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シナリオA MerryChristmas

作者:ponde-ma-lion
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再会

【階段】

「Pスキあり、ハッ」ブンッ
P「ガッ!?」ガンッ
P「」バタ


凛「もう、このぐらい避けられないの?相変わらずトロいんだから」
P「」
凛「企画のプロデューサーにもなかなか立候補してくれないし」
凛「他の奴に決まったらどうしようかって心配したんだから」
P「」
凛「そういえばPまだレベルが1なんだって?」
P「」
凛「アイドルの私でさえレベル2だよ?せめてレベル3は欲しいかな…」
P「」
凛「かわいい凛さんのためならレベル3ぐらい楽勝だよね?」
P「」
凛「ねえ何か言ってよ」
P「」
凛「早く起きないとシタ入れてキスするよ」
P「凛、いきなり人を殴っちゃだめだと思うんだしかも角材で」ダラッ
P「う、頭痛がする、は…吐き気もだ…」ガクガクッ
凛「大袈裟だよ清良さんでも呼ぼうか?」
P「あの人ことあるごとに座薬入れてこようとするからいいや」ダラダラ

凛「とにかくレベル3。わかった?レベル3だから」
凛「それまでは絶対私に近づかないで。じゃあよろしく」タッタッタ
P「……………」

タッタッタ

凛「もしいつまで経っても上がらなかったら…わかってるよね?」
P「ウス」
凛「P!志願してくれてア・リ・ガ・ト」
P「ウス」

凛「杏先に行ってるよ」

杏「疲れたから運んでくんない?」
P「まず俺が担架で運ばれるべきだと思うんだ」
杏「たとえどんなことがあってもアイドルに尽くすのがPの仕事でしょ?」
P「その前に俺の血液が底を突きそうなんだけど、なんだか目の前が暗いや」
杏「清良さん呼ぶ?」
P「そのネタ数分前にやったよいいから救急車を呼べ!間に合わなくなっても知らんぞ!」

杏「はぁ、しょうがないなぁ……」ppp
杏「あ、もしもし?なんかPが瀕死になってて血が止まらないんだって」
杏「はいはい。んじゃ待ってるから」pi

杏「すぐ来るって」
P「誰が?」
杏「清良さん」
P「俺救急車呼んでって言ったよね?」
杏「そしたら杏が説明したり応急処置しなきゃいけないじゃん」
P「言ってくれればやったよ?応急処置も説明も意識が保つ限り」
杏「でももう呼んじゃったし」
P「杏、俺の最後のお願いだトレさんを呼んでくれ」
杏「えー」
P「飴でもなんでも買ってやるから本当お願いします……」
杏「本当に最後だからね?」
P「ありがとう…本当にありがとう…」

マストレ「P殿無事か」

P「俺トレさん呼んでって言ったよね?」
杏「まだ誰も呼んでないけど」
マストレ「予言にP殿が危機だと出たのでな、助けに来たぞ」
P「ならとりあえず止血を」
マストレ「ほら特製スタドリだ」
P「マストレさん何度も言いますがそれはソーマじゃないんです」
マストレ「うちの家系はこれ一つでどんな怪我も病気も治してきたぞ」
P「それはマストレさん一家の自然治癒力の高さです」
マストレ「予言にもこれで大丈夫と出ている」
P「仕事も容姿も完璧なのに中身これだもんなぁ」
マストレ「なんだ口説いてるのか?」
P「いえ世の中ははままならないなって」
マストレ「何?!ママにならないかだと!?良いだろうお前をパパに」
杏「とりあえず人来たからいいよね。んじゃまたねー」
P「じょ、冗談じゃ」

清良「大丈夫ですかPさん」
マストレ「む」

P「終わりか………これで……これで」

清良「……」スッ
P「」

清良「出血は多いですが傷は大したことありませんね」
清良「一応消毒して包帯を巻いておきます」
P「ごめんなさい清良さん貴女が一番まともだった」
清良「Pさん?まさか打ち所が……」
P「いえ何でもないんです」
清良「私が誰か分かりますか?」
P「うちのアイドルの…」
清良「Pさんは私の薬が無いと生きてイケない体で」
P「記憶の改ざんはやめて下さい」
清良「夜な夜な私に座薬を入れてくれとせがんできて……」
P「嘘だッ!!」
清良「味の確認はしないんですか?」
P「手に負えない」


マストレ「嘘は良くないぞ!P殿に本当に必要なのはスタドリだ」
P「あながち間違いじゃないけど現実突きつけるのもやめて」
P「むしろ忘れて生きたかった」
マストレ「それならスタドリの原液を飲むといい。前世の記憶まで吹っ飛ぶぞ」
P「俺は普段から劇物を摂取してたんですか?」
マストレ「まあそうなるな」

P「……だました……」
P「今まで……ぼくを……」
P「ぼくを…………」
P「よく………もよくもぼくを………」チラッ

マストレ「本当に申し訳ない」



P「よくもぼくをォ!!だましたなァ!!」

P「よくもだましたアアアア!!だましてくれたなアアアアア!!」



ちひろ「うるせー!!」ドボッ
P「ごふぁっ!?」


ちひろ「何を騒いでるんですかPさん!他の方に迷惑でしょう」
P「諸悪の根源…!」

ちひろ「知ってますかPさん?毒は薬にもなるんですよ」
P「成分表に何も書いてない奴が言っていい台詞じゃねえ!」
ちひろ「はぁ……書いてありますよ、ちゃんと」
P「嘘だよッ!!!!」
P「俺はちゃんと隅々まで確認した…けどそんなの一文字も…!」
ちひろ「外箱に」
P「バラ売りしてんじゃねえよ!!」

マストレ「P殿、そろそろ仕事に行かなくていいのか?」
P「それを言うならマストレさんと清良さんもオフじゃないですよね?」
P「助けて貰っておいてなんですが何してんですか」

清良「愛美ちゃんが任せろって」
P「確か今回の仕事って現場監督女性……土下座で済むかなぁ」

マストレ「ルキトレにもそろそろ現場で経験を積ませようかと思ってな」
P「報酬減らすからな」
マストレ「それを決めるのはちひろ殿だ」
ちひろ「あ、今回の分はルキさんに払っておきました」
P「おい守銭奴この扱いの差はなんだ」
マストレ「私はそれで構わんぞ」
ちひろ「それじゃお仕置きがてらPさんの給料から天引きしときますね」
P「訴えるぞ」
pi「『くそっ、いつか殺すっ……』」pi「『おい守銭奴』」
ちひろ「証拠を持つ私と持たざる者Pさん…裁判官はどっちを信じるでしょうか、試してみます?」
P「ノー、マム」

ちひろ「Pさんからのポケットマネーって言ったらルキさん泣いて喜んでたんですけど」
ちひろ「それでも撤回するって言うなら良いですよ」
P「ノー!マム!!」
ちひろ「やったねPちゃん!フラグが増えるよ!」
P「寿命は減ったよ」

マストレ「P殿、手を出すのは構わんが……わかっているな?」
P「イエスマム」

清良「ダメですからね?」
P「イエスマムッ!!」

ちひろ「それじゃあPさん早くアイドルを集めてきてください」
ちひろ「少なくとも30人以上だそうです」
P「うちのアイドル全員集めても足りないんですけど」
ちひろ「所属してるアイドルは無しですからねIAありますし」
P「もぅマヂ無理……」  
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