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オズのジュリア=ジャム

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第七幕その五

「一切ね」
「じゃあ私とモジャボロさんと神宝達五人ね」
「そうなるね」
「とにかくね」
「寝たら元も子もないから」
 そうなってしまってはというのです。
「対策はしっかりしないとね」
「そうだよ」
「ただ、三人がいてくれるから」
 ジュリアはそのかかしと木樵、ジャックを見て言いました。
「有り難いわ」
「僕達は絶対に寝ることがないからだね」
「ええ、そうよ」
 その通りとです、ジュリアはジャックににこりと笑って答えました。
「私達はガードが必要だけれどね」
「僕達は違うからね」
「何があっても動けるから」
「だから任せてね」
「頼りにさせてもらうわ」
「是非共ね」
「そういえばオズの国でかかしさん達のそうしたことが凄く大きいですね」
 神宝はジュリアからマスクとゴーグルを受け取りつつ思いました。
「とても」
「そうでしょ、食べなくて寝なくて休まなくていいから」
「はい、何があっても」
「だからその分ね」
「皆を助けてくれてますね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「私達はかかしさん達にどれだけ助けてもらったかわからないわ」
「これまでの多くの出来事で」
「本当にね」
「今回もそうですね」
 ジョージはかかし達をじっと見ています。
「僕達に若し何かあっても」
「そうだね、かかしさん達がいてくれたらって思ったら」
 カルロスも彼等を見ています、本当に頼れるといった目で。
「心強いよね」
「今回もそうなのよね」 
 ナターシャもそうした目でかかし達を見ています。
「いつもだけれど」
「私達もどれだけかかしさん達に助けてもらってるかしら」
 最後に恵梨香が言いました。
「寝なくていい、休まなくていいってことに」
「いやいや、こうした身体の仕組みだから」
「別にそんなに凄くはないよ」
 かかしも木樵も自分達のそうした活躍や身体の仕組みに特に驕ることはありません、このことはジャックも同じです。
「それでやるべきことをしているだけだし」
「褒められることでもないよ」
「別にね」
「何でもないよ」
「そう言われるところがかえって凄いです」
 神宝はそのかかし達に言いました。
「本当に」
「おやおや、そうなのかい?」
「そう言ってくれるんだ」
「はい、そうです」
 こう返すのでした。
「今回のことといい」
「ううん、別にね」
「僕達はそう思わないけれどね」
「僕達が思っているということで、それじゃあ」
「うん、今からね」
「その眠り草のところに行こうね」
 こうしてです、皆で眠り草のところに向かいました。そして草が生えているその場所に向かいながらです。
 ジュリアは五人とモジャボロに笑顔で言いました。
「じゃあそろそろね」
「マスクとゴーグルをだね」
「付けましょう」
 モジャボロに答えました。 
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