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ポケットモンスター アクア

作者:港龍香
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人間の記録
  実験体

あ「・・・・なんで僕たちの中にフィアブイズの体があるとわかるんだ?」

ミ「まー 推測かな フィアブイズという存在はもうこの世のどこにもない でもなにか死体があるわけでもない・・・ならば いなくなった時に近くにいた人物にその体があるかもしれない・・・とまぁ推測したんだ」

ち「でも所詮は推測だね だってフィアブイズの体なんて入ってないし」

うまいねぇ・・・嘘をついてここを切り抜ける魂胆だね

ミ「あ そうなのかい? それじゃ足止めしてごめんね どうぞー」

とミハセはポッポを使って吹き飛ばしを使いまきびしをどかした

そしてさいが君たちが通り過ぎようとする

さ「・・・もし俺らがフィアブイズの体が入ってるとしたらどうしたんだ?」

ミ「ん? あぁ 復活させるんだよ フィアブイズを で僕のいうことを聞かせれば 世界は僕のものになる・・・」

な「・・・・・」

ミ「なんだい? なにか言いたそうな顔してるけど」

な「・・・・なんでもないです」

とさいが君達がいなくなったあと

ミ「フフッ・・・ハハッ!」

とミハセは一人で笑いだした

「どうしましたか?」

ミ「・・・・どうやらアタリのようだ あの4人に監視をつけろ 一分一秒目をそらすんじゃないよ 一番でっかいのとちっちゃいの勘がするどい・・・気取られるなよ」

「はっ!」

と部下は散っていった

ミ「さて・・・僕はあいつらを捕まえる方法を見つけるかな」

とミハセは一人森の奥へと消えていった

~その頃~

ち「感じわるーいやつだったね!」

さ「だな・・・」

な「・・・」

となみかさんは黙って歩いています

あ「・・・・なみか・・・?」

な「・・・私許せないよあの人・・・・フィアちゃんを道具にしようとしてる・・・フィアちゃんは道具なんかじゃない・・・普通のポケモンだもん・・・」

あ「・・・・そうだね 何にせよ 多分推測じゃなくて確定だってことで事は進んでると思う もしかしたら付けられてるかもしれない・・・なるべく一人の行動は避けたほうがいいね」

