが目に入った。

それはスクールアイドル同好会と書かれたパネルだった。

「スクールアイドル・・・」

そう言ってソウゴは扉を開けた。

そこには様々なスクールアイドルの資料やDVDが置かれていた。

「誰ですか?」

そう後ろから誰かがソウゴに言った。

振り向くとそこにはベージュのショートカットの髪に少し幼さの可愛らしい少女が立っていた。

「あれ?君は?」

ソウゴはそう女子生徒に聞いた。

「質問してるのは私です!」

女子生徒はそうソウゴに聞いた。

「俺は、常盤ソウゴ。この学園の2年生だけど」

ソウゴはそう女子生徒に言った。

「えっ、常盤ソウゴって王様になってみせるっていう変わり者の?」

女子生徒はそうソウゴを目の前に言った。

「あ~、そう思われてるんだ」

ソウゴはそう言って少し笑顔で頷いた。

「でも、そんな先輩が何でここに居るんですか?」

女子生徒はソウゴに訪ねた。

「うん、ちょっとスクールアイドル同好会ってどんなのか気になってね」

ソウゴはそう言って資料を見ていた。

「あの、先輩は本気で王様になりたいんですか?」

女子生徒はソウゴに聞いた。

「なれないんて可能性はないからね」

ソウゴはそう言ってじっと外を見た。

「あの、先輩!」

「ん?」

ソウゴに声を掛ける女子生徒にソウゴはじっと女子生徒を見た。

「私に力を貸してください!」

女子生徒はソウゴの片手を握って言った。

「別に構わないよ」

ソウゴは何も聞かずに言った。

「いいんですか?」

女子生徒はソウゴに聞いた。

「俺さ、王様になりたいからさ!王様って分け隔てなく民に力を貸す存在だから」

ソウゴはそう言って女子に笑顔で言った。

「ありがとうございます!」

女子生徒は泣きそうになりながら頭を下げた。


ーーー生徒会室ーーー


ソウゴと女子生徒の中須かすみは生徒会室に着て生徒会長に話をしていた。

「残念ですが。新たに1人入っても部活とは認めません!」

生徒会長はそうかすみに言った。

「でも同好会なら二人までOKだったじゃないですか!」

そうかすみは生徒会長に言った。

「頭数を増やしても認められません!」

生徒会長はそうかすみに言い放った。

「頭数じゃないもん。常盤先輩はスクールアイドル同好会の仲間だもん!」

かすみはそう生徒会長に言った。

「本当に頭数じゃないよ!」

ソウゴはそうかすみの前に立ち生徒会長に言った。

「かすみが一生懸命やってるなら王になる俺は手助けをするだけだよ!」

ソウゴはそう生徒会長に言った。

生徒会長はソウゴをじっと見た。

「わかりました!なら、部員を10人集めたら同好会として認めます!」

生徒会長はそうかすみとソウゴに言った。

「えっ?10人!!」

かすみはかなり驚いていた。

「無理ならやめますか?」

生徒会長はそうかすみに聞いた。

「やってみせるよ!」

ソウゴはそう生徒会長に言った。



ーーー生徒会室の外ーーー


「常盤先輩!何か宛があるんですか?」

かすみはソウゴに聞いた。

「無かったら言わないよ!」

そう言ってソウゴは歩き始めた。


ーーー2年の教室ーーー


ソウゴは自分のクラスに戻りかすみとクラスに入りその人物と話をしていた。

「頼むよ!歩夢!」

ソウゴはそう歩夢に言った。

「えっ!私がスクールアイドルに!?」

歩夢はそうソウゴに聞いた。

「お願いだよ!歩夢しか頼れる親友が居ないんだ!」

ソウゴはそう歩夢に言った。

「でも、私なんかよりいい人がいる筈だよ!」

歩夢はそうソウゴに言った。

「歩夢はさ。昔俺に言ったよね。両親を失って悲しんでた時に『ソウゴくんは1人じゃないよ!私が居るしおじさんも居るからって!』その優しさを持つ歩夢なら大丈夫だよ!」

ソウゴはそう歩夢の両手を握って言った。

「ソウゴくん、わかった。ならやってみるよ」

歩夢はそうソウゴに言った。

ーーーその日の帰り道ーーー


