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ドリトル先生と和歌山の海と山

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第三幕その一

                第三幕  和歌山到着
 先生達は連休ががはじまる前日のお昼過ぎに早速でした、八条大学の正門のところに集まってそうしてでした。
 王子がキャンピングカーに乗って皆をお迎えしてそのうえでお話しました。
「じゃあ皆でこれに乗ってね」
「そうしてだね」
「和歌山に行こうね」
 こう先生にもお話します。
「そうしようね」
「それじゃあね」
「和歌山に着くのは夜かな」
「そうだね、しかしね」
「しかし?」
「いや、先生もトミーも僕達も講義とかが終わってね」
 お昼過ぎ、二時半にはです。
「今行けていいね」
「そうだね、今出発して高速に乗って和歌山に向かえばね」
「夜のうちに和歌山に着けるからね」
「夜に着いたらホテルに入って」
「八条グループが白浜に経営してるね」
「そこに入って晩御飯を食べて」
 そうしてというのです。
「温泉にも入ってね」
「そうしてだね」
「最初からはじまろうね」
 和歌山に入ってすぐにというのです。
「そうしようね」
「是非ね、じゃあ今から乗ろう」
「三時になればです」
 いつも王子のすぐ後ろに控えている執事さんもお話してきました、とても丁寧で礼儀正しい口調です。
「その時はです」
「ティータイムですね」
「その用意もしていますので」
 だからというのです。
「まずはそちらをお楽しみ下さい」
「それでは」
 先生は執事さんにも笑顔で応えました、そうしてです。
 王子とトミー、動物の皆と一緒にキャンピングカーに乗り込みました。皆が乗り込むとキャンピングカーは出発してすぐに高速に入りました。
 高速に入りそこからまず大阪への道を進む中でティータイムとなりました。動物の皆は和風のティータイムを楽しむ先生に車窓の外の風景を見ながら尋ねました。
「和歌山ってどんなところか大体聞いたけれど」
「海と山の場所なんだよね」
「木も凄く多くて」
「そうした場所だよね」
「そうだよ。それは日本の殆どの場所がそうだけれど」
 海と山に囲まれた場所ということはです。
「和歌山もそうだね」
「前は海でね」
「そして後ろは山で」
「山は木が生い茂っていて」
「そうした場所よね」
「青と緑が一緒にあるのね」
「そう、日本ならではの光景だよ」
 先生はお抹茶を飲みつつ皆に答えます、お菓子は上は三色団子中はきんつば下はどら焼きの和風三段セットです。
「まさにね」
「先生が今食べているティーセットと一緒で」
「まさに日本ね」
「そしてその日本を今回も楽しむ」
「そうしていくのね」
「そうだよ、景色を見てサファリパークも行くし」
 それにでした。
「高野山も行くしあとね」
「あと?」
「あとっていうよ?」
「和歌山城も行くよ」
 こちらにもというのです。
「紀伊和歌山城にね」
「あれっ、和歌山にもお城あるんだ」
「そうだったの」
「大阪や姫路や松山は見てきたけれど」
「和歌山もお城あるんだ」
「そうだよ、紀伊徳川家のお城だったんだ」
 そのお城はというのです。 
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