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マギアレコード 銀河の光が呼び出した男

作者:末武克之
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第1話 夕陽の伝説

神浜市。
この街には西と東と北と南でそれぞれの縄張りを持った魔法少女がたくさんいる。
だが彼女達の持つソウルジェムが黒く濁ったとき。
彼女達は魔女と呼ばれる化け物になる。
しかし1人の戦士がソウルジェムの濁りを浄化する能力を持ちその力で多くの魔法少女の運命を変えてきた。
その人物はコードネームはオーブオリジン。
だが彼が神浜市に現れたのは4ヶ月も前の事だった。


ーーー現在ーーー


神浜市のとあるカフェで5人の少女が話をしていた。
「なぁなぁ、明日どっか遊びに行こうぜ!」
そう深月フェリシアは4人の少女に言った。
「遊びに行くってどこに行くの?」
七海やちよはフェリシアに聞いた。
「そりゃあ、遊園地とか動物園とか」
フェリシアはそう言った。
「でもさ、動物園てかなり高いよ」
由依鶴乃はそうフェリシアに言った。
「わ、私も、いきたいです!」
二葉さなはそう鶴乃に言った。
「いろはは?」
やちよは環いろはに聞いた。
「私は行ってみたいな」
そういろははそう言った。
「でも、1人2500円もするわよ」
やちよはそういろはに言った。
「意外と高いんですね」
そういろはは下を見た。
「おい!」
後ろから誰かがいろは達に何かを渡した。
「あの、何ですか?これ?」
いろはは男性に聞いた。
「いつも来てくれるからな」
男性はそういろはに言った。
いろはは中を見ると動物園のチケットが5枚入っていた。
「こんなの貰えませんよ!」
いろははそう男性に言った。
「気にすんな。同じ街を守る者同士ささやかなプレゼントだ」
男性はそう言って自分の席に座った。
「あの人誰ですか?」
さなはやちよに聞いた。
「あの人はクレナイガイ。4ヶ月前にこの街にふらりと来た旅人よ」
やちよはそうさなに言った。
「旅人さん」
さなはじっとガイを見た。
「とりあえず、明日は休みだし動物園でゆっくり遊ぼうぜ!」
フェリシアはそう言った。
「仕方ないわね」
やちよはそう言って納得した。
「よーし!明日が楽しみだぜ!」
フェリシアはそう言って浮かれていた。


ーーー次の日ーーー


いろは達は動物園に着き辺りを見ていた。
「うわぁー!スゲー!」
そうフェリシアははしゃぎながら言った。
「それにしても休日だから人多いですね」
いろはそう言った。
「仕方ないわよ」
やちよはそう言って辺りを見た。
「ねえねえ!何から乗ろうか?」
鶴乃はそう四人に聞いた。
「とりあえず、遊びまくろうぜ!」
フェリシアはそう言って走り出した。
「待ってよ!フェリシアちゃん!」
いろははそう言ってフェリシアを追い掛けた。


ーーージェットコースターーーー


いろは達はジェットコースターで順番待ちをしていた。
「フェリシア?本当に乗るの?」
やちよはそうフェリシアに聞いた。
「おう!」
フェリシアはうきうきしながら言った。
「フェリシアと私しか乗るのが居ないなんて」
そう言って下を見るといろはとさなと鶴乃が三人仲良くジュースを飲んでいた。
「しっかしいろは達が絶叫系がダメなんてな」
フェリシアはそう言って順番が来てうきうきして座った。



ーーー10分後ーーー


ジェットコースターを乗り終わりフェリシアとやちよはいろは達と合流した。
「それにしても何だか不思議な感じがしますね」
さなはそう言って辺りを見た。
「それよりライオンのコーナーに行こうぜ!」
フェリシアはそう言って走り出した。


ーーーライオンコーナーーーー


ライオンのコーナーには白いライオンが大きな声で唸っていた。
「綺麗ですね」
さなはそう言ってライオンに見とれていた。
「それにしてもライオンってかわいいよね」
いろはそう四人に言った。
「ネコ科だけど結構狂暴らしいわよ」
やちよはそう言ってライオンを見ていた。
「それじゃあ、他行こう!」
鶴乃はそう四人に言った。


ーーー夕方ーーー


時計を見ると時間は18時23分になっていた。
「そろそろ帰りましょうか」
やちよはそう四人に言った。
「そうですね」
いろははそう言った。
「まだ見てたかったな~」
フェリシアはそう言った。
その時。

シャリン!

