| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

オズのファイター大尉

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第十二幕その七

「もう魔法と科学で暮らしてるからね」
「キッチンもお風呂もボタン一つで色々出来る様になったから」
「昔みたいに家事も多くないよ」
「何かとね」
「ワイン造りも機械で葡萄を潰して出来るから」
「昔みたいに足で踏むことはないからね」
 そうしたことはないのです。
 それで、です。二人は皆に言いました。
「ドロシーだけで充分だよ」
「ドロシーがちょっと手伝ってくれたらそれでいいのよ」
「皿洗い器に入れて洗った食器をなおす位かな」
「お家の中のお掃除はいつも二人でしてるしね」
「だから僕達だけで充分なんだ」
 トトも皆に言います。
「だから安心してね」
「そうなんですか」
「それじゃあですね」
「僕達は特にですね」
「やることがないんですね」
「そうなんですか」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「休んでいいみたいだよ」
「じゃあ何をしようかしら」
 ここでこう言ったのはポリクロームでした。
「これから」
「そうだね、見学させてもらおうかな」
 っここでこう言ったのはジャックでした。
「お二人のお仕事をね」
「そうしてなのね」
「うん、楽しもうか」
「それがいいのね」
「今からワインを造るよ」 
 ここでこう言ったのはヘンリーおじさんでした。
「葡萄を製造機の中に入れてね」
「それで製造機で潰すのよ」
 エムおばさんもお話します。
「これからね」
「ワインを造るところが見られるんですね」
 神宝はそう聞いて目を輝かせました。
「それは面白そうですね」
「そうね、私これまで見たことないわ」
 恵梨香が神宝に応えます。
「それじゃあね」
「うん、ここはね」
 是非にと言ったカルロスでした。
「見せておらおうかな」
「そうだね、一体どうしてワインを造るのか」
 是非にと言ったジョージでした。
「観たいしね」
「それならね」
 最後にナターシャが言いました。
「お願いしてみましょう」
「いいとも、では観てね」
 早速と言ってでした、そのうえで。
 五人も大尉達もでした、ワインが造られる場面を観せてもらうことにしました。するとワインは製造機にヘンリーおじさんが動かすブルドーザーで入れられてです。
 そうして製造機の中でプレスされてでした。
 ワインが造られます、その光景を観て五人は言いました。
「ああして造るんだね」
「そうなんだね、今のワインは」
「豪快っていうかね」
「ブルドーザーとプレスで造るのね」
「そうして造るのね」
「そうなの、おじさん達はね」
 ドロシーが五人にお話します。
「こうしてね」
「ブルドーザーとかを使って」
「そうしてなんですね」
「ワインを造るんですね」
「そうされてるんですね」
「今みたいに」
「ここからね」
 ドロシーはさらにお話します。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