| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ナニイロセカイ

作者:猫丸
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 目次
 

肌寒い秋の日の出来事_。

あれはいつのことだったかな_?





夏が終わり




秋が来た




少し肌寒い日のこと_




トントン。




誰かが階段を上がっています



トントン。



女の子が静かに一歩一歩ゆっくりと階段を上がっています



トント



到着。目の前に続く道は立入禁止と書かれた黄色いテープで塞がれています




彼女はテープを引きちぎって




キィ





ドアを開けて中へ入いります




ビュゥゥゥウウ




冷たい風が彼女の頬を撫で





世界を区切る壊れたフェンスの方へ





上を見上げれば 雲一つない青い世界




下を見下げれば 部活動中かな?



運動部員たちがグラウンドで走り回っている 茶色い世界




ポタ…。ポタ…。





晴天の空




彼女の心はどんより曇り空




ポタ…。ポタ…。




雨が彼女の頬を濡らしています






フェンスを乗り越えて世界の外側へ





世界の内側からは楽しそうな笑い声





ぽんっと誰かが背中を押します





ふわりと浮き上がった体は そのまま__




















地面のアスファルトに飛び散った赤い液体





救急車のサイレンの音






彼女は死んだのかな、とただ純粋にそう思った





肌寒い秋の日の出来事_。
 
< 前ページ 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