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テンプレでもいいじゃない!~転生・遊戯王GX

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ターン2:入学試験は激痛を添えて!



あれ以来、炎城さんとはソコソコ親しくなり息子さんとも会わせてくれた。
スピード・キング☆スカル・フレイムを見せたら凄く喜んでくれたとだけは伝えとくわ・・


あとネフティスは精霊っぽいな、現在は家の外を悠々と飛んでおります・・・
実体化は止めたけどな、家の中でやられたら大火事確定じゃねぇか。
ネフティスは(´・ω・`)みたいな顔してたけどな!


筆記の方は特に問題なし、社会人が高校入試で苦戦してたらアカンやろ・・・
ただマイナーモンスターのテキスト記載云々は苦戦したし、特に最後の・・


『青眼の白龍の特徴を簡潔に述べよ!尚、この問いに答える事が出来ぬ者は即刻不合格とし
 我がブルーアイズの餌食としてくれるわ、うわーッはははは!!』


横暴すぎるよ!!コレ出したの絶対社長だろ!?
あの人の場合『通常モンスター』でも侮辱に該当しそうだし?
とりま『綺麗なドラゴン』とか当たり障りの無さそうな事書いといたけどさぁ・・・


・・・んで今は実技試験の会場に向かってるトコなんだが・・


(すこぶる調子が悪い件・・・)


主に頭痛、吐き気に腹や腰の痛み・・・序にやたらと関節が痛い・・・・
変だな?昨日は何とも無かったのに・・・


「ようこそデュエルアカデミア実施試験会場に・・・って大丈夫なの貴女!!?」


受付のオネーサンが何か騒いでるが知らん、此処まで来たらやってやるよチクショー・・


「そんな状態で試験なんて無茶よ! 誰かこの子を医務室に!?」

「俺も手伝います!」


近くに居た人達にアッサリと捕まり、連行されてしまった・・。
そういや・・・元の世界でも入試や面接の日に限って体調崩してたな、俺・・・


・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・


「・・・それにしても試験の日に『女の子の日』が重なるなんて・・
 貴女も運が無いわね・・・。」


体調不良の原因がソレかよ、女って毎回あんな痛み経験してんのか?
・・・面倒な身体になったモンだ。


「失礼します、先程ここに女の子を運んだ者ですが・・・」


扉からノックの音が聞こえて入って来たのは・・・
あ~、成績も性格も良いのに何か悲惨な扱い受けてた人だわ・・・
医務室の先生は『あっ、そうそう この人だわ!貴女を運んで来てくれた人!』
とか言ってるが大丈夫・・俺はチャンと覚えておくから・・・


「大分、顔色が良くなったみたいで何よりだ。試験の事なら既に先生に伝えてある
 体調が戻り次第、始めて下さるそうだ。」

「・・・お気遣い有難う御座います。その・・色々と、ご迷惑をお掛けしました。」

「何、気にする事は無いさ。君の受験番号だと・・・まだもう少しあるな。
 始まるまでの間、ゆっくり休んでてくれ」


『それじゃ、お互いに頑張ろうな!』と言い残して出ていく三沢君・・・
さっさと試験を終わらせて帰るつもりだったけど・・・うん、せめて応援しよう。
応援して『お疲れ様』言うまでは残っとくか・・・


・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・


「受験番号11番、斎藤瑞樹です。先程は多大な御迷惑をお掛けした事
 深くお詫び申し上げます。」

「体調不良の件については事務員と受験生から聞いているので問題はないぞ。
 但し、これからは成るべく事前に連絡を入れるよう心掛けてくれ・・・
 ところで実技試験の方は始めても大丈夫かね?」

「はい、皆様のお蔭で大分良くなりました。一度くらいならば問題ありません」

「分かった。では早速、実技試験を始める!デュエルの勝敗が試験を左右する事は無い
 ので、普段通りの実力を見せて欲しい。いくぞ!!」



「「デュエル!!」」



 瑞樹:LP4000
試験管:LP4000



「・・・あ」

「む?」


ドローしたカードを見て目が点になったんだけど・・・おっかし~な・・
今回使うのはネフティス繋がりの炎王だった筈、何で趣味全開のデッキになってんだ
コレ使ったら大問題というか、引かれるというか・・・


