| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生と悩める画家

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八幕その七

「いいしね」
「そうそう、夏はそういうものだね」
「そういうのもまたいいわね」
「お素麺最高よ」
「どうしてあんなに美味しいのか」
「不思議なまでに美味しいわ」
「そうだね、しかし今日もね」
 先生は皆と楽しくお話しつつお外を見て言いました。
「お空は曇ってるね」
「そうだね、今日もね」
「暗くて厚い雲に覆われてるね」
「何か今にも雪が降りそう」
「そんな感じね」
「大丈夫かな」
 こうも言った先生でした。
「降らないかな」
「降ったら寒いしね」
「道が凍るし」
「そうなったら早いうちに帰った方がいいわね」
「やっぱり」
「その時は早く帰ろうね」
 実際にこう言った先生でした。
「雪が降ったらね」
「うん、そうだね」
「その方がいいわね」
「積もらないうちに早く帰って」
「それでお家で過ごしましょう」
「暖房もあるしね」
 先生のお家にもあります、ヒーターにコタツにとです。そして寝る時にはお布団に電気毛布を入れたりもします。
「それとお風呂もあるし」
「そうしたのであったまって」
「寒いのを乗り切ろうね」
「そうしようね」
「是非ね」
 まさにというのです。
「特にお風呂だね」
「先生お風呂大好きになったね」
「毎日じっくり入ってるね」
「イギリスにいた時はシャワーが多かったのに」
「すっかりお風呂派になったわね」
「これがまたいいんだよ」
 先生はお風呂についてもお話しました。
「あったまって身体の疲れも取れるからね」
「だからだね」
「先生も毎日入るんだね」
「そうしてるんだね」
「実際に」
「そうだよ、だから今日もね」
 お家に帰ったらというのです。
「お風呂にも入るよ」
「そしてあったまってだね」
「身体も奇麗にして」
「そして寝る」
「そうするんだね」
「そうだよ、その時も楽しみだよ」
 本当にというのです。
「じゃあね」
「うん、それじゃあね」
「雪が降ったら早く帰って」
「夜はお風呂」
「そちらも楽しむんだね」
「そうしようね、いや本当に日本は冬もいいよ」
 この季節もとです、先生の口調はしみじみとしたものになっています。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