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仮面ライダーゴースト  我等あり

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第六章

「その時この世界で何があろうとも私がいます」
「姉上が」
「この世界を守ります」
 アラン達が天空寺達をた空けているその間はというだ。
「安心してタケル殿達を助けに行きなさい」
「申し訳ありません、姉上」
「いえ、若しここで私を気遣い行かないと言ったなら」
 その場合の方がというのだ。
「私は咎めていました」
「そうでしたか」
「はい、そう言ってこそです」
 まさにというのだ。
「仮面ライダーです」
「アラン、何時でも行く用意はしておくことだ」
 深海は既に戦う顔になっていた、天空寺達を助けることを既に決めているのだ。
「何かあればだ」
「そうだな、私達で行こう」
「画材眼魔と音符眼魔も連れて行くべきだ」
 深海は彼等も連れて行くことを提案した。
「その時はな」
「そうだな、そしてカノンもだな」
「はい、行かせて下さい」
 カノンは真剣な顔でアランに応えた。
「私は戦うことは出来ませんが」
「それでもだな」
「やらせて頂きます」
 真剣な顔のままアランに言う。
「私が出来ることを」
「眼魔達との戦いの様にだな」
「そうさせて頂きます」
「その想い受けた」
 アランはカノンの真摯な顔に彼もまた真摯な顔で応えた、そのうえで深海にも顔御w向けて言った。
「ではタケル達に何かあればだ」
「駆け付けるか」
「そうしよう」
 こう言って天空寺達のことを眼魔の世界から見守ることにした、これから何が起ころうとも彼等の元に駆け付けることを決意して。
 特状課ではこの日は当初は平和だった、泊進之介もこの日は自分の机で暇そうに飴を舐めていた。
 そうしつつだ、彼は隣に立っていた詩島霧子に対してやはり暇そうに言った。
「眼魔ってのもいなくなって暇になったな」
「はい、ただ眼魔は何だったんでしょうか」
 霧子は眉を顰めさせて泊にこのことについて聞いた。
「警視は何だったと思いますか?」
「その警視ってまだ慣れないな」 
 泊は自分の今の階級について首を傾げさせた、そうしつつも飴は舐め続けている。
「俺ついこの前まで巡査だったのにな」
「仮面ライダーはそれだけ重要な立場だってことです」
「だからだよな」
「仮面ライダーは最低でも警部補ですぐに警部から警視にもなります」
「それで警視正にもだよな」
「すぐになります」
「やっぱり凄いな、警視正か」
「なれるとはとですか」
「思わなかったしこんなに早くなんてな」
 それこそ夢のまた夢だったというのだ、泊の思っていたところでは。
「本願寺さんと同じ階級だしな、今だって」
「本願寺さんは警視長になられましたよ」
「それも凄いな」
「そうですよね」
「まあ照井さんは二十歳で警視になったしな」
「あの人はまた特別ですよ」
「凄い功績を挙げてきたからな」
 だから僅か二十歳で警視にまでなったのだ。
「それで俺もか」
「仮面ライダーとしての功績、これからの勤務と責務もありますから 
「それでか」
「今は警視で警視正にもです」
「なるんだな」
「昔は機動刑事って人もいましたしね」
「ああ、あの人か」
 ジバンだ、泊も彼のことは聞いていた。それで言ったのか。
「あの人が前例か」
「そうです、まあ今は暇ですけれど」
「また眼魔みたいなのが出てきたら戦わないといけないな」
「今はバグスターなねんてのも出ていますし」
 それ故にというのだ、そうした話をしてだった。彼等は今は適当にくつろいでいたがその時にだった。
 その本願寺が軽い調子で部屋に入って来てだ、泊達にこう言った。 
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