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ドリトル先生と姫路城のお姫様

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第八幕その九

「ここは」
「そうだね」
「じゃあそのことも提案してみよう」
「何か色々だけれど」
「アイディアはどんどん出してこそだし」
「そうしていっていいわね」
「そうも思うし」
 それだけにというのです。
「日曜にはね」
「このこともお姫様に提案だね」
「ライトアップやイルミネーションのことも」
「このことも」
「そうしようね。洋食に」
 お料理にというのです。
「花火にお茶に」
「ライトアップとイルミネーション」
「そうしたものを提案する」
「そうするんだ」
「そうしよう、アイディアが出るか不安だったけれど」
 それがというのです。
「これがね」
「結構出てるね」
「いい具合に」
「いいことだね」
「本当に」
「そうだね、よかったよ」
 笑顔も浮かべる先生でした。
「このことは」
「全くだね」
「果たしてアイディアが出るか不安だったけれど」
「出たわね」
「それも五つも」
「そうなったよ、神様に感謝しないとね」
 先生も信仰を出しました、先生は敬虔なクリスチャンでもあります。そして他の宗教も尊重しています。
「やっぱり」
「これもいつも先生が学問に励んでいるからだね」
「本を読んでフィールドワークもして」
「色々な物事を知ってるから」
「アイディアも出て来るのだろうね」
「若し何も知らないと」
 その場合はどうなのか、先生はお話しました。
「何も出ないよね」
「そうだよね」
「まずは何かを知らないとね」
「そこから出ないよね」
「アイディアにしても」
「そうだね、太宰治に豊美秀吉に織田信長」
 今回のアイディアの元となった人達のことも思うのでした。
「その人達のことを知らないと」
「花火は出なかったし」
「お茶やライトアップもね」
「イルミネーションだってそうで」
「そうならなかったから」
「あと洋食もだね」
 このアイディアもというのです。
「出なかったね」
「そうだよね」
「イタリア料理やフランス料理を知らないと」
「すべイン料理だってね」
「そうだったね」
「本当に知っていないと」
 また言う先生でした。
「何も出なかったよ」
「ううん、お姫様も先生が博識だから知っていて」
「それでだね」
「お願いしたんだね」
「そうだね」
「そうだったら嬉しいね、じゃあ日曜に」
 この日にというのです。
「皆でまた姫路城に行こうね」
「うん、是非ね」
「そうしてお姫様にお話しようね」
「宴で何をするか」
「そのことを」
「そうしようね」
 まことにと言うのでした、そしてです。 
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