ソウゴと歩夢とかすみの3人は互いに話をしながら家に帰宅しようとしていた。

「ん?」

歩夢は何かに気づいた。

「どうしたんですか?歩夢ちゃん?」

かすみは歩夢に聞いた。

「何か変な音が聞こえない?」

そう歩夢は言った。

ソウゴは後ろから何か気配を感じて振り向いた。

そこには巨大な赤いロボットが立っていた。

「な、な、何ですかこれ?」

かすみはそう言った。

「とりあえず、何かやばそうだよ!」

そう言ってソウゴは後ろに下がった。

「逃げよう!」

歩夢はそう言って二人に言った。

「そうだね」


3人は走り出した。


ーーー商店街ーーー


ソウゴ達はうまく逃げてロボットが追い掛けてこれないスペースまで逃げて安心していた。

しかしロボットは力ずくでスペースを開けようとした。

「ヤバイですよ!先輩!」

かすみはそうソウゴと歩夢に言った。

するとロボットを同じ型のロボットが吹き飛ばした。

「早く乗りたまえ!早く!」

ロボットからそう男の声が聞こえた。

ソウゴと歩夢とかすみはロボットに入った。

ロボットの中には1人の若い男性が立っていた。

「貴方は?」

かすみは男性に名前を聞いた。

「話はあとだ!」

そう言ってパネルから何か数字を出して飛び出した。



ーーー1829年ーーー


ソウゴと歩夢とかすみは茶屋でお茶を飲みながらフードを被った男性の話を聞いていた。

「今から50年後の未来から私は君を王にするために来たんだ。君は世界を破壊するために魔王になる。そして強大な力であらゆる敵を倒してきた」

そう男性はソウゴに言った。

「俺が・・・魔王に?」

ソウゴはそう男性を見た。

「ソウゴくんは魔王にならないよ!」

歩夢はそう男性に言った。

「未来は枝分かれしている。その未来という枝の中に魔王になる未来があるんだよ」

そう男性はソウゴに言った。

「とりあえず、君は・・・」

すると前から何か騒ぎが起きていた。

ソウゴと歩夢とかすみはその騒ぎを覗き込んでいた。

「ケンカみたいだね」

ソウゴはそう歩夢とかすみに言った。

「やれやれ、仕方ないな」

男性は本を片手に持ちながらケンカの中に入った。

「その辺にしたらどうかな?」

男性はそう四人の男性に言った。

「うるせー!」

男性の1人は角材で殴り掛かった。

本を持った男性はマフラーの様な布を自在に操り角材を切り落とし回し蹴りで男性を吹き飛ばした。

「私を甘く見ない方がいい」

そう言って男性は本を閉じて残り3人を睨んだ。

残りの3人は怯えて逃げ出した。

「やれやれ」

男性はゆっくりと歩きながらソウゴ達の場所に戻り少しため息をした。

「一応言っておくがあまり過去に干渉しない方がいい」

そう男性は3人に言った。

「えっ?何でですか?」

かすみはそう男性に聞いた。

「過去に干渉すると歴史が壊れる可能性があるからだ」

そう男性は本を片手に持ちながら言った。

「うわぁあああああ!」

いきなり橋の上から声が聞こえた。

そこには赤いボディに仮面に[らいだー]と書かれた人物が歩いていた。

「何あれ!」

ソウゴはそう男性に聞いた。

「あれは君を倒すために未来から来たゲイツくんが変身した姿だ!逃げるぞ!」

そう男性は言ってタイムマジーンに乗りタイムジャンプをした。


ーーー時空間ーーー


ソウゴ達はタイムマジーンに乗りどこかへ逃げていた。

だがゲイツのタイムマジーンが追い掛けて来て激突した瞬間歩夢とソウゴは投げ飛ばされた。



ーーー2017年ーーー


「うおっ、どこ?ここ」

ソウゴはそう辺りを見ながら言った。

「ソウゴくん。とりあえずどうしよう?」

歩夢は辺りを見ながら言った。

すると二人の後ろから何かが近づいていた。

それは黒いロボットの大軍だった。

「何これ?」

歩夢は怯えながら言った。

「歩夢!」

ソウゴは歩夢の前に立ち戦う準備をした。

「避けろ!」

[ボルテックフィニッシュ!]