「・・・済まない、どうやらデッキを間違えたようだ。」


アンタもかよ、いや良いんだよ? やり直してくれても・・・


「受験生相手に私のデッキを使うのは気が引けるが・・始まってしまった物は仕方ない。
 このままデュエルを続行する!!」


手加減してくれてもいいのよ!!? 臨機応変に行こうよ先生!!


「先攻は受験生に譲る形式となっている、さぁドローしたまえ!」

「・・・分かりました、では有難く先攻は頂きます。ドロー!」


ドローしたカードは・・・うん、呼ぶしか無さそうだ。言い訳考えとかないとなぁ・・


「私はチョコ・マジシャン・ガールを攻撃表示で召喚!」


俺のフィールドに出て来たのは露出度の高めな服装に身を包んだ女の子。
黒ストにガーターってだけでもポイント高いのに顔もスタイルも素晴らしい・・・
当然、会場(主に野郎共だが)の空気は盛り上がる。おいチョコ・・
お前もウィンク決めるな。男子の鼻の下がえらい事になってるぞ


「チョコ・マジシャン・ガールの効果発動! 1ターンに1度、手札の魔法使い族を
 捨てる事でデッキからカードを1枚ドロー出来ます。」


チョコが目を閉じて魔法の詠唱を始めると・・・その・・絶対領域がフワッとなって
男子の目が釘付けだ・・・女子から発生する負のオーラが怖ぇぇ・・・・
試験管の先生も顔逸らしてるし・・・


「カードを2枚伏せて、ターンエンド。」


瑞樹) 手札:3枚
     場:チョコ・マジシャン・ガール


「・・・ゴホンッ!私のターン、ドロー! 私は魔法カード、竜の霊廟を発動!
 デッキから通常モンスター、トライホーン・ドラゴンを墓地へ送り、更にもう1枚
 エクリプス・ワイバーンを墓地へ送る!!」


・・・次元帝の次はカオスドラゴンかよ。やたらと強豪ばかり当たるなオイ・・
こういう時に限ってサモンリミッター来ないんだよなぁ・・・


「墓地へ送られたエクリプス・ワイバーンの効果により、デッキからレッドアイズ・
 ダークネスメタルドラゴンをゲームから除外する!」


一方で観客席の連中は頭の上に『?』マークが浮かんでる・・・
何となく言いたい事は予想できるけど、流石に先生に野次飛ばすのは出来なかったか?


「・・・その様子だと、モンスターを墓地へ送る事の有用性は理解しているようだね?」

「はい・・私自身、よく使いますので・・・」

「そうか、ならば特別講義の必要は無いな!私は墓地へ送ったエクリプス・ワイバーンを
 除外し暗黒竜コラプサーペントを特殊召喚する!」


出て来たのは蛇に羽が生えた黒いドラゴン・・・もう嫌な予感しかしない・・。


「コラプサーペントを除外して、現れろ!レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン!!」


コラプが黒い爆炎に包まれ最強クラスのドラゴン族が現れるけど・・・
やっぱレダメは格好いいなぁ・・永い事、真紅眼の名前を守ったのは間違いなくコイツだよね


「まだだ!魔法カード、天使の施しを発動!!デッキからカードを3枚ドローして
 2枚捨てる(大嵐は引けなかったか・・やむを得まい)これにより、私の墓地に存在するのは
 闇属性アックス・ドラゴニュート、ダーク・ホルス・ドラゴン、トライホーン・ドラゴンの
 3体!私の墓地に存在する闇属性モンスターが3体の時、このカードは手札より特殊召喚
 する事が出来る!現れろ、ダーク・アームド・ドラゴン!!」