さ「それが妥当だな・・・最低でも二人での行動か それよりもブルクのところに行かないか? 今はまだバラバラに行動する場面でもないだろう?」

あ「そうだね・・・ブルクの報告が終わってからは そこで考えようか・・・それじゃ急いでブルクのところだね」

~時間短縮~

ブ「やあ なみかちゃん あゆむくん さいがくん ちひろ」

あ「ブロクのことだから知ってると思うけど・・・全部確認したよ」

ブ「うん ありがとう 姿確認するだけでよかったのにまさか全員捕まえるなんてね」

予想外すぎてびっくりしたよ

ち「はー・・・・これで開放されるのかー じゃ別荘に・・・」

ブ「行ってもいいけど 気をつけてね」

さ「・・・・もしかしてミハセとかいうやつにか?」

ブ「そうそう 君達の予想通り 気づいてるし見張りもいる 今はいないけど しかもミハセなにかしようとしてるから 気をつけてね」

あ「あー・・・やっぱり? それじゃちひろの別荘に集まろうかー そこなら迷惑かかるのちひろだからいやすいでしょ」

ち「壊れたら直すの私だからってー・・・いいけどさー」

な「いいんだ・・・ちーちゃんらしいけど」

そうだねー

あ「じゃ ブルク」

ブ「うんばいばーい」

~時間短縮~

と4人ともちひろの別荘についたみたいだね

そこまで何もなくてよかったよかった

まぁさすがにそんな早くに事を起こすこともないと思うけど

「ちひろ様 お帰りなさいませ お客様がお見えになってますよ」

ち「客・・・? 誰かな?」

と応接間の扉を開くとリンカさんとジョーカーさんがいた

リ「久しぶり4人とも」

さ「リンカさん!?」

あ「ジョーカーさんまで・・・」

ジ「来るつもりは無かったがどうしてもと言われてな」

ふむ・・・? 一体どんな用事・・・・あぁそいうこと

ち「元α団のお二人がなんでここに来てるの?」

リ「忠告というか・・・警告かしら・・・?」

ジ「α団の残党が集まってなにか企ててるらしくてな」

な「・・・・何か・・・ですか」

リ「まぁベータの野望を継いでポケモン殲滅なんでしょうけど それでフィアブイズをもう一回探すことになってるみたいなの」

ジ「今はもう居場所のわからないフィアブイズ 一番近くにいたお前らとベータが危険ってことだ ベータは牢屋 ということはお前たちの誰かがフィアブイズを持ってると考えているらしい」

ふーん というかなんでリンカさんもジョーカーさんもそんな詳しいんだい? もうα団辞めてるはずだよね?

さ「リンカさんもジョーカーさんもなんでそこまでわかっているんですか・・・」

さいがくん ナイスタイミング いや僕理由知ってるけどさ

リ「ファンレターでこんなこと考えてるのでまたα団入りませんかって来たのよ~」

ジ「文面は違うが俺も大体同じだ」

あ「あぁ・・・リンカさんとジョーカーさん団内でファンクラブ建つほど人気でしたもんね」

それをなんであゆむくんが知ってるかは追求しないけど 二人が知っているのはそんな理由

リ「中心にいるのはまさかあの科学者なんて思わなかったわ・・・」

ジ「何回か会ったことあるが 仲良くなれそうにはないな」

科学者・・・・ねぇ・・・・

あ「・・・・もしかしてその科学者ってミハセって名前ですか?」

リ「あら? 知り合い?」

ち「知り合いたくなかったけど知り合ったよ」

な「あのですね・・・」

~説明チュウ!~

リ「なるほどね・・・これは真実味を帯びてきたわね・・・」

ジ「だな・・・ということはミハセの目論見は・・・」

あ「言ってた通りのフィアブイズの復活・・・・ですね」

まったくもってそのとおりだよね 

まぁでも 不可能なんだけどね

ジ「ということはお前たちを実験体に使うつもりか」

リ「フィアブイズの体の一部を持ってるのは本当?」

さ「本当でしょうね・・・・そうじゃなきゃ俺 腕動かせないはずだから・・・」

あ「僕も歩けてないですね」

ち「私は死んでたー!」

な「私もですね・・・」

まぁちひろの場合は脳死状態だから 臓器とかは生きてるんだけどね

ジ「・・・なるほどな ならわざと団に入って情報収集するのもありか」

リ「そうねぇ・・・」

さ「なんでお二人ともそんな・・・」

ジ「お前たちには借りがあるんだよ だからこそ城の場所も教えたし 危険も試みない」

リ「私達が重ねた罪の精算だと思って 何かわかったら連絡するわね」

とちひろは立ち

ち「ありがとうございます ジョーカーさん リンカさん これ連絡先です 電話持ってるといったら私かさいが兄ちゃんしかいないので」

と紙をリンカさんとジョーカーさんに渡した

リ「それじゃ さいが 頑張ってね」

さ「はい」

と二人は帰っていった

あ「心強い味方が出来たね あんまり関わって欲しくないけど」

ち「そうだね・・・」

な「・・・・ねぇ みんな」

なみかさんは口を開き こう言った

な「もし・・・もしフィアちゃんが生き返ったとしたら・・・どうする?」

そこ言葉にみんな無言だったが・・・

ち「私はまずお礼かな! だってこうやって生きてるのもフィーちゃんのおかげでしょ? でもそのあとに怒るかなー多分!」

さ「『危険なことはしちゃダメ』・・・か?」

ち「うん!」

あ「まぁまぁ 最初は再会を喜ぼうよ まずはそこだろ?」

な「そう・・・だね・・・そうだよね!」

なんとも心が温かくなる会話かな・・・

まぁ もう一度 この現世でフィアブイズに会うことなんて

不可能・・・・なんだけどね・・・・

~END~ 
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