何かが耳に響いた。
「なに?今の」
さなはそう言って辺りを見た。
すると前に黒い鷹の様な使い魔が19体いろは達の前に現れた。
「みんな、行くわよ!」
やちよはそう言ってソウルジェムに魔力を注ぎ魔法少女に変身した。
「おう!」
「はい!」
「オッケー!」
「わかりました!」
他の四人もそう言ってソウルジェムに魔力を注ぎ魔法少女に変身した。
「喰らいやがれ!!」
フェリシアはそう言ってハンマーで使い魔に攻撃を仕掛けた。
いろはと鶴乃は遠距離から攻撃を仕掛けた。
さなは盾で攻撃を防ぎながらいろは達を守っていた。
「あれが魔女?」
やちよは前を見ると銀色の竜の様な鳥がいろは達を見下ろしていた。
「デカい!」
フェリシアはハンマーを片手に持ちながら言った。
「■■■■■■■■」
魔女は口から竜巻を起こしいろは達に攻撃を仕掛けた。
いろは達はそれを避けようとしたがいろはがその竜巻をまともに喰らい上空に吹き飛ばされた。
「いろは!」
フェリシアはいろはを助けようとしたがいろはは上空990m飛ばされてそのまま下に真っ逆さまに落ちようとしていた。

だが。

ガシッ。

誰かがいろはを抱えて地面にゆっくりと降り立ちいろはを抱えて歩いていた。
「?」
いろははゆっくりと目を開けるとそこにはカフェに居た風来坊のクレナイガイが居た。
「待たせたな」
そう言ってガイはいろはを降ろして片手にリングを持っていた。
「あの、何で普通の人間の貴方が?」
いろははそうガイに聞いた。
「あれ?何でガイさんが?」
鶴乃はそうガイに聞いた。
「話はあとだ!あいつを倒すぞ!」
そうガイは言って片手持っていたリングを光らせた。
「ウルトラマンさん!」
[ウルトラマン!シュワ!]
「ティガさん!」
[ウルトラマンティガ]
二つの光がガイの辺りを交差してガイを包み込んだ。
「光の力、お借りします!」
そうガイは言ってリングを空に上げた。
[フュージョンアップ!オーブスペシウムゼペリオン!]
その瞬間ガイの服は赤と銀とパープルの魔術師の様な剣士の様な服に変わった。
「俺の名はオーブ!闇を照らして悪を射つ!」
そう言ってガイはファイテングポーズを取った。
「ガイさん?」
いろははガイをじっと見た。
「悪いが君たち力を貸してくれるか?」
ガイはそう5人に言った。
「えっ?」
いろはは呆けた顔をしていた。
「必殺技を発動するだからお前達であの魔女を引き付けてくれ!」
ガイはそう5人に言った。
「わかりました!」
いろははそう言ってアーチェリーを魔女に向けて放った。
矢は魔女に直撃した。
「いくよ!フェリシア!」
そう鶴乃はフェリシアに言った。
「おう!」
フェリシアはハンマーで魔女の頭に攻撃を仕掛けた。
「お前等離れてろ!」
ガイはそう言って両手を十字に組んだ。
「スぺリオン光線!!!!!」
白銀の光線は魔女に直撃して爆発した。
ガイはグリーフシードを片手に持ちながらそれをいろはに渡した。
「じゃあな」
そう言ってガイは変身を解除して歩き始めた。
「夕日の風来坊」
やちよはそう言って背中を見た。


ーーー喫茶店・ブラックスターーーー


ガイはまた喫茶店でコーヒーを飲みながら魔法少女達の淡いピンク色の話を聞いていた。
「あっ!ガイさん!」
そういろははガイを見つけて名前を言った。
「よう、」


新たな魔法少女とオーブの物語が始まったのである。 
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