レダメに続いてボチヤミサンタイまで出て来た件・・・
実力見る前にワンショットキルする気満々じゃねーか・・・


「そしてレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンの効果により、墓地へ送った
 ダーク・ホルス・ドラゴンが復活!!」


ダムドに続いて出て来たのは闇に堕ちたホルス・・・
会場からは『最上級モンスターがこんな簡単に!』だの『終わったなアイツ・・』だの
『俺のチョコちゃんがああああ!!』だの・・・って最後ちょっと待て、お前のじゃねぇよ。


「(・・しまった、やり過ぎたか?!しかし成績上位の女生徒だし、ブルーは問題無いか)
 バトル!私はダーク・アームド・ドラゴンでチョコ・マジシャン・ガールを攻撃!!」


ズンズンと地響き立てながらじっくり1歩ずつ歩み寄って来るダムド・・・
おいコラ顔が嗤ってるぞ、指をバキバキ鳴らすな。チョコの顔が引き攣ってるじゃねーか・・


「リバースカードオープン!永続罠、デモンズ・チェーン。ダーク・アームド・ドラゴンの
 攻撃と効果を封じます!」


ダムドの足元に魔法陣が展開し、闇を纏った鎖がダムドの体を抑えつける・・・
何かダムドが暴れる度に鎖がビシビシいってて今にもブッ壊れそうなんだけど・・・


―グルルルル・・・グォアアアアア!!


俺を睨むな。お前の図体で睨まれると怖ぇーんだよ・・・。
『悔しいでしょうねぇww』なんてダムドに言ったら消し飛ばされる気がする・・・


「ダーク・アームド・ドラゴンの効果を把握していたか!だが私の攻撃は終わっていない!
 ダーク・ホルス・ドラゴンで再びチョコ・マジシャン・ガールに攻撃!!」


ダムドの後ろに控えていたホルスが轟咆を上げながら飛び立つ。
闇に堕ちても最上級故のプレッシャーは健在ってか・・?


「なら私はチョコ・マジシャン・ガールの、第2の効果発動!」

「何っ! 2つの効果を持つカードだったか!?」


再び詠唱を始めるチョコに会場からは『頑張れー!』『負けるなチョコたん!!』
てな感じに男子からの声援・・最も絶対領域をガン見しながらだが・・・


「1ターンに1度、このカードが攻撃対象になった時、私の墓地に存在する魔法使い族
 を特殊召喚し攻撃対象を移し替える事が出来ます!現れろ、アップル・マジシャン・ガール!」


チョコが俺の墓地に向かって魔法陣を展開すると中から・・・またきわどいミニスカ魔法少女が
出て来る。序に夢のメロンが揺れたせいで鼻血を出しながら応援してるヤツが続出・・・


「更にこの効果を使った時、相手モンスターの攻撃力は半分となる!」

「ダーク・ホルス・ドラゴンがっ!!」


ダーク・ホルス・ドラゴン:攻撃力3000→1500


チョコのアクアブラスト(っぽい魔法)がホルスを直撃して攻撃力が減少する。
だがホルスはお構いなしにアップルを狙って来る『テメェなんざ1500あれば十分だ!』
とでも言いたげに黒炎をブッ放すが・・・


「アップル・マジシャン・ガールも攻撃対象になった時に効果が発動します!
 相手モンスターの攻撃力を半減させ、手札よりレベル5以下の魔法使い族1体を特殊召喚
 する事が出来ます。現れろレベル2、レモン・マジシャン・ガール!」


アップルに続くのはやっぱり体のラインが良く分かる黄色い子・・
チョコが自分のソレと比較しているように見えるのは気のせいだろうか・・・
そしてチョコが気にしている間にアップルが魔法で出したリンゴをホルスに投げ付けた・・・