[スクラップフィニッシュ!]

[クラックアップフィニッシュ!]

四人の仮面のHEROがロボットの大軍に必殺技を打ち込み一掃した。

「おい!大丈夫か?」

「おい!生きてるか?」

四人はソウゴと歩夢を心配して聞いた。


ーーー?ーーー


ソウゴと歩夢は四人の戦士の隠れ家に案内された。

「君たちは本当に未来から来たのか?」

1人の若い男性がそうソウゴに聞いた。

「未来かどうかわからないけど。今西暦何年?」

ソウゴはそう男性に聞いた。

「今は西暦2017年だ。」

ロボットの戦士に変身していま男性はココアを歩夢に渡した。

「えっ!?」

歩夢はカレンダーを見た。

そこには2017年と書かれていた。

「あの、四人が変身していたあの姿は何ですか?」

歩夢はそう四人に聞いた。

「あれは仮面ライダーって言って世界を守るために戦うHEROだよ」

青い革ジャンを着た男性はそう歩夢に言った。

「仮面ライダー?」

歩夢は頭を傾げた。

「まぁ、知ってる奴はかなり少ないがな」

そう紫色の仮面ライダーに変身していた髭を生やした男性は言った。


四人と会話をしながらソウゴは考えていた。

自分が魔王になって世界を滅ぼすならこの人達なら救えるのかと。

ガチャ。

「あっ!歩夢ちゃんとソウゴ先輩見つけた。」

かすみはドアを開けてそう言った。

「やれやれ、すまないね。探すのに苦労したよ!」

そうマフラーをした男性はソウゴに言った。

「君たちは?」

赤と青のライダーに変身していた男性はマフラーの若い男性に聞いた。

「私はウォズ、彼の家臣だ」

そうウォズはソウゴに膝を着いて言った。

「そうか、帰るのか?」

革ジャンの男性はソウゴと歩夢に聞いた。

「はい!」

歩夢とソウゴは頷いた。

「気を付けろよ」

そう男性はソウゴに言った。



ーーー2019年7月3日ーーー


ソウゴと歩夢とかすみとウォズの四人は元の時代に戻り安心して家に帰っていた。

「それより今から家に来ない?」

ソウゴはかすみとウォズに聞いた。

「えっ!?」

かすみとウォズは豆鉄砲を食らった顔をしていた。

「クジゴジ堂でスクールアイドルの話をしたいし」

歩夢はそう二人に言った。



ーーークジゴジ堂ーーー


「ただいま」

ソウゴはそう言ってドアを開けた。

「お帰りー!」

そう言って出てきたのはソウゴの叔父の常盤順一郎は部屋の奥から出てきた。

「あれ?歩夢ちゃんともう二人はソウゴくんの友達かな?今からお茶を淹れるけどミルクティーで大丈夫?」

そう順一郎は二人に聞いた。

「はい!かすみんは大丈夫です!」

そうかすみは順一郎に言った。

「ああ、私も構いません!」

ウォズはそう順一郎に言った。


ーーー公園ーーー


「はぁ~。μ'sの解散か。」

眼鏡をした女子高生が1枚の写真を持ちながらそう言った。

「今まで頑張って来たのに。」

女子高生はそう言って仲間達の事を考えていた。

公園から出た瞬間トラックが女子高生に突っ込んできた。

女子高生は死を覚悟した。

だが。

女子高生以外の時間が止まったみたいに全て静止していた。

「どうなってるの?」

女子高生はそう辺りを見ながら言った。

「やぁ、君は危うく死ぬところだったんだよ」

1人の少年が女子高生にそう言った。

「えっ!?そうなの?」

女子高生はそう少年に聞いた。

「でも時間を動かしたら君は死ぬけど。そうしたら君はダンスを踊れなくなるけどそれを望むなら動かそうか?」

そう少年は片手を前に出そうとした。

「何が望みなの?」

女子高生はそう少年に聞いた。

「君には時の王者になってほしいんだ!頼めるかな?」

そう少年は女子高生に聞いた。

「いいよ!μ'sを続けられないなら!」

そう女子高生は言った。

「契約成立」

[ビルド!]

