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オズのジュリア=ジャム

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第七幕その一

                第七幕  眠り草の草原
 蜂蜜を楽しんだ一行は意気揚々とさらに東に向かいました、その人魚の国までです。
 その途中にです、ジャックがこんなことを言いました。
「目的の一つが達成出来てよかったね」
「うん、とてもね」
 ジャックの横にいるモジャボロがにこにことして応えました。
「よかったよ」
「そうだよね」
「さて、次はね」
「人魚の国だね」
 かかしと木樵は次に行く場所に思いを馳せています、黄色い煉瓦の道を歩きつつ左右の青い草原を見回しながら。
「あの国に行って真珠を見せてもらって」
「また楽しもうね」
「そうね、何か蜂蜜までも色々あったけれど」
 ジュリアは今回の冒険でこれまで起こったことを振り返って言いました。
「次は人魚の国ね」
「オズの国の人魚さん達ですが」
 ジョージがふとこんなことを言いました。
「食べるのはお魚や海藻ですよね」
「海にいるとそうなるよね」
 カルロスも言います。
「やっぱり」
「貝や海老もあるし」
 恵梨香はこうしたものもお話に出しました。
「烏賊や蛸、雲丹もね」
「海の幸が中心ね」
 ナターシャは考えるお顔になっています。
「海にいるから必然的に」
「じゃあ海鮮麺とか海老餃子とかそんな感じで」
 神宝は中華料理を思うのでした、自分のお国のそれを。
「豪勢な感じですね」
「お刺身もある?」
「フライや天麩羅も?」
「あとお鍋ね」
「姿焼きもありそうね」
 ジョージ、カルロス、恵梨香、ナターシャの順に言いました。
「お塩を利かして」
「お醤油あるかしら」
「新鮮な魚介類をそうして食べるのかな」
「海藻とかもね」
「そうよ、人魚の人達のお食事はシーフード主体よ」
 ジュリアも五人にその通りだとお話します。
「海藻サラダやお刺身にムニエル、フライやお鍋もあって」
「やっぱりそうですか」
「そうよ、もう海の幸が凄く美味しいの」
 ジュリアは神宝に笑顔でお話しました。
「勿論海鮮麺や海老餃子もあるわ」
「やっぱりそうですよね」
「炒飯もね」
 中華料理の基本中の基本と言われているこのメニューもというのです。
「しっかりとね」
「海鮮炒飯ですね」
「そうよ」
「それは楽しみですね」
「神宝は海の幸も好きよね」
「はい、大好きです」 
 実際にとです、神宝はジュリアに答えました。
「海の幸はどれも」
「そうよね」
「ただ、僕は広東生まれじゃなくて」
 中国の南の方です、香港もこちらにあります。
「天津ですから」
「確か中国の北の方よね」
「はい、そちらです」
「天津は海の幸はそんなになのね」
「海に面していますけれど」
 それでもというのです。
「広東や上海と比べますと」
「違うのね」
「やっぱり広東の方がずっと美味しいです」
「そうなのね」
「中国で海の幸はそちらです」
「広東のものが一番美味しいのね」
「そうなんです、ただオズの国の海の幸は何処も美味しいですから」
 目を輝かせてです、神宝は言いました。 
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