ダーク・ホルス・ドラゴン:攻撃力1500→750


「もしや・・そのモンス・・・いや、そのカードも・・・」


流石に試験管も女の子にモンスターと言うのは気が引けたか・・・
まぁ気持ちは分かるけどさ・・・


「・・・はい、レモン・マジシャン・ガールも攻撃対象になった時、攻撃力を半減させ
 手札より魔法使い族を効果を無効にして特殊召喚出来ます。・・そして之が最後です
 現れろ、ブラック・マジシャン!!」

「ブラック・マジシャンだとっ!?」


レモンがホルスの頭上にデッカいレモンを出現させて落下・・・レモンは、弾けた・・


ダーク・ホルス・ドラゴン:攻撃力750→375


一方のホルスは・・完全にキレてる・・・。散々振り回された挙句、自慢の攻撃力を
下げられたら・・・・・まぁ、怒るわな・・・ガチで済まん・・。


「ブラック・マジシャンで、ダーク・ホルス・ドラゴンを迎撃!ブラック・マジック!!」


散々な目に遭っても途中で終わるのは最上級故のプライドが許さないのか
ホルスの全力の爆炎がブラック・マジシャンの魔法と激突・・・
当然ホルスは迎撃されライフは削られたが・・・試験管が吹っ飛ばされる事は無かった。


試験管:LP4000→1875


「・・・まさかブラック・マジシャンを所有しているとは思わなかったが・・
 1ターンに1度なら、もはやマジシャン・ガールの効果は使えまい!!
 レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンよ!レモン・マジシャン・ガールを攻撃しろ!」


最後は攻撃力では劣っていても、全てのドラゴン族を支え続けるレッドアイズ・・・
コイツまですっかり殺る気満々だよ・・・対するレモンは涙目で絶賛ガクブルなう・・・
おい止めろ、お前が震える度に夢のメロンがポヨポヨ揺れて男子全員が内股じゃねぇか・・・
序盤は嫌味ったらしい万丈目君まで顔真っ赤にして逸らしてるぞ・・
そして女子とチョコのオーラが怖ぇぇええええ!!サッサと終わらせねぇと!!


「速攻魔法、ディメンション・マジック発動! ブラック・マジシャンを生贄に・・・
 現れろ!ブラック・マジシャン・ガール!!」



「「「「ブラマジガールきたああああああああああああああああ!!!!!!」」」」



決闘者の初恋が遂に降臨し、会場は最高潮・・・精霊は宿ってないけどね。
うん、こうでもしないとレダメ突破出来ないし、しゃーないと言えばしゃーない・・・


「そしてディメンション・マジックの追加効果により、レッドアイズ・ダークネスメタル
 ドラゴンを破壊!!」


てっきりドデカい箱が出て来てレッドアイズを破壊するのかと思ったけど
ガールズ達が防御魔法の結界?みたいなモンを展開してレダメの黒炎を防ぎ切った・・
・・・消滅するその瞬間まで、レダメは攻撃してたな・・。


「ホルスどころかレッドアイズまでやられるとはっ!!」


これで試験管のフィールドに残ったのは攻撃と効果を封じられたダムドのみ・・・
素で挑む訳もいかねぇし、どうすっかな・・・


「(除去カードも蘇生カードも無いまま終えるのは愚策か・・)私はカードを2枚伏せ
 魔法カード、天よりの宝札を発動!お互いに手札が6枚になるようカードをドロー!
 よしっ、魔法カード死者蘇生!レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを復活させ
 更にダークネスメタルドラゴンの効果によりホルスが復活!!」


・・・折角倒したのにまた出て来やがった。
まぁ俺も引かせて貰ったし、文句は言わないけどさ・・・


「・・君の実力は良く分かった。筆記は勿論、体調が優れぬ状況で尚その実力ならば
 オベリスクブルーでも十分やっていけるだろう!よって、私も全力で応えよう!!
 速攻魔法サイクロン!君のデモンズ・チェーンを破壊!!」

「・・・え゛!!?」


サイクロンが破壊する前にダムドが鎖を引き千切り、再び凶悪な笑顔を向ける・・。
慌てて手札を確認して最初に目に映ったのはサモンリミッター・・・来るの遅すぎるわ!!