黒い丸い物体を女子高生の体に押し込み女子高生はアナザービルドに姿を変えた。


ーーー武道館ーーー



「姉さん!」

二人のアイドルが逃げていた。

アナザービルドはボトルらしき物を二人に向けた。

[Saint Snow]

「鹿角 聖良。鹿角 理亞。ベストマッチ!!

そう言ってアナザービルドはゆっくりと歩き始めた。


ーーー次の日ーーー


ソウゴは眠気を堪えながらかすみの元のメンバーに頼みに向かっていた。

「あっ!居ました!あの子です!」

かすみが指差した方には演劇部の期待の新星の桜坂しずくが立っていた。


ーーー5分後ーーー


「スクールアイドル同好会に戻って来てほしいんですね」

しずくはそうソウゴに聞いた。

「無理なら無理にとは言わないよ」

ソウゴはそうしずくに言った。

「わかりました!またお願いします!」

しずくはそう頭を下げて言った。

「いいの?」

かすみはそうしずくに聞いた。

「うん。」

しずくは頷いた。


ーーー放課後ーーー


四人は帰宅ついでにどこかでお茶をしようと話をしていた。

「ねぇ、先輩あれなんですか?」

しずくはそうソウゴに聞いた。

しずくの指差す方にはアナザービルドが女子高生3人を襲っていた。

[A-RISE 優木あんじゅ]

「残り二人」

アナザービルドはそう言って二人に近づいた。

「やめろー!!」

ソウゴは走り出して二人のスクールアイドルを助ける為にアナザービルドの腕を掴んだ。

アナザービルドはソウゴを振りほどきそのまま回し蹴りでソウゴを蹴り飛ばした。

「俺は何もできないのか?」

ソウゴはそう言って片手を力一杯握った。

「我が魔王。」

隣にはウォズが立っていた。

「君にはまだ希望があるよ」

ウォズはソウゴにジクウドライバーを渡そうとした。

「これって・・・」

ソウゴはそれを受け取りジクウドライバーをじっと見た。

「常盤先輩!それを使ったら最悪の未来が待ってるんですよ!」


かすみはそうソウゴに言った。

「大丈夫だよ!ソウゴくんならできるよ!」

歩夢はそうソウゴに大声で言った。

「俺は、魔王になる!でもなるのは最低最悪の魔王じゃない!最高最善の魔王だ!」

ソウゴはそう言ったその時左手にジオウライドウォッチがソウゴの手にあった。

「変身!」

[ジオウ!ライダータイム!カメンライダー!ジオウ!]

ソウゴは仮面ライダージオウに変身した。

「祝え!時空を越え過去と未来を刻む時の王者!その名も仮面ライダージオウ!始まりの瞬間である!」

そうウォズはアナザービルドに言った。

ジオウは走り出してアナザービルドにパンチをステップよく4発打ち込んだ。

そのまま回し蹴りを打ち込んだ。

アナザービルドは負けじと蹴りを打ち込んだ。

「よっと!」

ジオウはそれを避けて片手にジカンギレードを持ち[ケン]にして攻撃を仕掛けた。

一撃二撃三撃と斬りまくり必殺技を発動した。

[ジオウ!フィニッシュタイム!ジオウ・ギリギリスラッシュ!]

ジオウの必殺技を食らいアナザービルドは真っ二つ斬られアナザービルドは女子高生に元に戻った。

ジオウは辺りを見て歩夢とかすみとしずくに向かった。

「ソウゴくん大丈夫?」

「何だか王様みたいですね!」

「先輩のその姿何ですか?」

3人は一斉にジオウに問いかけた。

「我が魔王!」

後ろから誰かが歩いてきた。

「何故ジオウになった。」

ゲイツはそうジオウに聞いた。

「俺が選んだ道だ!俺が正しいと感じたから。それだけだ!」

そうジオウはゲイツに言った。

「なら、潰す!」

[ゴースト!]

[アーマータイム!ゴースト!開眼!]

ゲイツはゴーストライドウォッチを使いゴーストアーマーに姿を変えて殴り掛かってきた。


続く 
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