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fairyLOVEstory

作者:寒元毬藻
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天界と地界編
  第80章 結婚式

私たちの結婚式と再婚式。ついに、私たちは15年間の苦しみから逃れられたのだ。
「新婦様!お着替えは終わりましたか。」
「はい。大丈夫です。」
悪美はいよいよ式場に立つのだ。
「悪美。綺麗になったな」
「お父さんも再婚式でしょw」
「そうだな。よし。行こう。」
「うん。」
♪♪♪
「悪美~~」
真池琉が大声をあげた。
悪美は新郎の正一の元へ父親と行った。父親が席に着くと式が始まった。讃美歌を聞いたあと、誓いの言葉へと移った。
「アナタハアイヲチカイマスカ?」
「誓います。」
「アナタハアイヲチカイマスカ?」
「誓います。」
歓声が物凄くあがった。それから、指輪の交換。悪美も正一も相手の指にあった指輪を交換した。そして、ユニティーキャンドルへの点火。結婚式は盛り上がる。そして、誓いのキス。これに関してはもう、真池琉も心の中では笑ってしまった。そんな式が終わった。
そして、披露宴。こちらも大盛り上がり乾杯したり、ケーキに入刀したりした。

最後、父の挨拶の時。
「はい。悪美の父親の縁魔です。いやぁ、実は私も再婚をいたしまして。そのお相手が元妻の姫子でございます。」
「縁魔から紹介のあった悪美の母、姫子です。再婚をすることにしました。」
会場はもう、とんでもないくらいに盛り上がった。

そんな、楽しい時間は過ぎていった。悪美は最後、両親にこんな手紙を読み上げた。
「お父さん、お母さんへ。私は真池琉という姉と双子で生まれました。私と真池琉は自慢できるほど仲の良い双子だと思います。しかし、あるとき私達は離れ離れになってしまいました。長い年月をこえ、ようやく私達双子は再会できました。そして、色々なことを経験し、ようやくお父さんもお母さんも仲直りしてくれました。これは本当に嬉しかったです。これからもお父さん、お母さん仲良く私達のことを見守ってください。悪美より」
縁魔は泣き出してしまった。姫子は少しクスクス笑っていた。

式は無事に終わり帰るとき。
「お父さん!今日はありがとう!」
「いやぁ。可愛い娘のためならそれくらい安いもんさ。」
「もう。貴方ったら」
「なんだよ姫子w」
「じゃーね!悪美!お幸せに!」
「お姉ちゃんもいつかなるといいね!」
「うるせー!ww」
「悪美。家に帰ろうか。」
「そうね。正一君。じゃー。またいつか会おうねお父さん、お母さん。そして真池琉!」
「また会える日まで!」
こうして一日は終わったとさ。

おしまい。 
 

 
後書き
実はこのお話には続きがあります。続きの投稿はもう少し後にさせていただきます。 
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