「ダーク・アームド・ドラゴンの効果発動!墓地に存在する闇属性モンスター1体を除外
 する事でフィールドに存在するカード1枚を破壊する!!行けっ、ダーク・アームド!
 ブラック・マジシャン・ガール、チョコ・マジシャン・ガール、アップル・マジシャン・
 ガールを破壊しろっ!!」


掌の上に闇の球体を展開させるダムド・・・ガールズ達は其々の体を抱き合いながら
『もう終わりだ、おしまいだぁ・・』みたいな感じで号泣・・・お前等感情豊かだな・・


「なら私はダーク・アームド・ドラゴンの効果に対してエフェクト・ヴェーラーの効果発動!」

「なにっ!?もうリバースカードは全て使った筈だ!!」


墓地から出て来た天使族っぽい魔法使いがダムドの周りを飛び回り・・・
ホッペにチュッ♪として消えた・・ダムドは『?』とした顔で辺りをキョロキョロ・・・
何かレダメとホルスが揃って溜め息付いたのは見なかった事にしよう。


「相手のメインフェイズに、手札に存在するこのカードを墓地へ捨てる事により
 選択した効果モンスターの効果をエンドフェイズまで無効にする事が出来ます。」

「・・・手札から発動するモンスター効果か」


こんな説明をしている間にガールズ達はホッと胸を撫で下ろし、其々の持ち場に戻ってく・・
・・・けどさ、ヤバいと思ったら揃って俺の後ろに隠れるの止めてくんない?
下手したらダイレクトアタック確定じゃねぇか・・色んなモンが・・・
とりまブラック・マジシャンには・・・後でコイツ等シゴいてくれとでも頼むか?
ガールズ達が一斉にビクッ!!となったけど気のせいでいいよな。


「1度のみならず2度も止められるとはな・・・私はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ!」



 瑞樹:手札)5枚
    場 )チョコ、アップル、レモン、ブラック・マジシャン・ガール
    伏せ)無し

試験官:手札)3枚
    場 )ダムド、レダメ、ダークホルス
    伏せ)3枚


「・・・私のターン、ドロー!・・私は手札より魔法カード、大嵐を発動!
 フィールドに存在する全ての魔法・罠カードを破壊!!」

「簡単にはやらせんぞっ!!カウンター罠、魔宮の賄賂を発動!大嵐の効果を無効にし
 君はデッキからカードを1枚ドロー出来る!」


・・・まっ、そう上手い事いかんよね。残りの手札でやれる事と言えば・・


「私はベリー・マジシャン・ガールを、攻撃表示で召喚!!」


今度は羽のついた妖精みたいな女の子、これなら女子の人達も寛容レべルらしく
『きゃー!かわいい♪』なんて黄色い声援を送っている。


「ベリー・マジシャン・ガールの効果発動、このカードが召喚に成功した時
 デッキから『マジシャン・ガール』と名の付いたカードを手札に加える事が出来ます
 私は、2体目のベリーを手札に加えます!」


ベリーの体が光ると手札に2体目のベリーが加わる・・・実はコイツ等も精霊だったり?
いや考えすぎか・・・精霊だったら俺が ン熱血指導ゥ してやるトコだ。


「そして魔法カード、ミニマム・ガッツを発動!私の場に存在するベリーを生贄に捧げ
 ダーク・アームド・ドラゴンの攻撃力をエンドフェイズまでゼロにします!」

「なにっ! ダーク・アームドの攻撃力がっ!!?」


ベリーの身体が光に変わりダムドに直☆撃!!
とりまコレで勝ち筋は見えた臭いな・・・


「バトル!ブラック・マジシャン・ガールで、ダーク・アームド・ドラゴンに攻撃!」


一番良いトコは任せたぞ、お気楽ガール・・・
宙に飛び上がり、魔法を唱えるブラマジガールだが・・


「詰めが甘いぞっ!!リバースカードオープン! 聖なるバリア―ミラーフォース!
 君のフィールドに存在する、全ての攻撃表示のカードを破壊する!!」

「速攻魔法、禁じられた聖槍! ブラック・マジシャン・ガールは800ポイントダウン
 する代わりに このターン、このカード以外の魔法・罠カードの効果を受け付けない!」


