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転生貴族の銀河

作者:ドンコ
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第二十一話

要塞プラネート(惑星)



難しい事になった。

駐留艦隊に名前をと言われたのだ、第一艦隊とかは論外だと思うしな、同盟軍でもないのにさ




艦隊司令官が参謀が副官も会議室に集まっている。


「俺の意見は第一軍からとか?」

「なら俺は三軍が良いナ、ラッキーナンバーだ」

「ラッキーナンバーか・・・・・
俺は十七かな」

「空きが出来るな」

「名前でいいんじゃないか?」

「面白く無いぞ」

「なら何だ、どうする?」

「その会議だろ?」

「それもそうだ、酒は?」

「飲むか!良いぞ酒も良いだろう。酒を用意してくれ」

そのままに酒が皆に準備され!宴になった


「ロルフ様、俺は機動艦隊が良いですな」

「なら俺は、プラネート直属艦隊だな」

「そう来たか、俺は・・・・・・なんだ?」

「考え無いのかい!」

「俺は!俺はマユル護衛艦隊だ!!!!」

「女房の名前だろ、それ?」

「悪いか!」

「悪くは無いが、部下の気持ちも考えたか?」

「・・・・・・・」

「却下」

皆が好き勝手に発言しても喧嘩にはならない、いつもの光景だが!今回は真剣に話してはいるが、いつもは宴になり最初からもう一度、話し合いになる事もままある。
不満を言い合い、ストレス発散の場でもある。

「面白いが、もう既に二時間だぞ。時間は有るが何か無いか?]

「ロルフ艦隊、第1軍とか?」

「それなら、プラネート機動艦隊郡ではどうだ?」


「それも良いですね、で!各艦隊の名前は?」

「第一軍からにする?」

「「「「「それは嫌だな」」」」」

全員それって無いだろ

「なら何か言ってくれよ」

「大隊とか旅団とかは使えませんしね。機動艦隊とかになるしな」

皆が腕を組み悩んでるが!良い名前が出て来ない

「プラネート流星群、第一機甲軍では?」

「「「「「!」」」」」

皆が!皆の会話が止まり・・・・・





カプチェランカからの帰宅部隊!


帝国軍の基地は上空から実験の為にレールガンをぶち込み破壊された。
レールガンの威力は高く、巻き上げられた土に氷、摩擦で蒸気も発生したが直ぐに凍りつき跡にはクレーターが幾つも出来上がっていた。


オフレッサー大将の気持ちで、長年戦っていた戦士達には酒が用意されてた。
皆が無事に帰宅できると喜び、泣き、歌い、奇声を上げる者もいた。全員が喜んでいたのだった。


「しかし、レールガンがアソコまで威力が有るとは以前の物とは格段に違うな」

「ですね、トーマス司令官の意見も聞きたいのですが?」

「俺の意見か!以前に見た物とは威力が段違いだな。総司令官は改造したから威力の確認御願いねって言われたが、二、三発でも当たれば巡洋艦なら大破だな。
戦艦でも当たれば・・・・・・」

「敵軍を発見した時は射程外からの砲撃で十分に損害を与える事が出来ますな」

「本当だな、総司令官も凄いものを作ったな」

「それはな、我が軍の損害を多くの兵士が死ぬのが嫌なんだ。
以前に前の司令官達と俺達今の各司令官達と飲んだ時に言っておられた。
『何故多くの兵士が年間に何十万、百万人以上の兵士が戦死しなければならないのだ。俺は全員を生かして連れて帰る事は出来ないだろう、だが!多くの兵士を一人でも多く連れて帰るしその為に幾つかの構想もある。
後数年で完成するだろう、アレが完成すれば戦闘の幅が広がり、戦術が変わる筈だから待っててくれ』と言われたんだよ。
それが無人艦・切り離しが出来る装甲・レールガンだ。

全員が話に静かに聞いていた、今迄聞いた事も無い話だったのだ。如何に兵士の事を考えているかが分かる逸話だった、この後に兵士の間ではこの話が広がっていくのだった。

結果!ロルフの総司令官としての絶大な人気と忠誠心を得たのであった。

その中で!リッテンハイム侯爵派閥は孤立化して行った、物凄い勢いでだ。






新無憂宮(ノイエ・サンスーシー)




「寂しいのぅ~、ロルフのケーキが食べたいが我儘過ぎるな儂も」

「それでも寂しいですわね陛下」

「ケーキに関してはもう直ぐ!ロルフ様の味に近い物をお届け出来るかと」

「ん!それは楽しみだな、してパウルよ、何処からケーキ職人を連れてきたのだ?」

「いいえ、あのケーキは職人には作れないとの結果が出ました。それで素人に職人が作り方を教えて自分で作らせ似たケーキを作る者を見つけたのです」

「なんとそんな事をしていたのですか?
時間が掛かったでしょう」

「時間は掛かりましたが、面白い結果でした。
先入観が問題だったのですね、ロルフ様には先入観は時に危険だと聞いていましたが、今回は職人にとしか考えていなかったので勉強になりました」

「なるほど、面白い発想だったなコレはでケーキを作るのはどんな職業の人間になったのじゃ?」

「驚かないで下さい。装甲擲弾兵の者です」

「「・・・・・・ん?」」
してやったりとした顔でパウルは

「陛下とシュザンナ姉様どうですか!驚きましたか?」

「ウム、そんな顔をしたパウルの顔に一番驚いたぞ。悪戯が成功した顔をしおって」
陛下は嬉しそうに言っておられる。
ロルフが居なくなってからはパウルと会い外の話や貴族に対しての策略を楽しそうに・・・

「本当にパウルは最近漸く私達に本当の姿を見せてくれていますね。嬉しく思いますよ」

「はっ、有難うございます」

「それにしてお装甲擲弾兵が作るのか楽しみが増えたの」


パウルはシュザンナから強制的に姉様と呼ばされていたのだったとか。

陛下も悪乗りして勅命を・・・・・





帝国暦479年12月


オーディン



軍に財務省に帝国政府全体が帝国全域が忙しく動いていた。
帰還兵の迎え入れで、一部スパイの拘束尋問で例外はあった・・・・




要塞プラネート(惑星)


「暇だね~」

「そうですな、何とか要塞の人員も迷う事も無くなったので(笑)」

「本当だな、俺も一人で歩いていたら最初は迷ったしな」

「「「「「マッタクだ」」」」」

「細部まで行先表示を付けたので最終的には良い思い出になりますな」

「暇なのはイゼルローン方面軍だけですがね」

「そうだな、三長官の連絡が此処二週間に一度も無いからな。
本当に忙しいのだろう」

「特に国務尚書に財務・内務・司法・民政・工部の各省には毎日の地獄のデスクワークで数百人単位で倒れていると愚痴のメールが来ました」

「病院は大繁盛だっただろうな、総合病院を幾つか建てておいたので我が家も利益が出ているそうだ」

「流石ですね、先読みが凄いです」

「考えれば分かる事だよ、先に30万人の捕虜交換でも一部では入院していた者がいたと聞いていたのでね」

「それにDNAの簡易キッドでスパイの発見とは驚きました」

「それはね、色々と考えていたからね。同盟の捕虜には帝国軍からは逆に本人を誘い、二重スパイにしたからね他にはスパイを送り込んでいないからさ」

「なるほど、それなら問題も発生しないですな」

「確かに、で規模は?」

「本当の数はオレも知らんが万には届かないだろうが?」

「それはもしかして!オーベルシュタインが?」

「正解!裏で色々やってたよ。面白いとか言ってたな」

「想像出来ますな光景が・・・・」

全員が納得したとばがりに頷いていた。
ロルフの悪戯には必ず!オーベルシュタインが影で動いている事全員が知っているし、一門や仲間が嫌がらせを受けると必ず報復を三倍返しで行っていたのだ。
全員がその仕返しの鮮やかさに拍手喝采を挙げていた。


ロルフの知識は前世のラノベや二次小説等も有るので、権限もあるから手が付けれない状況になっているが!
結果は・・・・・・・





 
 

 
後書き
お待たせしました。

休みがとれました。

今月は殆ど休みが無かったので、家族サービスを終えたら毎週投稿を目指します。 
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