ブラック・マジシャン・ガール:攻撃力2300→1500


「・・・ッ! だが其れで守れるのはブラック・マジシャン・ガールのみ!!
 次の私のターンで・・」

「いいえ・・・ミニマム・ガッツ第2の効果、選択されたモンスターが破壊され墓地へ
 送られた時、破壊されたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与えます!」

「なんだとっ!?」

「攻撃力が1500もあれば十分です、ブラック・マジシャン・ガールで攻撃!!
 ブr「「「「ブラック・バーニング!!!!」」」」・・・台詞取られたぁ・・。」


お気楽ガールもノリノリでダムドに爆炎を叩き込むし・・・
他のガールズ達とハイタッチしてるトコ悪いが・・『次は殺す』なんて言葉が聞こえた
のは気のせいだよな? 頼むから言ってくれ・・・・誰でも良いから・・


 瑞樹:LP4000
試験管:LP   0


「・・・・見事だ。」


レダメとホルスは自ら出現させたであろう黒炎の中に消え、ガールズ達も観客の声援に
応えながら消えると試験管の人が歩み寄って来た・・。


「試験の結果は期待してくれて構わない。・・・自分のカードを信じる事など当たり前
 その上で如何にカードを守り、共に戦っていく事が決闘者の役目、という事かな?
 とにかく・・良いデュエルだったぞ。受験番号11番、斎藤瑞樹君!!」


試験管には握手を求められ、会場の盛り上がりはヒートアップを超えている。
そりゃBMG達に会えたのは嬉しいだろうけどさ・・・この中心に俺がいるのは場違い感が・・


「私の方こそ・・有難う御座いました。」


こういう時はサッサと頭を下げて戻って行くに限るな・・・。


・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・


「お疲れ様、良いデュエルを見せて貰ったよ。」


試験の後、三沢君を見つけたら開口一番に飛んできた。やっぱり見られてたのね
出来れば炎王でやりたかったが・・・


「運が良かっただけですよ?」

「謙遜する必要は無いぞ?ちゃんとカードの動きを把握しているからこそのプレイングだ」


会って間もないのに、すっかり三沢君とは打ち解けてしまった。
三沢君のデュエルも無事終わり、終わった後も お互いのデッキについて語り合っていたら


「あ~~~~っ!!あの子ッス!!やっと見つけたッスよおおおおお!!!!」


凄い勢いで突進してきた奇抜な髪型した水色の子・・・
あっ、激突しそうなんで一応避けておくね? 壁にめり込んだけど・・・


「あっ、あっ・・・・あああああああ貴方ッスよね??ブラック・マジシャン・ガール
 を使ってた人わあああああああ!!!」

「えっ、えっと・・一先ず落ち着いて? じゃないと言いたい事も伝わらないしね?ね?」


確かこの子もメインキャラだったよなぁ?え・・・っと・・主人公の腰巾着だった子?


「・・・落ち着いた途端、凄い失礼な事を思われた気がするッス。」


何故分かる・・・其処まで顔に出した覚えは無いが・・・・


「考え過ぎよ。それより、私に用事が「ああああああ!!!そっ、そうだったッス~~!!」
 ・・・は~い、もっかい落ち着こうか・・」


結局、三沢君と二人で落ち着かせる羽目になった・・・。こちとら体調不良だってのに・・
しまいにはクラゲ頭・・もとい遊戯十代君も加わり、丸藤翔君の暴走を止める事になった・・・


 
 

 
後書き
その頃のネフティス達

ネフティス:(若いなぁ・・)
タイラント:(何だあの騒がしいヤツ・・)
ダイダロス:(・・・ん?試験終わったの??)
ラグナロク:(寝れねぇ・・・) 
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